金曜日の夜は、武雄市のデイアジョンにビートルズを唄わせたら間違いなく日本一という、リッキーこと、廣田龍人さんがやってきてくれた。
63歳にしてまだ進化を続けている、筋金入りの現役バリバリのシンガーなのだ。
彼のスケジュールを見ると皆一様に驚くと思うのだが、一年中ほぼ毎日どこかの街で唄っている。
そして、今回で実に7回目の武雄なんである。
そもそも、リッキーさんとのご縁は、温泉deビートルズ音楽祭が契機となったから、2011年からということになる。
日本中をライブで回っておられ、佐世保や長崎はよく来られていたのであるが、武雄はいつも通り越しておられたとのこと。
初めはソロライブ、2回目と5回目はッシェルというバンドで訪れて頂いたのだ。
初回と3、4回目、6,7回目がソロということになる。
嬉しいことに、もう武雄とのご縁も本物となった。
この人のご縁で、広島のファブリックを始めとして多くのビートルズバンドが武雄を訪れてくれることになり、
またさらには、博多のミュージシャンにして凄腕の総合音楽プロデューサーの亀山みゆきさんとも出会うことになった。
この亀山さんという女性経営者は「シンフォ二ア」というホスピタリティミュージックを創りあげて提供される会社なのだ。
特に胎教音楽の第一人者として全国のレディスクリニックに多くのクライアントを持っておられ、身近なところでは福岡銀行、親和銀行のBGMを一手に引き受けておられるのだから、凄い会社なのだ。
その部門の全国的な功績を認められ、東京で表彰式に臨まれた際に武雄市図書館を設計されたお方とも親しくなられたとのこと。
そして今はアメリカ在住ではあるが、彼女の大親友のジャズミュージシャンは、私とも古くから親交があったりして・・・・
凄い女性にして、前向きで積極的で、しかも純粋な素晴らしいお方。
人のご縁の不思議さを思わずにはいられない。
そこに心があると、次から次ぎに人のご縁は連鎖して繋がっていくのだから、この歳になっても驚かされるばかりなんである。
そして武雄という田舎に住んでいても、ちゃんと人は繋がっていくことも不思議といえばこんなに不思議なことはないんである。
森信三先生の教え、「出会うべき人には必ず遇う、一瞬遅からず、一瞬早からず。」という言葉を思い出す。
この日はお客様の入りがイマイチで、せっかくのリッキーさんのライブだったのに・・・と残念無念ではあった。
たしかに街に音楽は溢れているのだと思うし、ライブも10年前からすれば頻繁に行われるようになってきた。
同じ羽根の鳥は同じ木に集まるという諺があるが、やはり5万人都市のキャパは小さいのだ。そしてその壁はいつも私達の前に立ち塞がる。
音楽イベントを手がけていて、いつもそこに泣かされる。
それでも福岡や佐賀から来て頂いたお方には有難く、簡単な打ち上げを私持ちでセットして感謝を捧げた。
私はリッキーさんのライブを主催した訳ではなかったのだが、色んなご縁の有難さを知っているので、そうしないではいられなかったのだ。
リッキーのライブは・・・・勿論とても素晴らしかったし、
私達のバンドThe AppleBeatsも前座をやらせていただき、
さらには、福岡からわざわざ駆けつけてくれた亀山さんや権藤さんのセッションもクオリティーが高くて、とても素晴らしかった。
いい音楽だったからこそ、お客様が少ないのは残念でならなかった。
どうすれば、集客できるのか・・・・もっと考えねばと思わされている。
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