青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

明治座・藤田まこと公演に考える

2008-04-22 | 素晴らしかった興行・イベント

1枚のハガキが送られて来ました。
東京は日本橋の「明治座」からのハガキで、切手のところには、
料金別納郵便「創業135年・明治座」と誇らしげに書かれています。

何のハガキかと思ったら、6月の芝居「剣客商売」の宣伝。

一体何を考えているのか?

俳優の藤田まことさん(75)が食道がんの治療のため、6月に東京の明治座で主役を務める予定だった舞台「剣客商売」を降板することが16日、分かった。明治座が発表した。明治座や藤田さんの所属事務所によると、藤田さんは、最近のどを食事が通りにくいという症状があり、3月半ばに大阪府内の病院で健康診断を受けたところ、食道に悪性の腫瘍(しゅよう)が見つかり、現在入院して放射線治療を受けている。今月末、その結果によって手術を行うかどうか決める予定で、舞台出演は無理と判断した。

これは16日の読売新聞のニュースです。明治座も発表に関わっています。ならば、どうしてこんなハガキを、その発表後に発送するのか!!
1.まだ降板を知らないファン1人でも多くにチケットを売りたい?
2.ハガキを刷りなおす費用を節約した?

僕はここに企業の動脈硬化を見ます。誰か1人が、このハガキの発送に待ったをかければ解決する問題です。たったそれだけの判断を出来ないから、今回のようにハガキが送られる。明治座はファンなら許すと思うのでしょうか?いえ、何も考えず、係りの人が、決定済みの予定通りに仕事をしただけなのでしょう。

こういうハガキは止めてほしかった。一体何人の人が明治座に問い合わせの電話を入れることになるのでしょう?送るなら、チケット購入を済ませながらも知らない方の目に止まるよう、「降板」のお知らせであるはず。創業135年の企業ならばこそ、動脈硬化を起こし、ハガキの発送を止めるという「当たり前の判断」を遅らせてしまったのではないでしょうか?

16日の時点で明治座のホームページには

「平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。突然のことではございますが、当座6月公演、池波正太郎原作「剣客商売」に秋山小兵衛役で出演を予定しておりました藤田まこと丈が、急病のため降板することとなりました。皆々様には心よりお詫び申し上げます。つきましては、代役といたしまして平幹二朗丈が出演いたします。何卒ご理解並びにお引き立ての程、宜しくお願い申し上げます。
株式会社 明治座」

と、お詫びが掲載されています。新聞に載っていない代役までが既に掲載されている。にも関わらず、

「このようなハガキをお送りしてしまい・・・・」というお詫び文は今日現在まだアップされていません。喪中の家にうっかり書いてしまった年賀状を、もったいないと送ったのと同じような行為は本当に情けない。明治座の責任者の耳にはこういう事件が入っているのでしょうか?12,000円もするチケットの払い戻し案内もHPにアップされていないことは、言うまでもありません。


飲料水について考える

2008-04-20 | 今を考える

「水と平和はタダではない」とは、いい加減当たり前になったと思うのですが、そういう考えではない人もいるでしょう。どちらが正しいではなく、今日は飲み水についてのお話です。子供の頃は遊んで喉が渇けば、公園で水を飲んでいました。時には腹痛を訴える友達もいましたが、水が悪かったのか、飲み過ぎたのかは分かりません。(笑)でも「サビの味がするから、ここの公園の水は飲めないぞ」「あの公園の水は美味しい」なんて情報は回っていました。根拠等無かったと思うのですが。(笑)

水道水は飲めるのでしょうか?TVではそう言っていますが、僕はそのままでは飲みません。

僕は過去に井戸水で数年間生活をしていました。日本中を見渡せば、井戸水を使っている所は今でも多いのです。ところが建築業者が実にいい加減で、水質調査もせず、そのまま飲料水として使わせていました。汲み上げた水はマンションについているタンクのように貯蔵するのですが、ある日洗濯物が茶色なのに気が付きました。このタンクが不潔だった。ちょっとした地震でもあれば、砂が混じって茶色の水がタンクに一杯。

このタンクの水を抜き、掃除をするには資格が要るので、料金が何万円も要る。タンクにフィルターを付けても、雑菌がそこに育つので駄目と言う。結局は塩素を混ぜることになりましたが、その装置の塩素調節がいい加減で臭い。また、建設業者たちは水質検査を定期的にどころか、最初から全くしないいい加減さ。そこで家庭内に浄水器を付けましたが、すぐにフィルターは汚れる。とても飲む気になれない。当時の家族の体調不良は全て、飲み水のせいだと思うくらいです。だからミネラル・ウォーターを購入し、お茶・味噌汁・炊飯と、身体に入るものはミネラルにしました。それ以来、水にお金を出すのが当たり前になりました。

ミネラル・ウォーターも「六甲のおいしい水」や「天然水・南アルプス」を買っていましたが、途中から「日田天領水」に。これは高価で、1本400円くらいしました。これは深井戸水で、「天然活性水素水」と俗に呼ばれるものでした。健康への効果は目には見えません。しかし当時、僕の家族には健康に不安を抱える人がいたので、「プラシーボ効果」でしかなくとも構わないと考えて買いました。効果があるかないかは分からないけど、購入できる人は買えばいいと思います。

しかし、今日の話題はここから。何と「日田天領水」より高価なミネラル・ウォーターがありました。その水は2リットル入り1本が、何と840円もしました!その水は「海の深層水・天海の水」というものです。

HPによると、「海の水は、水深2千メートル以上の世界の海域を太古の昔から循環し、その一部が室戸沖に湧昇流となってあらわれている海洋深層水です。豊富なミネラル成分をバランスよく含んだ海洋深層水は「母なる海」の言葉通り人間の体液にきわめて近い水といえます。赤穂化成がお届けする「海の深層水」は、科学技術庁が海洋深層水の研究と開発のモデル地区に指定した高知県室戸市の沖合から取水した海洋深層水を原料としています。添加物はいっさい加えず、飲みやすさを考えて硬度だけを調整しました。例えば、「硬度1000」タイプなら、1日コップ2杯程度で、必須ミネラルはもちろん、現代人に不足しているといわれるマグネシウム100mgを補うことができます。「海の深層水」は体に必要なミネラルをバランスよく含む水。健康飲料として毎日お飲みになることをおすすめします。」とあります。

しかし、もしこういう商品。効果が見込めないのを知っていながら売っていたり、表示している成分に誤りがあれば、販売元は元より、CMを放送したり広告を掲載した媒体の責任を問うことも必要だと考えます。

そもそもここまで高価な水で、その健康への効果が立証されていないのに購入するとなると、これはある意味「信仰宗教」のようなものです。しかし、健康不安を持つ人なら、何とかそれを使いたいという人が出て来ても仕方がありません。こういうものを作る会社、それを販売する会社、本当に責任感を持ってもらいたいものです。また、効果が全く分からないものを拒絶する「勇気」も、もし自分に何かあった時には、持てるようになりたいものです。


東京の露店が凄かった!

2008-04-14 | ぶらり散歩

先週末・・・仕事が終わって九段へ。まだまだ肌寒いですが、ここ靖国神社には僕の祖父が祀られています。手を合わせに来るのは2回目。僕が関東に来たからこそ、行くことが出来ました。東京はそう考えると西から遠いですね。靖国神社は6時半に閉まります。これは初耳。お年のいかれた守衛さんが外国人の人々に、片言の英語でもうあと2分で閉門だということを告げていましたが、「ツーミニッツ」ときちんと「複数形」だったのは、やるな~と感心しました。

固い話はここまでにして、その靖国の門前と道路を挟んだ皇居の方では「お花見」です。関西も関東も同じだなと思って見ていると

・・・違う・・・

桜の無い木の下でも花見をしている。(笑)これは関西ではあり得ません。

僕にはこういう場所の露店には忘れられない思い出があります。「こういう所は埃っぽいので身体に良くない。それにこういう食べ物は身体に悪い」と親に言われ、生まれてこの方露店で買って、その場で何かを食べた事がないのです。 だから生まれてから1度も食べたことが無いものがある!

それがこれ!

そうリンゴ飴です。小さい頃からず~っと、あの甘い香りに惹かれるのですが、まだ食べた事がありません。三つ子の魂百まで。親にこの写真を携帯メールに添付して、「これ買っていい?」と冗談で送信しました。

すると電話が・・・


「駄目!」

父親からでした。(爆)

必ず売っている「わたがし」は1,000円!昔に比べて随分値段が高くなったし、ビニール袋のキャラクターも時代と共に変わりました。

今回驚いたのはこの2つの露店です。有り得ない!

鮎の塩焼き!

鮎が大量に逆さまになって焼かれています。何とも言えない光景。ちょっと鮮度や味を考えると手が出ません。

そしてステーキ??

これも有り得ない!

僕がこういう場所から足が遠のいた為に、知らなさ過ぎるのかも知れませんが、こういう露店は今まで見たことがありませんでした。でもこれって・・・ちょっと手が出ませんでした。ところで大阪から関東に来ている僕は、「たこやき」を見て久々に食べたいと思いましたが、8つで500円もするのに、物凄く小さなたこやきでは・・・。それに、そもそも全国を回る露天商に、関西の味を求める事はどうなんでしょうね。