本年4月、僕が住む大阪でもamazonが、早朝4時から8時の配達の「ラッシュ便」をスタートさせていました。このブログでもそれを記事にしましたが、この配達でトラブルが発生していますので、お使いになる場合は注意が必要です。
何がトラブルか?ポスト投函が出来ない場合、朝4時過ぎであっても、配達業者が玄関のチャイムをしつこく鳴らすことがあるということ。想像して下さい。朝の5時前に何度も何度もチャイムを鳴らされ、家中全員が起こされてしまうシーンを。友人から「やられた」と聞いていましたが、僕もついにやられました。
amazonの説明によると、「集合住宅において投函出来ない場合は、品物は持ち帰り」というルールがあるそうですが、当然何度も足を運びたくない運送業者は、チャイムを鳴らして品物を手渡そうとする訳です。自分のお店を持っている訳でもない、品物1つ渡していくらの仕事をしている運送屋に、そんなことをしたらお客様に迷惑が掛かるとか、amazonの評判が落ちるなんて配慮はありません。だから早朝であろうが、一般の人には非常識でも、彼らは平気でamazonとの配達ルールを破ります。
そして、amazonのアカウントページを見ると、堂々と「ご注文商品を住人の方に直接手渡しました」と表示されます。手渡してどうするんだ!朝の5時前に!
なぜポスト投函せず、チャイムを鳴らしたのでしょう?それも1度や2度ではなく何度も。ポストは空でした。それは、品物が大きかったから。封筒が大きければ折ればいい。分厚いなら持ち帰ればいいのに、彼らはとにかく1回で配達したいから、そういうことをしてくれません。
僕は店頭で手に入れることが難しいDVD、CD、書籍くらいしか買いません。買い物は楽しんでするものなので、amazonが安いのは承知していますが、なるべく使わないようにしています。しかし、たまに使うとこういうトラブルです。
これ、一戸建ての人であれば置配ということで問題は無いのかも知れませんが、エントランスに勝手に立ち入ることが出来ないオートロックの集合住宅ではそれが出来ません。だからチャイムを鳴らす。更に注意が必要なのは購入する品物です。私のような人間だけを相手にしていないので、品物がポストに入らないような大きなものであっても、配達可能であれば「翌朝4:30 - 8:00の間にお届け」表示は購入時の画面に出ます。もしエントランスがオートロックの建物に住んでいたら・・・僕のように叩き起こされます。
僕は本であればページ数、DVDやCDであれば厚みを考えて、叩き起こされないように考えて注文していますが、配達する人は何を考えているのか分かりません。1つでも効率よく配達するために、彼らにとってベストである、「叩き起こしてでも配達完了する」を選ぶわけです。そもそもこれまでも「時間指定」しても、早めに到着したなら30分くらいなら平気で配達しようとし、留守の場合は不在通知を入れて行く。結果、指定した時間に受け取ることが出来なかったというのは、何度もありました。ヤマト便であればこういうことは起きないのですが、amazonが配達という、会社名も分からない業者を使って配達している場合は、いくらでもこういうことが起きています。
更に悪いのはこの苦情を受け付けるamazonのカスタマーセンターです。詳しくは書きませんが、最近流行りのカスハラ対策なのか、結構高圧的な態度でモノを言う男性がいます!どれだけ偉そうにクレームを付けるカスタマーが世の中にいるかは知りませんが、amazonに問題なのは、
①自分たちが起こしたトラブルに対して、お客に対して申し訳ないことをしたという気持ちが無いこと。
②そういう配達を行ったのは業者であって、我々は指導はしているという態度。自分の会社が行った行為であるという気持ちが無く、あくまで下請けがやったことという態度であること。
だから、「この度はご迷惑をお掛け致しまして、大変申し訳ございません。」という一言がありません。「500円分のクーポン」をお詫びにお受け取り下さいと言いながら、いつまで経っても反映しないので、5時間後、12時間後と2度もカスタマーセンターに電話をする羽目に。たった500円で、これほどの不愉快さを味わい、手間をかけては割が合いません。結果、クーポンはそれでも反映せず4度目に苦情に。「今、私が手配したので、今度は10分後には反映します」「これまでは数時間必要と言われたのに、10分で今度は大丈夫の根拠が分からない。また電話するのはもう嫌だ。」「そういわれても、前の担当者がなぜ反映させていないかは自分には分からない。今は自分がやったので大丈夫」と、敬語も使わずにまるでその筋の人のような不快な物の言い方です。正直、「俺だから大丈夫」というような人に賢い人はいません。毎回「宇宙一のサービス」と謳うamazonが馬鹿に見えて仕方がありません。
買い物は楽しいものです。このような、入手した品物までが嫌になってしまう買い物はしないようにしましょう。世の中は今や、通販全盛の時代に移行してしまいました。昔のような買い物の仕方をこれから望むのは無理と言うものかも知れません。だからと言って、楽しい買い物は続けたいもの。ハイブランド商品を専門店や百貨店で買うのは楽しいものですが、買い物はそれだけじゃない。子供の頃は飴玉1つ、プラモデル1つ買うのも楽しかったし、学生時代はレコード1枚買うのが楽しかった。お店の人は1つ買うたびに笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれたし、買い物で気分が悪くなることなんて、ただの1度もありませんでした。
今は汚れもの、傷ものでも平気でペラペラの包装で送り、値段安くしてるんだから文句を言わないでね、気に入らないなら返品してねと言わんばかり。値引き分は配達料金を叩いて、運送会社にしわ寄せが行く仕組みですので、amazonは仕事を創出していると言わんばかりで、ますます態度が大きくなります。