奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2863)

2024-08-09 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「学校行きたくない(榎本博明著・平凡社新書2024刊)」を読んだ。---------

榎本博明(えのもとひろあき1955生れ)氏は、東大(教育学部/教育心理学科)卒/東京都立大学大学院(心理学専攻)博士課程中退/心理学博士。カリフォルニア大学研究員/阪大助教授を経て/現在はMP人間科学研究所代表/産業能率大学講師。---------

この本「学校行きたくない」の目次は次の通り。“学校に行きたくない/行けない子どもたち(増え続ける不登校/そもそも不登校とは)”、“不登校にも様々な事情がある(不登校問題の時代的な流れ/学校に居場所が無い)”、“学校に行かないといけないのか(社会に出る前の準備期間を過ごす場/最低限必要な知識や社会性を身に付ける場)”、“自分の現状をどう捉えたら良いか(何故学校に行きたくないのだろうか/立ち止って考えるのは決して悪いことではない)”、“周囲はどのように対応すべきか(家族の戸惑い/初期の対応について)”-----------

この本「学校行きたくない」の内容紹介文は次の通り。文科省の調査(2022)では/不登校の児童生徒数は30万人と過去最高となった。何故これ程までに/不登校は増えてしまったのか。学校の魅力の低下/個性重視の風潮/文科省の不登校に対する立場の変化など。其処には様々な要因が絡み合っている。不登校の実態や背景にある心理メカニズムを探り/其の理解や支援のために何が必要かを考える。----------

榎本博明氏は、真摯に不登校問題を捉えて解明研究をなさって来たのだろうけれど/有効な策は見付かっていないようだ。不登校児の対象は/小中学校の9年間であり/義務教育の在り方にその原因があることは分かっている筈だ。未だに戦前の国民学校の精神が色濃く残っているのかも知れず/もう少し世界の国々を見渡してみては如何かと思った。

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