先日、お客様との話の中での事。
親子でスキーを楽しんでいるのだが、
当日、
息子のストックが折れたとの事で、
目出度く新調となったと。
ストックも今はカーボンだと。
(この親子はレースに出場してるんでね)
しなりやたわみの影響を受けないのかと聞くと、
直線的に刺して、そのまま押し切る様な使い方なんで、
関係ないと。
成程。
道具の進化とはこういうものか。
更に話は進んだんだが、
ウェアの素材や脊椎パッド等、
進化の方向はバイクの物と近い。
バイク雑誌の特集でヘルメットが取り上げられていた。
今ので3年、そろそろ買い替えだ。
現在のメインはショウエイだ。
インナーバイザーがアライには無いんで、これにしてるんだが、
曇りに悩まされている。
それだけ気密性が高いんだろうが、
雨の日なんかシールドを開ける事が多い。
アライはシールドにブロゥシャッターが付いていて、
ピンロックシールドを付けなくても雲らない。
買い易い価格のラインナップをしている国内メーカーがある。
軽さにも定評がある。
これにしようか。
アライ、ショウエイの半額で済む。
サーキットを想定したスネル規格でもなくても良かろう。
調べてみた。
素材がプラスチックなのだ。
ABS樹脂みたいな。
成程軽かろう。
しかし、
万が一、転倒し路面に当たったとしよう。
プラスチックではたわんで、凹んでしまう。
結果、路面に食い込んでしまう。
グラスファイバーなら、
凹まずに、路面に対して滑っていく。
この方が衝撃を逃がしてくれるのだ。
特にアライの新しい帽体は、
この「逃がす」事に特化した設計だ。
よし、アライに戻そう。
オーバークオリティだろうが、
この道具にはきちんとした理屈がある。
安全を金で買えるなら、
それに越した事は無い。
道具と素材。
大事だな。