衛星放送で「鮮血の処女狩り」というホラー映画を見る。製作がハマー・プロダクションとなっていたので、それならば安心してみることができると思って見たわけだ。調べてみると1970年の作品で、劇場未公開だがDVDが発売されている。いかにも変な題名で、ホラー映画なのか、ポルノ映画なのか、両者を組み合わせたのがはっきりしない。それでも、昔からピーター・カッシングなどで「吸血鬼物」を得意としてきたハマー・プロだから、鮮血+処女=吸血鬼ではないかとあたりをつけたわけだ。吸血鬼はたいてい処女の血しか吸わない。処女の血でないと栄養にならないのか、まずいのか知らないが、ペッツペッツと吐き出してしまうことが多い。
ということで見始めたら、最初に大きな銅鑼をたたく男が出てきて、ランク・オーガニゼーションと出てきた。昔懐かしい初期のパウエル+プレスバーガーの作品はこれだったなあ、と思い出す。タイトルを原題で観たら「ドラキュラ伯爵夫人」ということで、やはり吸血鬼に関係していそうだ。
物語は伯爵が亡くなり、城を引き継いだ伯爵夫人が、偶然若い娘の血を浴びると、肌が若返ることに気づく。そこで若い男を口説こうと、若い娘を殺して、その血を全身に塗って若返るのだが、若返りの効果は数日しか持たないので、どんどんと若い生娘を殺しまくるという展開。途中で娼婦の娘の血を使うと効果がないことを学習して、生娘を選んで血を抜き取る。舞台は恐らくは東欧という設定らしく、若い男の服装はハンガリー風で、ジプシーの一団が出てくるが、このジプシー娘たちはベリー・ダンスを踊る。音楽はトルコ風の曲だが、踊りはいい加減で、ベリー・ダンスの基本であるアイソレーションが全くないが、そこらはご愛敬。
夏なので、恐怖映画を観たいが、最近の恐怖映画は残忍な場面が多くて、ちょっと見る気がしないので、ハマー・プロの作品ぐらいがちょうどよい。現在の感覚からするとなんでもないような場面だが、ちょっとしたヌード場面もサービスで出てくる。そして、囚われの姫を救い出すという、メロドラマ的な設定もあり、こうした映画は本当に楽しめる。
衛星放送もHDになってからは最近の映画ばかり放送しているが、少しは白黒作品やスタンダード・サイズの古い映画も発掘して放映してほしいものだ。
ということで見始めたら、最初に大きな銅鑼をたたく男が出てきて、ランク・オーガニゼーションと出てきた。昔懐かしい初期のパウエル+プレスバーガーの作品はこれだったなあ、と思い出す。タイトルを原題で観たら「ドラキュラ伯爵夫人」ということで、やはり吸血鬼に関係していそうだ。
物語は伯爵が亡くなり、城を引き継いだ伯爵夫人が、偶然若い娘の血を浴びると、肌が若返ることに気づく。そこで若い男を口説こうと、若い娘を殺して、その血を全身に塗って若返るのだが、若返りの効果は数日しか持たないので、どんどんと若い生娘を殺しまくるという展開。途中で娼婦の娘の血を使うと効果がないことを学習して、生娘を選んで血を抜き取る。舞台は恐らくは東欧という設定らしく、若い男の服装はハンガリー風で、ジプシーの一団が出てくるが、このジプシー娘たちはベリー・ダンスを踊る。音楽はトルコ風の曲だが、踊りはいい加減で、ベリー・ダンスの基本であるアイソレーションが全くないが、そこらはご愛敬。
夏なので、恐怖映画を観たいが、最近の恐怖映画は残忍な場面が多くて、ちょっと見る気がしないので、ハマー・プロの作品ぐらいがちょうどよい。現在の感覚からするとなんでもないような場面だが、ちょっとしたヌード場面もサービスで出てくる。そして、囚われの姫を救い出すという、メロドラマ的な設定もあり、こうした映画は本当に楽しめる。
衛星放送もHDになってからは最近の映画ばかり放送しているが、少しは白黒作品やスタンダード・サイズの古い映画も発掘して放映してほしいものだ。
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