風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

さあ、国政選挙だ・・・・。

2012年11月16日 23時11分03秒 | 風竿日記

近い内に解散発言から100日目、とうとうその日が来た。

政府与党はもうボロボロの状態、党を逃げ出す輩が続出する始末。

これでは「もうノーサイドにしましょう。」と言った野田センセイ自身がノーサイドにしてなかった証拠であります。

今日現在の政治の混沌を評した面白い揶揄が・・・・

「自民コリゴリ、民主がっかり、三極わからず」

こんなにクソ景気が悪いのに、国会は開かず、政局ばかりを喧伝しやがって、補正予算も組めずに、復興予算は関係の無い地域に垂れ流ししやがるし、

一体政治家は何をやっているのだか・・・・。

流行の第三極も、野合を画策するばかりで・・・・・見えないことばかり。

「もう、いい加減にしてくれ」というのが国民の本音であることが判らんのだろうか・・・・。

 

まだ高校生の頃、佐世保市にエンタープライズの寄港反対の学生デモに参加したことがあった。

流行病といわれた学生運動に主体的に関わった苦い経験である。

放水車に蹴散らされ、ズブ濡れのドブ鼠になって、もうそれは散々だったのだが、その時は真剣に国を憂いていたのだ。

このままではいけない、覇権主義、帝国主義になってしまう。

第一、絶対に核を積んでいるに決まっているのだから・・・・・・。

そんなことで佐世保まで出かけていった、思えばまだ少年だった自分

でも、どうだ。今は国民の関心は政治から離れ、政治家だけが狭い永田町の中でいきがっているではないか・・・・。

それを上手くコントロールして、自分達の既得権益だけは絶対に死守しようと官僚が糸を引いているんである。

景気がどんなに悪かろうと、消費税だけは絶対に上げるに決まっている。

それでさらに景気が悪くなる。結果税収がまた落ちる。すると手取り賃金も下がり、可処分所得がさらに悪化するので、モノが売れなくなる。またぞろデフレが深みに嵌っていく。

なんのことはない。デフレスパイラルはまだ続くのである。

この国の政治家達は訳がわからん・・・・・。レオンがそう申しております。

 


父母の恩は・・・・

2012年11月16日 05時46分21秒 | 風竿日記

北朝鮮に横田めぐみさんが拉致された日に、日朝局長級交渉が再開された。

めぐみさんが拉致されて35年の月日が経っている「この日」にである。

モンゴルの首都ウランバートルで、15日から始められた。内容は非常に細部まで突っ込んだ議論が交わされているとのことで、期待を抱かせる。

同時にこの日、拉致された時のお父さんの日銀時代の赴任地であった新潟で、ご講演をなさっていたご夫妻のお姿がニュースで流された。

お父様の横田滋さんも誕生日を迎えられたばかりだとか・・・・。

今年80歳になられたのだそうな。

奥様の早紀江さんも76歳だそうで、最近は体調も良くないらしい・・・・。

それでもなお、めぐみさんの生存を信じて、何としてでも取り戻すのだ。この手で我が子を抱きしめるのだと、執念をも乗り越えた、深くて高い愛情を注いでおられるのである。

「父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し」という言葉があるが・・・・

老体に鞭打って全国を行脚されるお姿は、まさに父母の崇高な山にも海にも勝る温かい愛である。

生憎、私の母は8歳の時に他界して、父も28歳の時に黄泉の国へ逝ってしまった。

それでも、61歳になったいまですら、日常のなにくわぬ出来事や、風の音の中に父母の愛を感じることがある。

「ああ、どこかで護られている・・・。」と感じるのである。

将軍様、金正恩氏の体制になってからの北朝鮮は先軍政治体制は維持しつつも、何か違うものを感じさせるのは私だけだろうか・・・・。

彼は若い頃スイスに留学していたのだというが、彼の地で吸った自由の空気が、彼の人格形成の上で、大いに見聞を広めて、隣人愛という大きな素養を育んでいてくれていることを願わずにはいられない。

年老いた老夫婦が、めぐみちゃんをこの手で抱きしめるまでは、死んでも死に切れないという強い親愛を成就させてあげたいものだ。

彼の名前に含まれる恩という字が何かを示唆しているように期待している。

北朝鮮の平壌市の住民台帳に横田めぐみさんの北朝鮮名の記載が家族と共にあったことが確認されている。

少なくとも2004年までは生存していたこととなり、当時の北朝鮮当局が発表した死亡という事実は完全に否定されたことになる。

いかなる国家であろうとも、家族の愛を分断することは許されない。

老夫婦の執念が恩讐の彼方に、美しい実りをもたらすことを祈るばかりである。