奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2509)

2023-07-07 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「ポテトチップスと日本人~人生に寄り添う国民食の誕生(稲田豊史著・朝日新書2023刊)」を読んだ。稲田豊史(いなだとよし1974生れ)氏は、横浜国立大学(経済学部)卒。1997映画配給会社入社/2008キネマ旬報へ異動/業界誌編集長を経て/2013独立。2019産業能率大学ゲスト講師。ライター/コラムニスト/編集者/漫画原作者。デビュー作は“セーラームーン世代の社会論(2015)”、代表作は“ぼくたちの離婚(2019)/映画を早送りで観る人たち(2022)”-----------

この本「ポテトチップスと日本人」の目次は次の通り。“ジャガイモを受け入れた戦後日本(日本食化するポテチ)”、“団塊ジュニアの胃袋を狙う(大衆化するポテチ)”、“欲望と消費と経済成長と(プラットフォーム化するポテチ)”、“下流社会が求めた貧者のパン(ジャンクフード化するポテチ)”、“経済低迷とダイバーシティ(国民食化するポテチ)”-----------

この本「ポテトチップスと日本人」の内容紹介文は次の通り。日本人は何故/こんなにもポテチが好きなのか。ジャガイモ復権の狼煙“のり塩”/洋食への憧れが育てた“コンソメパンチ”/団塊ジュニアを魅了した“ピザポテト”。ポテトチップスを軸に語る戦後食文化史/日本人論。----------

稲田豊史氏は、団塊ジュニア世代であり/受験競争の厳しい中/横国に進学されている。就職氷河期でもあったろうが/難なく希望の就職をなさったようだ。その後も/自分の夢を追い/著述業(出版知識人)に成りおおせてしまわれた。当時“カウチポテト(寝椅子/カウチで寛いでポットチップを齧りながら/テレビやビデオを観て過ごし/自分の中に閉じこもって精神的な安らぎを求めるライフスタイル)”の言葉が流行したことがあり、その唯中で育っておられるからこその/この本「ポテトチップスと日本人」の執筆に繋がったようだ。

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