「七度(ななたび)生まれ変わろうと信用金庫に働くだろう・・・・。」
そう云ってしばらく絶句した私であった。
先日、役職員の皆様から送別の宴を催して頂いたステージの上で
退任の挨拶を求められた時のひとこま
信用金庫とは
暗い海の上を航行する船の安全を願う灯台に似ている。
周りに何もない海の上で、いつも行き交う船の安全だけを願っている。
そんな、ちっぽけな灯台だけれども・・・・
断じて無くては困る。そういう存在なのだと思う。
リスクのない社会なんてあり得ないのだが、
お客様が暗い海の上で迷わぬように
いつも小さな灯りをともしている日本独自の金融文化を担う機関
それが信用金庫なんである。
雨が降り続こうと、嵐が来ようと、台風に洗われようと
ここで、この場所で、けして逃げずに頑張って灯りをともしていく。
それが信用金庫なんである。
けして大きな光ではないが、それでも全国各地に約270の信用金庫がその土地土地を護っているのだ。
餌場がなくなると、どこかに撤退していったある地銀さんとは違う
彼らは餌場を求めて移動していく動物なのだが、
信用金庫はどんなに土地が痩せていようと、ここで根を張って頑張っていく植物なのだ。
それは、絶海の中に佇む灯台にも似ている。
信用金庫に働いて良かった。
信用金庫で良かった。
七度生まれ変わろうと私は信用金庫で働くだろうと思う所以である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます