大阪桐蔭の優勝で、春の選抜は幕を閉じました。今日で令和3年度も終わり、明日からは新しい令和4年度がスタートします。コロナウイルス感染がまだまだ収まらぬ中でも、月日は過ぎ去って行きます。いつの間にか、家の近所でも桜が咲き始めました。
高校野球における、広島商のコロナによる2回戦辞退。高校ラグビー決勝戦の不戦勝。TVでもいろんな番組で、出演者がコロナ感染等で出演を見合わせていたり、ウクライナ報道の陰に隠れていても、コロナウイルスの感染者数は再び増加に転じているようであり、かつ第5波の感染者数や死者数を現在でも遥かに凌いでいます。花見をする大勢の人々の姿を見ていると、感染の責任を取る団体の姿勢によって、世の中のルールが違うような気がします。
コロナと戦いながら僕らは暮らして行くしかありません。年金生活を送っている高齢者ではない、家でじっとしていては、どこからも生活費が入って来ない身分であれば尚更です。
商売人なら知恵を絞り、頑張っている所が多々あります。コロナ禍で店を閉める飲食店がある中、僕の住む町では、屋台から店舗を持つようになった「たこ焼き屋」さんがあります。
大学生がリモート授業で本来の大学生活を送れない中、社会人でアラフィフの後輩は、リモートであるからこそ大学に戻り、働きながら頑張って単位を取得し、「認定心理士」という資格をキャリアに加えることが出来ました。
この卒業式には、僕もお祝いに駆け付けましたが、卒業式等の人の移動の多い時期でもあるので、人との接触を最低限にするため、卒業式の行われる京都までの移動手段は気を使いました。タクシーを予約して窓を開けて新大阪駅まで。そこから新幹線で周囲に人のいない指定席で京都まで。新大阪~京都はガラガラの車両内にたったの13分乗っただけ。そして京都駅から大学まで窓を開けたタクシー。結果、感染することはありませんでした。
何が言いたいかというと、「やれることは何でもやる」「知恵を絞る」ことによって、ピンチをチャンスに変えている人が世の中には多いという事。僕の京都への移動も贅沢なようですが、これまでの2年間の中で、初めて旅行「気分」を味わえた久しぶりの愉快な時間でした。お金で心に「ゆとり」や「安心」が買えるなら、安いものです。
僕の仕事は、日本人が自由に海外旅行を楽しめてこそ派生する仕事なので、例えば修学旅行などが徐々に再開され、インバウンド需要は見込めなくても回復しつつあるホテルや旅行業界よりも、景気回復は遥かに深刻です。しかし、さじを投げてしまってはどうしようもないので、考え、行動するしかありません。
コロナ禍も3年目に入りました。現在のコロナ感染者増加が、単なるリバウンドなのか第7波なのかは分かりません。それでも頭を使って生活する。身体も心も健康を維持するために、何をすべきかを考えて対応する。自分で「考える」ことこそが、これからの世の中を生き抜くための鍵です。皆さん、毎日頑張って参りましょう!