青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

失われ行くスポーツ施設!~東豊中・打ちっ放し

2023-06-22 | 昭和・懐かしい京阪神の風景

スポーツ人気の本当の所はどうなんだろう?僕が学生の頃は、テニスコートは何週間も前から予約しないと取れないし、それでも間に合わないのであちこちの河川敷にテニスコートがどんどん作られて行きました。勿論野球のグランドも朝から草野球チームが試合をしていました。しかし、今ではどこも空いているし、朽ち果てている施設もあります。

ゴルフ場のプレー代金は80~90年代より現在の方が安いし、メンバーしか回れなかったコースが今では誰でも回れるようになっているコースも多い。ゴルフ好きにはたまらない環境になっているのですが、コースに行く以前の問題、練習場所は激減しています。あちらこちらにあった打球場(打ちっぱなし)は、どんどん無くなっています。

若者がどんどん減り、そして現役世代が高齢化してスポーツが離れ、全体として競技人口が減少しているのは明らかで、その上でスポーツで汗を流す若者が激減している。見るスポーツとしてサッカーは人気があるし、格闘技も視聴率を取っているようですが、競技人口という裾野が減ることによって、スポーツ本来の人気は下がっているのではないでしょうか?

ここは大阪・豊中市のロマンチック街道(左右に横切る道路)の野畑小学校の校門辺りから、東・緑丘方面を撮った、昭和50年(1975年)の写真です。奥の坂道の左側は竹林になっていますが、現在は造成されて店舗やマンションになっています。

この坂道を千里中央に向かって上がっていくと、左側に東豊中のゴルフ練習場がありました。広い200ヤードの練習場で、僕が初めて行った練習場でした。今のようにカードを購入してボールを買う方式ではなく、フロントでコインを数枚もらって、そのコインで自販機からボールを得る。そして練習が終わった時に清算するという、今から考えると手間のかかる方式でした。

コインと一緒にもらう下敷きに付けられた紙には、入場料、コイン1枚の値段、ゴルフ税、そういうものが明記されていて、料金の内訳がリアルに分かり、「高いな~」と驚いたものでした。今よりも70~80年代当時の方が、料金は高かった気がします。

高い安いといろいろ言いながらも練習が出来たのは幸せで、今ではここもイオンタウン豊中緑丘となり、かつての面影は全く残っていません。この先ゴルフを練習する場所がどんどん減って、競技人口が減って、ゴルフコースが減って・・・日本ではゴルフは、プロレスのように消えて行く気がします。残念でなりません。

 



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