青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

コロナ禍を“如何に”過ごすか!

2022-03-31 | 今を考える

大阪桐蔭の優勝で、春の選抜は幕を閉じました。今日で令和3年度も終わり、明日からは新しい令和4年度がスタートします。コロナウイルス感染がまだまだ収まらぬ中でも、月日は過ぎ去って行きます。いつの間にか、家の近所でも桜が咲き始めました。

高校野球における、広島商のコロナによる2回戦辞退。高校ラグビー決勝戦の不戦勝。TVでもいろんな番組で、出演者がコロナ感染等で出演を見合わせていたり、ウクライナ報道の陰に隠れていても、コロナウイルスの感染者数は再び増加に転じているようであり、かつ第5波の感染者数や死者数を現在でも遥かに凌いでいます。花見をする大勢の人々の姿を見ていると、感染の責任を取る団体の姿勢によって、世の中のルールが違うような気がします。

僕の友人の知人が、3週間ほど前にコロナで亡くなられました。救急車で運ばれた病院の入口で娘に、「すぐ帰るから」と言って病室に入ったあと、いきなりその夜に亡くなったそうです。娘さんはお骨になるまで対面できなかったとか。そして、僕のその友人は、母親を亡くしました。がんだったのですが、抗がん剤をコロナでやめることになり(医者が免疫下がるとコロナになるのを恐れて)それが結果的にがんの成長を促して寿命が来たとのこと。しかし友人は、先のコロナで亡くなった知人の話を聞いて、「それまでなぜ母親に抗がん剤を止めさせたのかと思ったこともあったけれども、コロナで死んでいたら最後に会えなかったことを思うと、悪くない選択肢だった」と、今では思えるようになったと言うようになりました。

コロナと戦いながら僕らは暮らして行くしかありません。年金生活を送っている高齢者ではない、家でじっとしていては、どこからも生活費が入って来ない身分であれば尚更です。

商売人なら知恵を絞り、頑張っている所が多々あります。コロナ禍で店を閉める飲食店がある中、僕の住む町では、屋台から店舗を持つようになった「たこ焼き屋」さんがあります。

大学生がリモート授業で本来の大学生活を送れない中、社会人でアラフィフの後輩は、リモートであるからこそ大学に戻り、働きながら頑張って単位を取得し、「認定心理士」という資格をキャリアに加えることが出来ました。

この卒業式には、僕もお祝いに駆け付けましたが、卒業式等の人の移動の多い時期でもあるので、人との接触を最低限にするため、卒業式の行われる京都までの移動手段は気を使いました。タクシーを予約して窓を開けて新大阪駅まで。そこから新幹線で周囲に人のいない指定席で京都まで。新大阪~京都はガラガラの車両内にたったの13分乗っただけ。そして京都駅から大学まで窓を開けたタクシー。結果、感染することはありませんでした。

何が言いたいかというと、「やれることは何でもやる」「知恵を絞る」ことによって、ピンチをチャンスに変えている人が世の中には多いという事。僕の京都への移動も贅沢なようですが、これまでの2年間の中で、初めて旅行「気分」を味わえた久しぶりの愉快な時間でした。お金で心に「ゆとり」や「安心」が買えるなら、安いものです。

僕の仕事は、日本人が自由に海外旅行を楽しめてこそ派生する仕事なので、例えば修学旅行などが徐々に再開され、インバウンド需要は見込めなくても回復しつつあるホテルや旅行業界よりも、景気回復は遥かに深刻です。しかし、さじを投げてしまってはどうしようもないので、考え、行動するしかありません。

コロナ禍も3年目に入りました。現在のコロナ感染者増加が、単なるリバウンドなのか第7波なのかは分かりません。それでも頭を使って生活する。身体も心も健康を維持するために、何をすべきかを考えて対応する。自分で「考える」ことこそが、これからの世の中を生き抜くための鍵です。皆さん、毎日頑張って参りましょう!


美味しい苺はどこに?

2022-03-28 | 日記
いつの間にか、我が町にも桜が開花し、すっかり春になりました。少し思う所あって、インターネットから離れてみました。インターネットを使う時間を削ってみると、自分の時間が増えるので、今後インターネットとどう関わっていくか、少し考えさせられました。
 
 
さて、苺が美味しい・・という季節も、そろそろ終わりに差し掛かって来ました。
 
高価なケーキの上に乗っている苺は、とっても甘い。あの甘さの苺をたっぷり食べることが出来るなら、1パック2,000円くらいなら出してもいいと思っているのですが、そういう美味しい苺はケーキ屋さんに行くのか、近所の店には並ばない。
 
それに2,000円出しても、500円程度のモノと味が大して変わらないものしか、スーパーでは売っていない。味見出来るようなお店がないので、いつも水くさい苺を買っては、騙されたような気分になります。😢
 
ケーキの上に乗っているような甘い苺。どこに行けば確実に間違いなく購入出来るのでしょう?誰かご存知ありませんか?写真の苺も美味しそうな「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」という雰囲気を漂わせていますが・・・実は残念な味でした😢
 
甘いだけではなく、甘酸っぱい昔子供の頃に食べた苺を、また食べてみたい!でも、本当に出会うことが出来ません。

ネットで遠い所ばかり見ず、周囲に関心を持とう!

2022-03-20 | 本は友達・読書も大切です!
先日、1975年に退職刑事・平塚八兵衛氏が書いた「三億円強奪事件」を読んでから、犯罪ルポルタージュに興味を持ち続けていると書きましたが、それがこれ。
 
 
今では入手出来ない平塚の著書です。
 
「私は32年間の捜査一課の生活の中で、124件の事件を扱って来た。そのどれをみても、周囲の人が全く知らなかったという事はない。なんらかの形で犯人を知っていた。この事件も絶対周囲が知っている。もう1度あなたのまわりを注意してみて下さい」と帯にあるように、本書の中で「誰にも知られず行われる犯行はあり得ない。必ず誰かが見ています。無関心にならないで下さい。自分の周囲に気を配ることで解決される犯罪は増え、その結果、誰もが犯罪に巻き込まれなくなる」と語っているのを、今も忘れることがありません。
 
 
隣に住んでいるのがどんな人か、ほとんど都会で暮らす人は知りません。僕が子供の頃は町内に住んでいるほとんどの人を、子供でも知っていました。プライバシー云々にウルサイ現在においては、それが歓迎されるかどうかは分かりませんが、町内で殺人事件が起きて犯人が分からないとか、顔見知りの犯行は聞いたことがありませんでした。
 
お互いに顔見知りで、玄関に鍵を掛けずとも安心出来た・・・それは事実です。どうしてここまで今の世の中は犯罪が多いのか?煽り運転に盗撮、覚せい剤・・身近な所で犯罪に誰もが巻き込まれ易過ぎます。それは他人への無関心、プライバシーという名の元の過剰な情報保護のせいではないでしょうか?マスコミ報道でも、未成年でもないのに実名報道を避け過ぎだと感じます。

緊急地震速報の音と、タイガー・J・シン!

2022-03-19 | 雑学(教養)の部屋

携帯電話、スマホから突然けたたましく鳴り響く「恐怖の音」と言えば、「緊急地震速報の音」です。東日本大震災の時、3.11の後も多かった余震の度に鳴り響き、その音を携帯からもTVからも聞くのが怖くなり、スマホの緊急地震速報の音は鳴らないように設定したことも。イザという時も数秒間が命を救う。でも、トラウマのように、あの音で身がすくむ人も多いのではないでしょうか?

あの緊急地震速報の音の作者は、小久保隆さん。

実は、小久保さんは40数年前の、新日本プロレス参戦時のタイガー・ジェット・シンの入場テーマ曲(サーベルタイガー)の作曲者であり、あのアンドレ・ザ・ジャイアントのテーマ「ジャイアント・プレス」の作曲にも、関わられていたそうです!

シンのテーマと、今から15年前に作った緊急地震速報の音。両方とも緊急事態を煽る音だけれど、小久保さんは、ヒーリングミュージックのCDを数多くリリースするとともに、六本木ヒルズアリーナや東京ディズニーリゾート「イクスピアリ」などの空間音楽を手がける「音環境デザイナー」です。

あの緊急地震速報の音は、東日本大震災以前からありました。

以前、小久保さん本人がインタビューで、「ドコモさんから依頼を受けたのは2007年のことです。その年の年末からサービスが開始されたのですが、僕も一度も聞く機会がなくて。そして10年の5月に初めて自分の携帯からあの警報音が鳴って、どこかで聞いたことがあると思ったら、自分が作った音でして……。」と、語っていらっしゃいました。

あの音が鳴ることが無い日になって欲しい。大自然に対する無理な注文であることは、十分分かっていますが・・・。


映画 “公開戦線”異常あり!

2022-03-18 | 今を考える

コロナ禍は僕らの生活を大きく変えてしまいました。慣れというのは凄いもので、つい2年前には無かったことが、今は普通になっていて、それに疑問を持つことも少なくなって来ました。例えばマスク。不織布マスク。これだけ需要があり、物凄く作られて売れている。なのに価格はコロナ禍以前とは比較にならないほど高額なまま。元の値段「近くに」戻らないって、一体どういうこと?

僕は趣味が映画を観ることなので、随分映画の「公開の仕方」が変わってしまったと感じます。

トム・クルーズの「トップガン~マーヴェリック」。劇場公開が延期に次ぐ延期で、現在の所、本年5月27日に日米同時公開となっています。これだけの超大作。全世界的に劇場公開で利益を上げないと、元が取れないのでしょう。ファンならずとも、公開が待ち遠しい作品です。

逆にビートルズの「ゲットバック」は劇場公開を1年延期したものの、劇場公開を諦め、悪名高い「ディズニープラス」での公開となりました。一旦入会すると退会手続が難しいと大不評。これが来月DVDで発売となるのですが、欧米の販売価格の3倍はする値段で、日本では発売。欧米版にも日本語字幕は入っているのに、なぜ?という値段。販売元は「ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社」です。今は亡き、ウォルト・ディズニーは草葉の陰でこういう商法を、どう考えているのでしょう。

いつになったらDVD発売するのかと待っていた、ニコール・キッドマンの「ストレイ・ドッグ」。やっと発売したかと思ったら、TUTAYAでのレンタルや配信のみで、しかも吹替え無し!販売用DVDには吹替えを収録して、後日販売で利益を上げるチャネルを増やそうという目論見かも知れません。

そして何よりもその戦略、利益重視のやり方に疑問符が付くのが、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社。TUTAYAでは、ディズニーの販売するDVDは、レンタルが無くなりました。そして、「ディズニープラス」でのみの配信に。

しかしながら販売用のDVDはあるのですが、これがバカ高い!ブルーレイ+DVDセットも相変わらず。どうして同じものを2枚もセットで買わされるのでしょう?しかも、2枚セットはまだしも、多くの有名作品は、「ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド」がセットになった「MovieNEX」という仕様での発売です。そして値を崩さない。しかも、この「MovieNEX」は日本でのみの販売方式です。馬鹿にされたものです。因みにアメリカ・アマゾンでアメリカ人は、今日であればジャングル・クルーズは「ブルーレイ+DVD+デジタルコピー」であっても、19ドル99セントです。4Kもアメリカでは日本のほぼ半額。

FOXからディズニーに販売元が移ったスターウォーズ・シリーズのDVDのお値段なども、今や大昔の70年代80年代の作品にも関わらず、ブルーレイが欲しいとなれば、あれこれ付いて来て4,000円前後の値段です。著作権の期限が法律によって何度も延長されて行くのは、ウォルト・ディズニー作品をアメリカが守るためと噂されていますが、案外真実のような気がします。夢を与えると言うより、お金を集める守銭奴にディズニーのイメージが完全に変わりました。

特にこういうDVDの値段付けにおいて、リーダーシップを取るアマゾンは、人工知能を使って、売れれば値段を上げて来ます。まるで日替わりで株価のように値段が上下動しています。「スターウォーズ・エピソード4」の4K、僕は昨年12月22日に4,800円で購入しましたが、本年3月18日現在5,544円です。高い時は5,800円まで上がります。カートに入れて様子を見て、下がったタイミングで買わないと馬鹿を見ます。

このようにコロナ禍のせいで、映画は公開方法から、DVDソフトの値段まで高額になって来ました。それだけではなく、日本の場合は先進国の中で日本のみのデフレも、こういうソフトの値段に関係しているかも知れません。人の心に余裕を与えてくれる娯楽は大切で、コロナ禍や戦争、経済危機などの不安材料が多い時ほど必要とされるべきものなのに、人々の元に安価で届かなくなるのは悲しいと言うか、何か違うと考え込んでしまいます。