青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

軽井沢でジョン・レノンを偲ぶ

2016-09-24 | ぶらり散歩

ビートルズのメンバーだったジョン・レノンと日本と言えば、軽井沢です。軽井沢は、明治初期に宣教師たちによって避暑地として開かれて以来、政治家、実業家、作家や芸術家などが集まるようになった場所です。1976年から1979年の間、ジョン・レノンは家族と軽井沢で夏を過ごしました。

軽井沢で、ジョンと家族が滞在したのは「万平ホテル」でした。このホテルを一目見たジョンは、「自分の生まれ故郷“リバプール”にそっくりなホテルがある。」と、気に入ったそうです。滞在中のジョンは、朝はカフェテリアでモーニングティーを飲んでから、自転車に乗って散策に行くのが日課でした。

塩沢通りにある喫茶店「離山房」で、自転車にのったジョンたちはコーヒーを飲むことを愛しました。時には食事を取り、2時間くらい過ごしたそうです。店には当時のジョンの写真や絵が、今も飾られています。

そして万平ホテルの近くには、オノ・ヨーコの別荘があります。それはガイドブックにも載っていません。大きな道沿いにある建物でもありません。表札も無く、ひっそりと建っています。ヨーコって安田財閥の一族の1人です。ビートルズを解散させた日本の女と海外では思われているだけですが、ジョンの方が財閥の令嬢に手を出した、リバプール出身の成り上がりロッカーでした。

軽井沢には、あちこちにジョンの足跡が残っています。ここはジョンがいつも自転車で買い物に来た、フランスパンのお店です。このように今も写真が飾られています。毎日買いに来たと言いますから、案外固いフランスパンが苦手だったのではないでしょうか。

ジョンの魂は、ニューヨークではなく、あるいは彼がこよなく愛した日本にあるのかも知れない。そんな思いを馳せながら、今日はジョンのベスト・アルバムを聴きたい1日です。「ジョンの魂」や「イマジン」は、こんな平和な日本の写真には似合わないと思います。


自分の顔に誇りを持てますか?

2016-09-16 | 英語の世界

“Every person is responsible for his own look after 40.”


これはリンカーンの言葉で、「人は40になったら、自分がどう見えるかに責任を持たないといけない」という意味です。


若者の着ている服はスーツにしても普段着にしても、僕が若かった時代に比べて、いろんなお洒落のスタイルが溢れています。昔はその筋の人しか身に付けなかったようなものを身に付けたり、タトゥーを入れたりということまで含めると、本当にお洒落の選択肢は増えました。いろんなものが、何となく世間に認知されているような気がします。

しかし、若い時はどうであれ、選挙に行くことが出来る年齢まで下がり、情報の伝わる速度が速まった現代では、40まで待たずして自分の見た目には責任を持って欲しいと思います。

口ではどんなことを言っていても、自分をどう飾ろうと、人の本当の内面というのは表に出るもので、これはどんなに巧妙に誤魔化そうとしても、案外気が付かれてしまうものです。

「カサブランカ」の主演男優ボギーことハンフリー・ボガードの妻、ローレン・バコールは魅力的な女優で、ボギーと共演した名作の数々の他にも、マリリン・モンローとの共演もあり、極めつけは、ジョン・ウェインの遺作でウェインとも共演しました。(この二人は、政治的信条が正反対であったにも関わらず、良き友人だったそうです。)

彼女が64歳の時の言葉があります。


“I think your whole life shows in your face and you should be proud of that.”

「あなたの全人生が顔に出ます。それを誇りに思わないと。」


今現在まで、あなたがどんな人生を送っているかが顔に出ます。頑張っている人と、そうでない人は、顔を見ただけで違います。言葉や服装では隠しきれないものが、表情に出ます。穏やかな、懐の深さがにじみ出るような表情になりたいものです。自分の顔に、誇りを持つ。重い言葉ですね。