あたり一面深い霧に覆われた朝
おそらく視界10mもないいつもの通勤道路を
用心しながら車を走らせる。
とは云いつつ・・・・、
12月は多忙を極める中、過密日程を思い悩みながら
焦り気味にノロノロ運転を強いる
今朝のこの濃霧を、実は疎んじていたのだ。
ところが、ずい分と素敵なことに気がついた。
なんの変哲も無い田舎道なのだが、
今朝は何かが違う
妙に牧歌的で、妙に優しいんである。
乳白色に包まれたすべての景色が
まるで魔法にかけられたように
神秘的で、謎めいた女性の
ベールで顔を隠したかのような
そんな、とびきりの朝であったのだ。
そして私は、思わぬことに
峠を昇った橋のたもとで
ずっと昔、よくギターを弾いて唄った曲
今は亡き加藤和彦の
「魔法にかかった朝」を想い出したんである。
<!-- 加藤和彦 「魔法にかかった朝」 -->
今日はジョン・レノンの命日、30年も経つのですね。
12月11日のJohn Lennon's Night の練習の折に、バンドのみんなと何人かの仲間で、黙祷を捧げました。
そういえば加藤和彦もJohn Johnの愛称でしたね。
お二人のご冥福を音楽の神に祈ります。