御嶽山が展望できる道沿いに目立つ、ほわーんとした白い花の一群。
モクセイ科のアオダモの花である。切った枝を水に漬けると青く染まることから名が付いたそうで、県内各地の低山帯に見ることができるらしい。
アオダモといえばバットの原料として知られている。ただ、計画的な植林・伐採がなされなかったため、高品質の材の確保が困難になっており、2000年には行政、野球関係者、バット生産者が一体となって、「アオダモ資源育成の会」を発足させ、資源確保の取り組みを始めている。
話は変わるが、東京六大学で優勝した大学の新人投手が祝勝会で、「○○大学は一生勝ち続ける」とか、「4年間で黄金時代を築く」と絶叫したという記事を見た。
耳を疑ったが、もし本当なら、思いあがりも甚だしい。バットでコツンとしたいところだ。
少しくらい人気があり、リーグ戦優勝でもう鼻高々なのか‥‥
六大学野球は、一人の新人投手や彼の所属する大学のためにあるのではない。スポットライトは、加盟している大学やすべての選手に当たるのだ。
こんな考えでは彼の将来は危うく、ハンカチは涙を拭くだけのものになる。