青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

初めての通信販売!

2013-07-02 | 昭和・思い出は色褪せない

最近でこそ通信販売と言えば、いろいろなものがあります。安いものから高額商品まで。テレビ・ショッピングもQVCやジャパネット、ショップ・ジャパン等沢山のチャンネルがあります。インターネットでもいくらでもモノが買えます。本当に便利になったものです。

そんな便利な販売方法が無い時代のお話。僕の初めての通信販売での買い物は、男性ならご存知でしょう、「ブルワーカー」でした!(笑)

僕が入手したのは二代目のブルワーカー。1日30分(ちょっと忘れました)のトレーニングで筋肉隆々の体になろう!というもの。この白黒の漫画と広告の品が、僕が買った時のもの。懐かしい!(笑)

結論から言えば、この器具の効果はてき面でした。2週間で腕が太くなり、2カ月後には腕相撲で負けなくなった。本当です。アイソメトリック・トレーニング理論に基づいた器具で、友人達が私の効果を見て、こぞって買いました。1日でもトレーニングを怠ってはいけないと、中学の修学旅行にまで持参したくらいでした!

思えばビリーズ・ブートキャンプもこれと同じ。最後まで継続した者は、手に入れたいものを得ることが出来るのです。この頃の通信販売は、未成年者は親の印鑑をハガキに押して申し込むという決まりで、親にこれを買うというのが恥ずかしかったのを今でも覚えています。でもトレーニング関係ではこの後、120キロのバーベルセットを購入し、自宅の1部屋をトレーニングルームに改造した大学時代もありました。(笑)思えば通信販売で買ったトレーニング機器では、必ず満足の行く結果を出しています。

でも本当に緊張した初めての通販は、輸入盤の海外からの購入・「個人輸入」でした。輸入盤と言えば、ジャケットの質が悪く、解説も歌詞も無い。(でも音質は日本盤より良いと、先輩に教えてもらっていました。)購入したのはサントラ盤。(笑)これなら歌詞カードなんて関係ありませんから。今でも忘れません。ジョン・ウェインの「エル・ドラド」とデボラ・ラフィンの「ダブ」のサントラを注文しました。どちらも名作なのに日本盤は発売していなかったからです!



1ドル300円くらいで、送料もこっち持ち。高価でしかも危険な買い物でした。英文でオーダー書と挨拶文を、自分のオリジナルで便箋に辞書と睨めっこしながら書き、郵便局で為替を買い、オーダーをエアメールでドキドキしながら送りました。

数ヶ月待たされ、やっと段ボールが送られて来ました。貧相な薄いジャケット、ビニールではなく、紙の袋に入ったレコード。でも輸入盤独特の「あの」香りがしました。簡単に手に入らないものを入手した嬉しさは、自信に繋がり、大仕事をした満足を味わうことが出来ました。懐かしい話です。今は無き、輸入レコード店のおやじさんに買い方を聞いて、自分でやり遂げた時は、本当に満足感で一杯でした。