青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

昭和の駅前再開発 ~池田・ステーションN

2024-09-08 | 昭和・懐かしい北摂の風景

阪急電車・宝塚線・池田駅前ビル「ステーションN」。今もお店が入っていますが、昔に比べれば本当に寂しくなりました。池田駅から直接繋がっており、池田市役所や豊能税務署、池田郵便局・池田警察等への通り道でもあるので、もっと栄えても良いと思うのですが・・・。

後ろのビルがステーションNで、手前の池田駅前公園から国道176号線を跨ぐ歩道橋の開通式が行われたのが、昭和60年(1985年)。池田駅前公園にテントを張って、祝賀式を行い、開通した歩道橋を撮ってビルに向かいました。駅前にあった和光証券も、駅前再開発で立ち退き、このビルに入りました。

ステーションNの店舗の開店は、歩道橋開通後でした。エスカレーター乗降口前の小広場では、着ぐるみの虎やパンダが風船を配って開店を祝いました。

この当時は2階に文具店の長谷川アートがあり、重宝したのですが、その後はコンビニになり、今ではそのコンビニも姿を消しました。

また、旅行代理店のJTBも多くのお客さんが旅行プランの相談や、飛行機や電車・ホテル等の予約に訪れていましたが、インターネット普及と共に姿を消しました。2階には大きな書店もありました。

池田駅前は書店にとっては鬼門なのか、その書店だけではなく、栄町商店街から国道176号線を挟んだ耕文堂書店は、1階が一般誌、2階が参考書や漫画売り場で広い売り場面積がありましたが閉店し、マンションのモデルルーム受付に。その後はビル自体が現在解体されて工事中。サンシティ2階にあった書店も、サンシティのリニューアルに伴って閉店。栄町商店街内にあった書店も営業をしていません。

大阪教育大学附属池田小学校や池田高校など多くの生徒が通る駅前にも関わらず、文具店や書店が姿を消してしまうことが、少子高齢化やインターネット普及による購買スタイルの変化を物語っています。

池田は歴史のある城下町です。昔は映画館が何軒もあり、大規模なテニスコートや広いゴルフ打球場、ボーリング場もあった町で、酒蔵もあり、市の中心機能や学校も駅周辺に集中している便利の良い町です。会社もダイハツ工業の池田工場やリコーがあり、ラーメン博物館は現在も人気です。もっと栄えても良いと思うのですが・・・。前の池田市市長が市役所内に自前のサウナを作ったりしたから、寂れたのだとは思いたくありません。

 



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