今年も信金マンの甲子園といわれる県内信用金庫野球大会が開催された。
今年で第53回大会というから、そのまま53年間も営々と続けられてきた歴史ある大会なんである。
かく申す私も42歳まで現役で頑張ってやった。投手も務めましたよ。いわゆる野球小僧だったのである。
佐賀県内には4つの信用金庫があり、とても仲良く頑張っているのであります。
4つの信用金庫の資金量は2880億円余り、貸出金1740億円と第二地銀を凌駕するボリュームで地域経済の旗振り役を自認しているのだ。
そんな信金の仲間達が、年に一度だけ真夏の日差しの中、夫々の信用金庫の名誉を賭けて野球の試合をするんである。
わが田舎信用金庫の名前も今年で最後の出場となり、有終の美を飾りたいと選手諸君は張り切っている。
来年は合併して晴れて「九州ひぜん信用金庫」として出場することになるからなのだ。 このプレートを見るのも今年が最後・・・・ちょっとさみしい。
各信用金庫の役員さん方は選手を温かく見守る。普段の厳しさはポケットの中にしまいこんで・・・・・。
ユーモア溢れる大会会長の挨拶で、大会の火蓋は切って落とされた。唐津信用金庫伊万里信用金庫は息詰まる大熱戦。
そして二試合目にわが田舎信用金庫が登場 佐賀信用金庫さんの胸を借りる。
勝っても負けてもいいから、いい試合をという理事長の期待を背中に受けて、わが精鋭たちも気合が入っているようだ。
なんか、今年はやってくれそうな予感
日よけ屋根つきのバックネット裏のスタンドで、涼しい応援をする軟弱な私たち10人ほどを残して、酷暑の一塁側ベンチのスタンドに陣取った応援軍団も、猛牛のごとく気合が入っている様子なんである。
田舎信金の若きエース杉原投手の力投もあって、一時期は2対1とリードした時には熱闘応援団も燃え上がったんであるが・・・。
とにかく暑い中での熱い応援・・・みんな必死に声を枯らす
今年で最後の名前だから、せめて一勝をさせてあげたいとの思いなのだ。
しかし野球の神様は残酷、悪夢の4回に逆転されてしまった。残念ながら今年も一回戦敗退・・・・。でも試合内容はとても遜色のないものだった。
試合が終わって、泣きながら唐津球場の土を袋に詰める選手達に応援団は優しく声を掛けていた。「よくやったよ・・・。」「見事だったよ」
今年の優勝は当番信金をつとめた唐津信用金庫さん・・・。地力が違う。
笛2本と太鼓での「唐津くんちの祭囃子」の応援が奏功したのであろう。
田舎信用金庫も、来年は優勝を目指して新しい仲間と頑張りましょうね。
さて、何度でも申しますが、県内の信用金庫は本当に仲良しなんであります。
助け合ってお互いを支えあっているのであります。
信金の原点である相互扶助の花を咲かせるためには、まず足元が仲良くなくてはなりませんからね。
仕事の上での各セクション毎の部会会議や合同キャンペーン、合同の研修など活発にコミュニケーションを深めて、信用金庫の機能性の発揮に磨きをかけているんである。親しみやすい金融機関として地域になくてはならない存在であるためにも、日夜頑張り続けねばならない。もちろん県内の地銀さんも頑張っていますよ。
でもヘヘヘッ 銀メダルより金メダルなんであります。