青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

横浜・劇団四季「CATS」行って来ました!

2010-01-30 | 素晴らしかった興行・イベント

映画の大好きの僕は、めったに舞台は行きません。嫌いではないのですが、アンテナを張っていないため、行く機会がないというのが理由です。今回行って来たのは横浜で公演中の劇団四季の「CATS」。ロングランを続けている興行ですので有名ですが、何も知らずに行くほどに面白いと、僕の親切な友人達は何も教えてくれなかったので、楽しめました!まだこれからという人は、何の予備知識も持たず、ぜひ楽しんで来て下さい。

劇場内に一歩入ると、劇場の壁にゴミが貼り付けています。我々が等身大のノラ猫という目線で見ることが出来るよう、大きく作られています。「横浜ウオーカー」の雑誌であったり、有名なお店の包装紙だったり。しかも本はご丁寧に中身まで読めるのです。このゴミの写真を撮ろうと思ったら、一切撮影お断り。ステージはともかく客席の壁であっても、そこは舞台という考え方からなのでしょう。一切撮影出来ないのです。

しかしそれだけのことはあります。劇場全てを使ってのステージはよく出来ています。オープニングからサプライズの連続です。とにかくダンスは凄い。僕でさえ、やり直せることなら、格闘家の身体からバレエダンサーの身体に変えたいと思ったほどです。(笑)映画「ホワイトナイツ」のミハイル・バリシニコフのような。

しかし1つ気に入らないのは、ダンスのクオリティに対して、歌のクオリティ。下手とは言いませんが、会場で聞いていると発音が不明瞭なところが多くて、何と言っているのか分からないのです。全てのセリフが歌に乗って語られるので、これはちょっとマイナス材料です。それが原因ではないですが・・休憩時間前の数10分、寝てしまいました。(笑)

CATSの舞台のダンスは最高でした。あの身体能力の高さには脱帽です。しかし歌は駄目です。それはYouTubeのブロードウエィのステージと比べれば一目瞭然です。僕は、ブロードウエイの英語の歌の方が理解出来ます。あのオリジナルを、意味を失うことなく日本語に訳し、それを音楽に乗せて歌うことが出来るようにするというのは大変な作業です。だから音楽と歌詞の字数が合わない。それを歌うのですから聞き取れないのも仕方がないのです。でもそれがもったいないですね。

オーディエンスは、女性ばかりでした。時間に余裕のある主婦の方ばかりではなく、若い女性も多い。しかし男性は少ない。やはり文化的なことに目を向けることが出来るのは女性なのか・・・とつくづく思いました。男性は自立して自分の趣味を持ったり、仕事以外の人と交流を持つ機会さえ、努力して持とうとしない人が多い。二言目には「仕事が忙しい」と言いますが、時間だけは自分で作ろうとしない限り持てないものであるということが理解出来ていない。理解出来ていれば「時間がない」という言葉を口にすることは、自分の「恥」以外の何物でもないことが分かっているはずです。

もう少し男性は女性を見習わないと、世の中の半分を占める女性に相手にしてもらえないと思います。ここで僕の言う女性というのは、どこにでもいるような、お金で何とかなるような女性のことでは決してありません。ちなみによく聞く「子供好き、料理が上手い、可愛い」という女性は、僕の理想的な女性像ではありません。僕の理想は、「知的でユーモアがあり、セクシー」な女性です。


俳優・夏夕介さん「胃がん」で若過ぎる死去!

2010-01-27 | 日記

情報通の友人から、俳優の夏夕介さんが、27日、59歳という若さで亡くなったことが分かった。死因は胃がん。

72年の「ママはライバル」(岡崎由紀主演)をはじめ、「赤い絆」、「疑惑の家族」、「事件狩り」、「明日の刑事」、「夜明けの刑事」、「なんたって18歳」等、大映テレビのドラマに多数出演した。しかし何と言っても当たり役は74年の「愛と誠」の大賀誠、そして77年の「特捜最前線」の叶旬一警部補だったと思う。

その後、ハント症候群という病気に罹り、しばらく表舞台から姿を消していたものの、克服し劇団「シアタージャパン」の俳優代表として活躍。この時2004年、創価学会に入信。「病から立ち直れたのも学会のおかげ」と語っていた。妻は元女優の伊藤めぐみ。長女は宝塚歌劇団宙組の娘役・愛花ちさき。



先月、夏夕介について、あるニュースが報道されたばかりだったのに・・。1972年、当時の一部のチビっ子たちをトリコにしながら、「映像は現存しない」(特撮関係者)とされていた幻のヒーローの雄姿が、仙台市の一般家庭から偶然にも“発見”された。映像は地元テレビ局がDVDに収録し、昨年末に発売された。復活した幻のヒーローは「突撃!ヒューマン!!」。72年10月7日から日本テレビ系で土曜午後7時半のゴールデンタイムに放送された。実はこの時間帯、NET(現テレビ朝日)では「仮面ライダー」が放送されており、多くの子供たちは仮面ライダーを見ていた。その点からも“幻”の作品と言える。

収録は関東地方の公会堂などで行われ、チビっ子を会場に集めて劇が進行。「8時だョ!全員集合」と似たつくりで、特撮物としては極めて珍しい設定だった。夏夕介(59)演じる体育教師の学校周辺に怪獣が襲来し、暴れ回る。見かねた会場のチビっ子たちが、事前に配布された円盤を回して「ヒューマーン!」と声援を送ると夏が変身し、怪獣をやっつけるという展開。だが、当時としては珍しいVTR収録がアダとなった。「テープが高価で、放送終了後に別の番組を上書きしていたため、マスターテープが存在しない」(業界関係者)と言われていたのです。

その「ヒューマン」が激しく動くシーンが昨年12月23日に発売されたDVD「懐かしのせんだい・みやぎ映像集 昭和の情景」(仙台放送)に収録された。シーンは仙台市内の大型スーパー屋上と郊外にあったレジャー施設で行われたショーをアマチュアカメラマンが8ミリフィルムで撮影したもの。

同DVDの企画プロデューサー、伏谷宏二氏(42)は「一般の方が持ち込んだ昔のフィルムに偶然、ヒューマンのステージが映っているのを見つけて驚いた。ヒューマンの放映時、仙台はNETの系列局がまだなく、子供たちはみんな仮面ライダーではなく、ヒューマンを見ていましたからね」と語る。「ヒューマン」の放送は全13回、わずか3カ月で打ち切られた。視聴率が仮面ライダーに及ばなかったのが最大の原因といわれている。ただ、伏谷氏は「仙台では認知度が高く、放送終了後にショーが企画された。怪獣やヒューマンの衣装、中に入っているスーツアクターは放送と同じだった可能性が高い」という。今回のDVDは事実上の復刻版というわけだ。

「特捜最前線」で、夏が藤岡弘(仮面ライダー1号)と出会った時、藤岡に「裏番組でしたが、負けました」と語ったという逸話が伝えられている。昨年夏には、芸能生活40周年を迎えたところだった・・・。御冥福をお祈り申し上げます。