温泉に出掛けた。
つうても、
家から3km程だが。
道中、普通の村中を通るのだが、
少し見通しの良くない緩いカーブに、
バサマが立ってる。
まあ、道の真ん中とは謂えんが、
対向車が見えないし、
だからといって、
ギリギリを通過して、
突然動き出されても怖いし。
こちらと、
先日の事故で少し運転が怖くなっている。
そろ~りと、通過。
バサマは唯、家を見上げている。
自分の家では無かろう。
家の周囲に誰かが居た訳では無い。
唯、他人の家を、見上げている。
じっと。
いつもの温泉に。
仕事も始まっているだろうし、
空いてると思ったが、結構混んでた。
湯船に腰掛けて、
暫し待つ。
何を待つかというと、
今にも上がりそうな先客が居るのだ。
慣れた温泉なので、
当然自分お気に入りのスペースがある。
そこでゆっくりと浸からなければ、
温泉に来た気にならないのだ。
で、
そのフェイバリット・スペースのチョイ手前に、
さっきから身体を動かしてるオサンが居るのだ。
さあ、上がれ。
が、
中々、立ち上がらない。
やっと立ち上がった。
が、
立ったまま動かない。
どうやら、
壁に貼ってある温泉の効用を読んでいる様だ。
が、動かない。
4,5行で書かれた効用だ。
ゆっくり読んでも、十数秒でいいだろう。
が、
立ったまま、動かないのだ。
この間、
エライ長く感じる。
つうか、1分程だろうか。
オサン、湯冷めしちゃうぜ。
まあ、
私も我慢強いモンだ。
結局、そのスペースを占有出来た訳だし。
さ、
トットと帰ってビール飲も。
もう、ここんとこ、
明るいうちから飲むのに抵抗が無くなっている。
つうか、
明るいうちから飲むのが楽しくてならない。
もと来た道を往く。
交差点の信号待ち。
あのバサマが居る。
私の右側に、立っている。
今度は、遥か彼方を見つめている。
信号が変わった。
私は左折だ。
対向車が交差点を通過して、
こっちの方に来てしまう前に、
素早く左折をしてスペースを造ってやらねばならん。
恐らく、バサマ、動かないだろうから。
ミラーを見る。
バサマは立ったままだ。
夕暮れを背景に佇むその姿は、
まるで風景写真の情景の様だ。
佇む先に見つめるものは何なのか。
さて、
今日からお仕事の方も多いのでは。
私はもう少し猶予があるんで、
相変わらず、ダラダラしてます。
本なんか読んでます。
何年振りでしょうか。
慣れない活字を読んでますと、
すぐに眠くなります
たまに大脳を使わないと、
脳がツルんとしちゃいますしね。
初売りも一段落したでしょうから、
少し出歩いてきましょうか?
今日からお仕事の方も多いのでは。
私はもう少し猶予があるんで、
相変わらず、ダラダラしてます。
本なんか読んでます。
何年振りでしょうか。
慣れない活字を読んでますと、
すぐに眠くなります
たまに大脳を使わないと、
脳がツルんとしちゃいますしね。
初売りも一段落したでしょうから、
少し出歩いてきましょうか?