奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その894)

2019-02-04 08:15:00 | 奈良・不比等
北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「リベラルの毒に侵された日米の憂鬱(ケントギルバート著・PHP新書2018刊)」を読んだ。ケントギルバート(Kent Sidney Gilbert1952生れ)氏は、プリガムヤング大学卒で、同大学院を修了し、法学博士と弁護士資格を取得し、来日後は国際法律事務所に務めた。1983年からTV出演などメディアでも活躍してきた。-----
「リベラルの毒に侵された日米の憂鬱」は、日本でもアメリカでもリベラリストの活動が間違った方向に展開していて、社会がより良くならないと警告を発している。リベラリスト(自由主義者)の歴史的定義を説明して、日本でリベラルの言葉が間違って通用していることを指摘している。だから日本人は政党の活動を真に理解できていないとも云っている。安倍政権こそリベラルなのだと、ただし、政策はリベラルでも徳が無く、心情的には理解されていないことが問題なのであるとも云っている。ケントギルバート氏はアメリカの最上位の知識人の一人で、日本のことをとても良く知るアメリカ人なので、日本に嘗ての自信に満ちた立派な国を取り戻して欲しいと書いている。そして、アメリカのリベラルの轍を踏まないように注意せよと言うのである。-----
日本の野党の分析も大変分かり易くて、良い本になっていると思った。日本の戦後史の理解にも最適だろうと思った。
コメント
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