21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

インフレ率と労働力

2015年09月26日 10時34分28秒 | Weblog
物価(インフレ・デフレ)は、モノ・サービスの需要と供給のバランスで決まる。 それが基本。

外的な要因で、需要や供給が影響されるが、物価に直接的な影響は与えない。直接的な影響を与えるのは、あくまでも需要・供給のみ。

市場への資金供給は、需要(もしくは供給)に影響を与えるが、物価には影響を与えない。
供給された資金が消費に回れば、需要が押し上げられ、インフレになる。
供給された資金が投資に回れば、供給が押し上げられ、デフレになる。


労働力も同じである。
減少した労働時間が消費に回れば、需要を押し上げ、インフレになる。
減少した労働時間で生産性が向上すれば、供給が増加し、デフレになる。



物価に影響を与える直接的な要因は、モノ・サービスの需給バランスのみ。
それ以外の要因は、直接的な影響を与えない「外的要因」 そのため、需給バランスにどういった影響を与えているのかを正確に分析しなければならない。


労働市場は、物価に間接的に影響を与える(こともある。) しかし、労働市場の変化が物価に直接的影響を与えることはない。