日本で世界に例の無い小惑星への着陸・離陸のプロジェクトが進行していたのを御存知だろうか・・・・。
今日はこの動画を聞きながら本文をお読みください。
<!-- Blue Star -->
1985年から計画されたプロジェクトは小惑星に着陸してそこの地上から鉱物のサンプルを採取して地球に持ち帰るというもの。
1995年にMUSES-C(はやぶさ)計画と名づけられプロジェクトが正式にスタート。
2003年それまで二度の打ち上げ延期を経て鹿児島・内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケットによって打ち上げられる。
予算の関係で打ち上げロケットが小さく、全重量は500キログラムに抑えられたとのことで、軽量化の苦労は相当なものだったらしい。
当初は順調に地球軌道を回り、その後2年半ほどをかけて地球から往復60億キロも離れた僅か幅300m、長さ600mほどの本当に小さな小惑星イトカワに到着して着陸した。
イトカワとは日本の宇宙開発の元祖である、東大ロケット研究所の故糸川英夫教授の名前から付けられたもの。
サンプルの鉱物資源を採取して、帰還の途についた途端に、致命的な燃料漏れから音信不通となり、
宇宙空間を三ヶ月間彷徨い続けた後に、僅かな電気信号を見つけて捕捉、奇跡的な地上からの復元措置で満身創痍の状態で、現在地球に帰還する旅を続けているというのである。
イトカワとはこんな品の無いゴツゴツした姿をした星なんである。
画面中央上に映っているのはハヤブサの影である。
こんな蚕の繭みたいな星だけど、サンプルデータを持ち帰ることにより、太陽系や地球の誕生の秘密が解明されるというので世界中が注目しているというんである。
そしてハヤブサはあと三日でオーストラリアの砂漠に帰還するというんである。サンプルデータの入ったカプセルをパラシュートで降ろすと、自らは大気圏で燃え尽きてしまうというんである。
ちゃんとサンプルが採取できているかどうか。パラシュートがちゃんと開くかどうかは神のみぞ知る。だって当初の計画から帰還が3年も遅れているのだから、ハヤブサの体はズタズタの状態というんである。
三回の致命的なトラブルでもうダメだと云われながらも奇跡的な回復で持ちこたえてくれて、見事にミッションを果たすのに、
やっと故郷の地球に帰れるというのに、燃え尽きて命を絶ってしまうというんである。
明日香ちゃんという女の子からJAXAに手紙が届いたそうだ。
「ハヤブサさんお疲れ様でした。でも死んじゃうんだね。帰ってこないほうがいいよ・・・・。」
その子のお父さんから付記がなされていて、
「今この子はポロポロと泣きながらこの手紙を書いています。」
ハヤブサに搭載された日本の技術「イオンエンジン」
あと三日、7年にも及んだ長く孤独な旅からのハヤブサの帰還を静かに、おごそかに見守ろうではないか・・・。
<!-- 惑星探査機ハヤブサの旅 -->
はやぶさ無事にオーストラリアで見つかれば良いですね
そしてカプセルの中に「イトカワ」の塵でもいいから入っていれば
凄いです、日本JAXA
なんで----
落ちないと、地球を回ることはできません。跳び出してしまいます!
なんてね!
文系の人間にはわからんことばかりですが、惑星探査機「ハヤブサ」に心が宿っているように思えるのはどうしてなのでしょうね。