イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開催中の「全英オープン」2日目。61歳のトム・ワトソンがホールインワンを達成した。
178ヤードの6番(パー3)。アイアンで放ったショットはピン手前1メートルで1バウンドし、カップに飛び込んだ。その瞬間、会場はホールを取り囲む大ギャラリーの歓喜の声でいっぱいに。ワトソンはティグラウンド上で悠然と両手を広げ、歓声に応えた。硬く締まったリンクスのグリーンに、無いはずのボールマークを治す仕草を見せた後、左手でカップからボールを拾い上げ、その手を晴天の空に掲げた。
ワトソンはこの日、2オーバーの71位タイからスタート。通算2オーバーパーで予選を通過した。
一昨年は最終日71ホール終了時点で単独首位に立ったが、72ホール目でパーセーブできなかったためスチュワート・シンクとのプレイオフとなり、惜敗の2位だったワトソン。当時59歳のワトソンが優勝すれば大会史上最年長優勝の記録を142年ぶりにぬりかえるだけでなく、メジャー最年長優勝やツアー最年長優勝の記録も大きく更新することから、観客も大きな声援を送った優勝争いでした。
初日1アンダー18位タイの好スタートを切った池田勇太は、スコアを1つ落としてイーブンパーの19位タイで予選通過も他は総崩れ。初日にイーブンパーの36位タイにつけた高山忠洋は、通算8オーバーで平塚哲二と並び予選落ち。藤田寛之は通算11オーバー、そして石川遼もこの日10オーバーで通算14オーバー。河井博大も通算15オーバー。池田以外の日本勢はすべて2日間で競技を終えることになった。石川の「このコースはいろんなことを教えてくれる」って、ヘアスタイルやら無免許運転やら、ウッズではないけど場外の話題が先行し過ぎ。最近父親のマスコミへの露出も多いしね。もう少し頑張れよ!