北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「ＫＰＯＰ現代史～韓国大衆音楽の誕生からＢＴＳまで（山本浄邦著・ちくま新書2023刊）」を読んだ。山本浄邦（やまもとじょうほう1973生れ）氏は、1995韓国旅行でＫＰＯPに出会う。以降ＫＰＯPを追い続けている。佛教大学大学院（文学研究科/東洋史学専攻）博士後期課程修了/博士（文学）。2014韓国学中央研究院招聘研究員/高麗大学校（亜細亜問題研究所）招聘研究員/外務省専門調査員を経て、現在は立命館大学講師/佛教大学（総合研究所）研究員を務める。専門は韓国研究/朝鮮近現代史/日韓交流史。---------
この本「ＫＰＯＰ現代史」の目次は次の通り。“はじめに（ＫＰＯＰとは何か）”、“ＫＰＯＰ前史（韓国大衆音楽の誕生と発展）”、“戦後日韓関係と韓国ブーム（韓国と云えば演歌の時代）”、“ＫＰＯＰの誕生と越境（民主化/ネット社会/韓流）”、“ソーシャルメディア時代のＫＰＯPブーム（少女時代/ＫＡＲA/ＴＷＩCE/ＮｉｚｉＵ）”、“世界化するＫＰＯP（ＢＴＳ成功の秘密）”----------
この本「ＫＰＯＰ現代史」の内容紹介文は次の通り。今世界を席巻するＫＰＯPは/如何にして生れたのか。植民地支配下における韓国大衆音楽の誕生から/隣国日本との歴史的葛藤。韓国と云えば演歌の時代/社会に議論を巻き起こしたヒップホップ/民主化/経済危機/ＩＴ化。戦後最悪の日韓関係の中で花開いたＫＰＯPブーム/そして力強いメッセージ性とアイドル性を兼ね備えたＢＴＳの世界的成功まで/激動の100年の情勢を押さえつつ/今日に至るジャンルと国境を越えたダイナミックな発展を通史的に論じる。----------
山本浄邦氏は、臆することなく/韓国研究にのめり込み/現地に5年間身を置くなど/積極的な研究生活を送って来られた。この方面の正式なアカデミックポストを得る直前までになっておられる。幸運が舞い込むことを願うばかりだ。
