風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

海を見ていた午後

2009年09月03日 23時59分49秒 | 風竿の音楽夜話

たいくつでけだるい午後、ただ黙って海をボーッと眺めていたいことがあります

許されるならば、眼下に広がる海をずっと眺めて暮らしたいものであります。

窓の下には海をご用意しました・・・というキャッチ&コピーもありましたね。

 

あなたを想い出す この店に来るたび

坂を登って今日も 一人来てしまった

山手のドルフィンは 静かなレストラン

晴れた午後には 遠く三浦岬も見える

ソーダ水の中を 貨物船が通る

小さな泡も 恋のように 消えていった

 

 

あのとき目の前で 思い切り泣けたら

今頃二人ここで 海を見ていたはず

窓に頬を寄せて カモメを追いかける

そんなあなたが今も見える テーブル越しに 

紙ナプキンには インクが滲むから

忘れないでって やっと書いた 遠いあの日

 

海を見ていた午後  荒井由美 

「海を見ていた午後」なぜかいい曲ですよね

若い頃に聴いた 心に染み入る曲です

おじさんになった今でも 時々ピアノを弾いて唄います


癌撲滅特区ムーブメントに点火

2009年09月03日 13時49分14秒 | 風竿日記

少し前の話だけれど、親友を癌でなくした。

いいヒトは早く死ぬというが、ホントいい奴だった。

今でも胸に風穴が開いたままなんである。

思えば、小1の時に母を亡くして以来、同僚を3人もやられ、2年前には姉を亡くし、弟のように思っている親友のTはツルッパゲで闘病中、今年に入って親友のKが天国に旅立ち、妻の妹も喉頭癌と現在闘っている。色々積年の恨みが鎌首をもたげた。

そん時「この野郎 ! 癌細胞 ! 絶対に許さんぞ。」って思ったね。

それで癌細胞をこの街から追い出すムーブメントを興すことにした。自分のことながら、実に正しく単純な男ではあるものだ。

色んな勉強もさせて頂いた。癌で苦しむ色んな皆さんのお話も聞いた。

すると、いかに回りに癌細胞がはびこっているのかと愕然となったのだ。

男の二人に一人は必ず癌に侵されると言う。女性を含めても三人に一人の割合なんである。高確率そのものなのに、国や地方自治体の対応は「通り一片」のものでしかなかったのがこれまでの実情なんである。

癌対策特別法の制定なんて、先進国の中で一番遅れていたのだからね。

今年の初盆まいり、友人の霊前にポツリと報告・・・・。

「Kよ、少し動き出したよ。市議会でも一般質問に採り上げられたし、それに何より市当局が理解を示してくれた。もう少しバイ・・・。俺は一人でもやるつもりだったけどな・・・。」

「役所は、市民総ぐるみの運動にしていこうと、素早い対応を約束してくれたよ・・・。そいけんねぇ絶対お前の死は無駄にはせんけんね。

 

そんな経緯があってなのか、私はこの少し私には場違いな会議の末席を汚しているんである。

実は「癌撲滅市民総決起大会実行委員会」に委員として出席しているのだ。

いつもは私なんぞでよかろうか・・・と思ってしまう控えめで謙虚()な私なのだが、今日は違う。想いがありすぎるので、他の委員の皆さんに伝えておきたい話や情報がゴマンと山ほどもあるんである。

気がつけば殆ど一人でしゃべっていた・・・。申し訳ありません。スミマセン。

でも言いたいことの「10分の1」くらいしか話してはいないんである。

「どうせムーブメントをやるんなら、日本一の住民検診率を誇る武雄市にしようではありませんかだいの大人がこんだけ集まっているのに・・・。」

なんて超生意気な発言までやらかしてしまったのだ・・・。(汗)

こうやって第一回目の会合は終わったのだが、まだ緒についたばかり、今からの動き方で癌細胞が震え上がるか、逆に嘲笑うかが問われるのである。

平成21年11月3日、武雄市文化会館大ホールでは癌細胞をこの街から追い出す大イベントが開催されることに決まった。

1200名収容の大ホールを立ち見がでる位の市民で覆い尽くし、憎っくき癌細胞を震え上がらせてやろうではないか・・・・。

そのムーブメントの火を、表紙のサルビアの赤い花の如く燃え上がらせよう。

「武雄市は癌撲滅特区を目指せばいい」って本気で思っている男よりのささやかなブログのお話でありました。