楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


武士の一分

2006年12月10日 | 音楽・映画
 
 「一分」を辞書で引くと、「一身の面目。一人前の人間としての名誉。体面」とあります。

 8日朝NHK-TVの「生活ほっとモーニング」で、山田洋次監督がゲスト出演していた。「武士の一分」の撮影の様子やキャストなどの話をされる監督を拝見していて、急に映画を観たくなった。

 下級武士で毒見役三村新之丞(木村拓哉)とその妻の加世(壇れい)。その家に仕える中間徳平(笹野高史)。倹(つま)しい生活のなかにも、平和な時間が流れていたのだが‥‥、「武士の一分」を示さなければならないできごとが起きてしまった。

 夫婦の深い愛のすがたに最後まで感動、涙せずにはいられない映画でした。ピアノのハンカチをなぜ持っていなかったのだろう。

 三村家に仕える中間役を演じている笹野高史さんの渋い演技。いい味を出しています。

 あまりにも心打たれたので、パンフレットを買ってしまいました。1部800円でした。写真はパンフレットの24・25頁です。
 
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