フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

いいとも!

2008年08月03日 | テレビ
『笑っていいとも!』
8月1日(金)12:00-13:00 フジテレビ


◇テレフォンショッキング 12:09-12:21

タモリ「…まいりましょう。昨日の原口あきまさくんからのご紹介で、なんと12年ぶりですよ。有吉弘行くんです。どうぞー!」
有吉「お願いします!(と大声で登場) どうも、お願いします(お辞儀)」

 有吉弘行
 広島県出身、1994年に猿岩石としてデビュー。
 ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断する企画で大ブレイク、
 1997年「白い雲のように」がミリオンセラーとなる。
 解散後は、地元広島でのローカルタレントとして活動し、
 最近では「辛口タレント」としてテレビ番組で活躍中。

有吉「はあー、いやあ~、12年ぶりですか!?うれしいなあー!!戻ってきたって感じですねー!」

 左手にネームプレート、右手にDVD。
 白いジャケット、インに白い襟のオレンジのシャツ。
 ベルト、ジーンズ。

有吉「まぶしいですねー、このスタジオは。深夜番組しか出ないですからね」
タモリ「(笑)」
有吉「まぶしい。あー、うれしい。(プレート置く) ありがとうございます」
タモリ「いやいや、これ(DVD)何?」
有吉「あ、DVDを、僕みたいな者が出してるんですよ」
タモリ「出してんの?」
有吉「ええ。これ、『我々は有吉を訴える』というですね」
タモリ「ええ!?」
有吉「ちょっと訴えられてるDVDを」
タモリ「ほお」
有吉「ドキュメントっぽいやつなんですけど」
タモリ「(手に取り眺めて)ほうほう。あ、そう」
有吉「それと上島竜兵とですね」
タモリ「上島竜兵関係ないでしょ」
有吉「『ノーマニフェストフォー上島』という上島竜兵が選挙に挑戦するというドキュメンタリーの」
タモリ「(笑)ああそう…変わったDVD。上島がなに、選挙に出るの?」
有吉「はい。ある村の村長選挙に挑むという」
タモリ「DVDなの?」
有吉「はい」
タモリ「へぇー、これ(有吉のDVD)はモノマネなの?」
有吉「これは僕がヒッチハイクに12年ぶりに挑戦するという」
タモリ「実際に行ったの?」
有吉「ええ、東北横断ということで」
タモリ「ええー短いねー」
有吉「(笑)すごく短いですけど」

タモリ「どうぞどうぞ(椅子に)」
有吉「座っちゃいますか?座ると始まりますね」
タモリ「いやいやいや」

 「祝ご出演」の花紹介

 ・ニッポン放送 ラジオビバリー昼ズ

 ・(株)ガッツエンターテインメント
 (有吉「有限会社みたいな会社です」)

 ・笑軍様(有)マッコイ斎藤

 ・テレビ静岡 とびだせ!空想科学

 ・彦摩呂・劇団ひとり・柳原可奈子・土田晃之
 ・神奈月・松村邦洋・ダチョウ倶楽部
 (有吉「うちの事務所ばっかりです」)

 ・「祈ベストセラー」(株)太田出版
 (有吉「あと太田出版、9月に本が出るもんですから」)

有吉「すいませんね、なんか。ハズレですもんね今日」
タモリ「ハズレじゃない」
有吉「確実にハズレですもんね。ま、運がないんでしょうね」

タモリ「えー、(電報読む)『笑っていいともご出演おめでとうございます。先日はお疲れさまでした。また一緒にサーフィンしましょう』モリヤマさんウザワさんから」
有吉「あ、なんかチンピラのサーファーみたいな奴らです」

タモリ「原口くんからメッセージ。『タモリさんにあだ名をつけて下さい』 なんかいろいろあだ名つけてるらしいね」
有吉「品川に『おしゃべりクソ野郎』ってつけたりですね」
タモリ「でも確かに感じあるな、『おしゃべりクソ野郎』っていうのは」
有吉「そうやって(僕は)嫌われつつあるんですけど。タモリさんは…ちょっとあんまり悪意がないですからね。お昼…ま、『いいともクソ親父』みたいな」(笑)
タモリ「(笑)なんでもクソがつく」
有吉「いやあ」

タモリ「(客席に向かって)猿岩石って知ってますかね?」
客「知ってる」
有吉「じゃもうかなり年いってるんですよ」
客「(笑)」
有吉「若い子はもう知らないですからねー」

タモリ「いいとも出てたのは何年前だ?あれ」
有吉「ほんとにそれが12年前」
タモリ「12年前か、あれは」
有吉「1年間ぐらいレギュラーでやって」
タモリ「そうなんですよ」
有吉「1回もウケたことないんですよ、その1年の間に」
タモリ「ええ!?そんなことは…」
有吉「まあ、手を変え品を変えスタッフの人がね、手を貸してくれたんですけど、期待に応えられず」(笑)

タモリ「そうだっけ? でも最初に会ったのはミュージックステーションだよね?」
有吉「いや、あのね、いいともなんですよ」
タモリ「え!?」
有吉「電波少年が終わって、初めてほかの局に出たのが、いいとものこのテレフォンショッキングなんです」
タモリ「あ、そうなの。それからか、CD出したのは」
有吉「そうですそうです」
タモリ「はあ~。逆だと思ってた。そおお。へえ~」

有吉「これにまさか僕、出れると思わなかったですよ。去年僕給料ゼロになったんですよ」
客「ええー!!」(驚愕)
タモリ「おー、そおお」
有吉「もうこれはダメだと思って」
タモリ「ずいぶん長い間、はっきり訊くけど、何やってたんだ?」(笑)
有吉「そうなんです。8年間ぐらい仕事がなかったんですよ」
タモリ「ええー! その間どうしてたの?」
有吉「これがですね、ダチョウ倶楽部とか、うちの土田とか、劇団ひとりとか」
タモリ「お、土田」
有吉「売れっ子からお金をちょっとずつもらってですね、なんとか生活費に充てて、やってたんですよ」
タモリ「苦しかったねー」
有吉「だから人柄だけでやってきたようなものですね」(笑)
タモリ「へぇー。どのぐらいずつもらうの?」
有吉「酔っぱらってると結構くれるんですよね」
タモリ「(笑)じゃとにかく酒の席に行くってことだね」
有吉「行ってどんどん酒を勧めると、上島さん結構、気が大きくなっちゃって2万円ずつぐらいくれたりとか」
タモリ「お、そうなの」
有吉「そうすると全部貯金して、結構貯金が貯まっちゃったりして」(笑)

タモリ「劇団ひとりもくれるの?」
有吉「劇団ひとり、全く同期なんですよ」
客「へぇー」
有吉「同期なんですけど、あいつ売れっ子ですから、『金くれよ』って言ったら、『いいよ』って、『やるよ』って、5000円ずつぐらいくれるんです。(笑) ほんとに太田プロの同期のメンバーとか先輩…」
タモリ「でもよくそれで8年間も食いつないだねー」
有吉「いやもう恥も外聞もないんですよね」
タモリ「すごかったね」
有吉「ついに売れました」
タモリ「売れたねー」
有吉「ついに売れましたねー」

タモリ「変なモノマネやってんだよね」
有吉「いろいろと、ちょっと。哀川翔さんとか」
タモリ「なんだっけ?あれ」
有吉「哀川翔さんが」
タモリ「宴会だっけ?」
有吉「宴会とかですね、あとカブトムシが好きなんで、(哀川翔で)『あのー、カブトムシ知ってる?カブトムシとクワガタだったらね、全然カブトムシのほうがうまいからね、へへ』」
タモリ「(笑)」
客「(拍手)」
有吉「すいません、ありがとうございます。わあー、メジャーな感じ」

タモリ「以前モノマネなんかやんなかったんじゃない?」
有吉「全くやんないですけど、仕事がないから、何でもやろうと思いまして。それでたまたまね、コージー…」
タモリ「コージーでいいよ、コージーで」
有吉「それこそタモリさんが嫌いなコージー冨田さんが」
タモリ「いや、嫌いじゃないよ」(笑)
有吉「哀川翔さんに似てるっていうふうに…」
タモリ「言われたの?」
有吉「はい。それでやってみたら、たまたまハマっちゃったんですよね」
タモリ「へぇー。いや、猿岩石のころは全然モノマネやんなかったから」
有吉「全く芸がなかったんですよ!」
タモリ「そう言えばそうだな」
有吉「はい。何があるって言ったら何にもないんです」
タモリ「振り返ってみて、思い出せないもんね」

有吉「歌うたってたんですけど、それは相方がうたってただけなんですよね」
タモリ「ああそうだよね」
有吉「僕、ミュージックステーションで口パク1回やったことあって」
タモリ「そうか!」
有吉「はい。ちょっとハモリができないんで、口パクでやって」
タモリ「え、ほんと」
有吉「ちょっと白い目で見られて」

タモリ「へぇー、おー、そう。ほかモノマネ、それからやりだしたの?」
有吉「そっからですね、あと、じゃ何があるかって言ったら別にないんですけどね、渡哲也さんとか」
タモリ「渡哲也さん、むずかしいよ」
有吉「(渡哲也で)『マグロ、放送終了』」
客「(拍手)」
有吉「ありがとうございます。わあ~やっぱ噂に違わず、お客さん優しいんですね。いや、さすが」

タモリ「これから何かやっていこうと思ってるの?」
有吉「いや、これはやっぱり僕もうダメだと思うんですよ。ここが今日、頂点だと思うんですよ」
タモリ「いや、そんなことはないだろう」
有吉「やっぱりダチョウ倶楽部とかになんとか売れてもらって、寄生虫のように生きていきたいなとは思ってるんですけどね」
タモリ「これからも寄生虫生活は続けるの?」
有吉「続けていかないと、やっていけないと思うんですよ。タモリさんもひとつお願いします」

 CM

タモリ「会場に100人の女性がスイッチを持ってます。1人に該当するアンケートを出しますと、わたしの携帯ストラップ差し上げます」
有吉「はい、わかりました。じゃ、上島竜兵で、あの人、酔うとメチャクチャになるんで、上島竜兵にナンパされたことがあるという人」
客「えー」
タモリ「ナンパするの?」
有吉「結構ナンパするんですよ」
タモリ「えー、スイッチオン」

 100人中 0人

有吉「あー、ゼロですかー。あの人、熟女でブス好きなんでね、今日はやっぱり綺麗な人が多いということですね」
タモリ「上島竜兵がベロベロになって歩いているのを見たことがある、スイッチオン」

 100人中 2人

有吉「あー、2人いますか。中野周辺を歩いてますからね」(笑)
タモリ「残念でした、どうも。じゃ、お友だちを紹介して下さい」
有吉「はい、あっという間ですね」
客「えー!!」
有吉「えー、ほんとに!?(笑) ありがとうございます。はい、ちょっと芸人さん続いて、むさ苦しい感じが続いているんで」
タモリ「芸人ばっか続いてるね」
有吉「そうですね、僕が出たことでテレフォンショッキングの格が落ちちゃったんで」
タモリ「そんなことはないよ」
有吉「ちょっと女の子で」
タモリ「おっ、いいね、誰?」
有吉「夏川純ちゃんを」
タモリ「おー、夏川純ちゃん」
有吉「別に友だちってほど友だちじゃないんですけどね、仕事でたまたま一緒によくなるんですよ」

 テレフォンアナウンサー 平井理央

(夏川純ちゃんの画像を見て「かわいい」、平井アナを見て「きれいですね」と言う有吉さん)

平井「はい」(と電話を手渡す)
有吉「すいません。あ、もしもし?代わります」(と速攻、電話をタモリさんに手渡す)
夏川(声)「もしもし」
タモリ「(電話代わるの)早いね」
夏川(声)「早いですねー、有吉さん!」
有吉「お願いします」
夏川(声)「もしもし、ご無沙汰しております」
タモリ「こちらこそ。来週月曜日、いいともですけど、大丈夫ですか?」
夏川(声)「はい、もちろんよろしくお願いします」
タモリ「月曜日、来てくれるかな?」
夏川(声)「いいともー!」
タモリ「お待ちしてます。よろしくお願いします」
夏川(声)「ありがとうございました。失礼します」

タモリ「有吉弘行さんでした」
有吉「ありがとうございました」



◇というわけで

12年ぶりの登場の有吉さんです。すごいなあ、12年って。いいとも見るときは、なんとなく有吉さん出ないかなあと思っていて、前日のテレフォンショッキングが原口さんで、共演も多いかたなのでちょっと期待して見ていたら、本当に有吉さん紹介で、舞い上がりました。

12年前は、赤坂泰彦さん→猿岩石→渡嘉敷勝男さんだったと思います。タモリさんは「たこやき弁当」のことは覚えてないでしょうなあ。

今回の有吉さんは低姿勢で、猿岩石のときによく見られたキャラです。昔と違うのは、謙虚な中に、ちょいちょい辛口コメントが挟まるところです。「タモリさんが嫌いなコージー冨田さん」と、サラっと言い放つのが面白かったです。「人柄だけでやってきたようなものですね」も笑いました。ホント真面目そうに言うんですもん。DVDも自分のよりも上島さんのほうに力を入れて説明していたし、確かに人柄いいです。アンケートも上島さんのことですし。夏川さんに対しても、淡白な対応がじんわりと可笑しかったです。いい味です。

いい感じで年を重ねている思いました。基本的に昔と変わらないけど、いまのほうが幅があって、引き出しが増えていて、楽しいです。

あと、私の記憶違いかもしれませんが、口パクは「Mステ」じゃなくて、「ヘイヘイヘイ」で宙づりで登場して「ツキ」を歌ったときの1回のみじゃないかと思います。