風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

旅立つ秋

2012年11月18日 23時59分59秒 | 風竿日記

昨日、今日と「がばい武雄の物産まつり」のお手伝いを少しばかり・・・・。

会場となった市役所前のセントラルパークは紅葉の真っ盛りであった。

 

さて、いつの間にか木枯らしが吹き始めた。

ついこの前まで、「暑い暑い」と、ぶつぶつ云って暮らしていたのに、

いつしか枯葉が舞い散る季節になってしまった。

 

時は立ち止まらないものではあるが、こうして季節の移ろいを感じていると

人生そのものも「アッ!」という間であることを、なんとなく感じずにはおれないものだ。

特に飼い犬の病気や、自身の体の不調と対峙していると、

晩秋の寂しさは、また一入なんである。

 


 

荒井由美の名作であるこの歌が聴こえてくるのも、丁度この季節

なぜかこの歌、心に沁みる。

秋は毎年知らぬ間に訪れて、知らぬ間に去っていくのであるが、その意味では山々を焦がす紅葉も瞬間のものである。

去り逝くもの、散り往くもの・・・だから美しいのであろうか・・・・。

 

空の青さが、がどんどん高くなって、それが寂しいと唄ったのはジョン・レノンだったが、

彼にはオノヨーコがついていたので、日本人的な「侘び寂び」が理解できたのであろう。

生前、毎年軽井沢の別荘を訪れて、家族と、ひと夏の避暑を過ごしていたらしいのだが、そこで俳句も詠んでいたというのだから、かなりの日本通であったのだろう。

そのジョン・レノンが凶弾に倒れ、もう32年が経とうとしている。

彼は、軽井沢の秋を見てどう思ったのだろうか・・・・。

機会があれば、オノヨーコさんに訊ねてみたいものである。

そして今年もジョンの追悼ライブの日が近まってきた。

友人に招待状を出さねばなるまい。追悼ライブも今年で13回目。

これもこの季節の習わしになってきたようだ。

下の写真はジョンの軽井沢での貴重な写真・・・実に穏やかな顔をしている。

 

この世に滅せぬもののあろうか・・・。

どうせ一度は死ぬイノチ、散り逝く前に、綺麗な紅葉をみせたい。

いずれにしても、秋は木枯らしに吹かれながら旅立つもののようだ。