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柳広司 『ダブル・ジョーカー』

2013年04月30日 | 読書

柳広司 『ダブル・ジョーカー』



結城中佐が作ったスパイ組織「D機関」。
前作の『ジョーカー・ゲーム』では、D機関が設立されて、スパイを養成する訓練等々が描かれていました。
短編で構成。

表題作の「ダブル・ジョーカー」が面白かった。
帝国日本陸軍には、秘密諜報機関であるD機関が存在するにも関わらず、
もう一つの諜報組織「風機関」が設立された。
エリートで構成された、風機関。
一つの組織に、二つの諜報機関は不必要ということで、組織の存続をかけた攻防が見られます。
痛快なお話でした。

後、「柩」は結城中佐の過去がほんの少し垣間見え、印象的。

結城中佐はほとんど登場しないのに、すごい存在感。
かっこいいです。


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2 コメント

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Unknown (けん)
2013-05-01 11:33:17
この本の頭脳戦的なとこが大好きです♪
俺も表題の最初のお話が一番面白かったです。
どっちが生き残るの~。
このお話だけで一冊にしてくれても良かったかも(笑
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けんさん (freedombear)
2013-05-01 18:37:37
確かに「ダブル・ジョーカー」だけで、
話をもっと膨らませて、長編でも面白いかも~
と思いました。
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