金曜日は嬉野温泉に宿泊して業界の会合がありました。
意外と地元の人ゆえに泊まることは少ないのですが、華翠苑という観光ホテルはお湯も、料理もサービスも中々良かった。
中でも屋上にある空中露天風呂からの眺めは圧巻
ビジホ★泊まりが多い私のか細い経験では、
★★★といったところ・・・。
料金も割りとリーズナブルで、まさにオススメの宿なんである。
館内には梅の花が活けてあり、春遠からじの優雅な気分に
こんな細やかな気配りが、正しく日本の温泉旅館のいいところですよね。
明けて、土曜日の今日は、武雄嬉野カントリークラブで、親睦ゴルフコンペに参加、昨夜の深酒が祟り、スコアはメロメロのボロボロのヘロへロ。
疲れきって我が家に帰り着くと、今を見頃のシクラメンがお出迎えしてくれました。
何故か疲れたときに花を愛でると「ホッ!」とするんである。
たった花一輪で心が和むのだから、単純なもんである。
この花は、我が家に来て三年目の冬を迎えた鉢植えの美女
何とか今年も上機嫌にしてくれています。
夏に水をあまりやらないこと、甘やかさないこと、が秘訣でしょうか・・・・。
問題の体罰教育にも通じる要素があるような、ないような・・・・。
冬のバラもまた美しいものですが、友人の愛好家は花と会話することが大切だと気障なことを申しておりました。
水をやりながら、
「綺麗だね・・・・素晴らしいね。咲いてくれてありがとう。」
と語りかけるのだそうな・・・・。
私に、そんな歯の浮くようなことを云える筈も無く、ただ黙って笑いながら聞いていると・・・・
そうすると花も生き物だから、必ず波動が通じるのだと・・・・。
俄かには信じられないのだが、
そう云われればそんな気がしてくるのも、我が家のシクラメンを見ていて思い当たるフシがなくもない。
さて、梅の花がチラホラ咲きだした。
もう少しすれば桜も・・・・・。
「来年の春も、また桜が見れるだろうか・・・・。」
と云いつつ亡くなった友人の言葉が、毎年この時期になると不思議と思い出される。
老境に差し掛かると、春の尊さと、花の美しさが一際身に沁みてくるんである。
一心不乱にただ咲く花の真剣さと、切なさが胸をしめつけるのだが、人は明日は知れぬ身。
そんな意味で、「梅は咲いたか、桜はまだかいな・・・」という都都逸を聴いてみると、ちょっと違った風に聞こえてきたりする。
ものおもふことの多き、老境かな・・・である。
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