青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

粋な閉店のテーマ曲 ~夢幻飛行

2009-03-20 | 青春の音盤

お店の閉店時に流れる音楽と言えば、「蛍の光」を3拍子にした「別れのワルツ」が一般的です。

先日いつも行くスーパー「阪急オアシス」で、閉店間際に耳に入って来た曲は・・・

何と「夢幻飛行」~原題 “Midnight Cruise” でした。FM番組ジェット・ストリームのエンディング曲!大好きな曲なのですが、驚くと同時に、「別れのワルツ」より粋だな~と。(笑)

この曲は、FM東京開局15周年記念、ジェット・ストリーム4000回放送記念として、番組エンディングテーマとして登場した曲でした。


ロッド・スチュアート ~2009 日本武道館

2009-03-14 | 素晴らしかった興行・イベント

13年ぶりのロッド・スチュアートの来日コンサート。昔に比べROCK色は薄くなったものの、ショーとはこういうもの・・・ということをファンに見せて楽しませた1夜でした。大阪~武道館初日と満員の観客を魅了したロッド。関係者筋から当日になって、12日武道館・追加公演のチケットが回って来た。ありがたい。ぜひ久々に見たかったアーティストでした。1981年のFOOLISH BEHAVIOR TOURの、今は無き大阪フェスティバルホールのコンサートが懐かしく頭をよぎった。あの時は高価なチケットだった。(今回も高価だが、無料の貰いもの)

前2公演が満員と聞いていたのですが、この日の追加公演はガラガラ・・・信じられない。1階、2階席も空席が目立ち、3階は席を前もってクローズしている。アリーナも列の間隔が広くされており、座席が減らされている。これは主催者側の完全な読み違い。昨年秋からのチケットの売上が良かったので、追加公演を企画。連日の武道館を押さえれば移動費なども節約出来ると読んだのだろう。しかし結果はガラガラ。これだけの大物が久々に来日したというのに、正規の公演は満員御礼で、追加公演はアリーナでも足を前の椅子にあげて、とんでもない姿勢で音楽に身を任せているファンもいた。小さな会場を押さえて満員にしても、セットの移動などの費用を考えたらトントンだったのだろうが、それならロッドの格というものを守るためにも、NHKホール辺りに変更すべきだった。恐らく彼の来日は今回が最後になるだろう。

しかし、コンサートはなかなか見応えのある素晴らしい内容だった。70年代、80年代はまさにスーパースターだったロッド。90年代に入り、ワーナーを追われたものの、2002年、「グレート・アメリカン・ソングブック」で好セールスを記録、「VOL.2」も売った後、「VOL.3」は遂にビルボード1位を獲得し、その勢いでグラミーまで獲得した。このキャリアをどこまでコンサートで披露してくれるかが、この日の僕の焦点でした。

ファンの中には親子と見える女性ファンも多い。しかも演奏中もあちこちからストロボの光が見える。どうも違和感があると思ったら、写真撮影しても誰も咎められていない。(苦笑)僕は別の入口から入ったけれど、一般客に訊いてみると、カメラなどの手荷物検査が無かったというのだ。そんなのありですか??(笑)さて、コンサートは艶のあるショッキング・ピンクのジャケットでロッドはステージに登場。オープニングは「Some Guys Have All The Luck」。そして「女ロッド」と呼ばれた、ボニー・タイラーが懐かしく思い出される「It's a Heartache」と続く。さすがに64歳。アレンジして歌に無理が来ないように、キーを下げている。しかしこれが無理なく心地良い。「グレート・アメリカン・ソングブック」のシリーズを聴き込んでいたからかも知れない。それでもマイクスタンドを振り回すパフォーマンスは健在、それに応えてファンの黄色い声援も未だ健在!

「きょうはオレのロックが満載だから、楽しんで欲しい。」
「娘(ルビー・スチュアート=21)が2曲歌うから、そっちも良く見てくれよ。」

コンサート前に本人がそう語っていたように、曲の間奏時にブルーのタキシードに着替えるなどサービス精神は旺盛!シェリル・クロウも歌った「The First Cut Is The Deepest」では見事な歌唱力を披露。続く「Tonight's The Night」はファンも一緒に大合唱!そして大阪で歌った「Reason to Believe」の代わりに、ジェフ・ベックの短い紹介から歌い出したのは、これが聴きたかった「People Get Ready」!いや~これが聴ければ満足ですよ!さすがにファンもここでは大感激していたようです。ここで愛娘ルビー・スチュアートが「Son Of A Preacher Man」「Rescue Me」と2曲。ブロンドの髪にスレンダーで可愛い女性でした。しかしここでトイレに立つお客さんが多く、ちょっと可哀想。この後名曲「Have You Ever Seen the Rain」の大合唱で第1部が終了。10分間の休憩となりました。(どうも最近は休憩のあるコンサートが続く・・・。アーティストの高齢化が原因?)

迎えた第2部。ロッドは白いシャツにジーンズで、「Sweet Little Rock'n Roller」でショーを再開。「You're in My Heart」も良かった!「Hot Legs」では、お約束のサイン入りサッカーボールを客席に蹴りこむパフォーマンスも見せてショーを盛り上げた。30個は蹴ったでしょうか?(笑)観客を楽しませる、彼のショーマンぶりには大拍手です。「Maggie May」~「Da Ya Think I'm Sexy?」では場内の興奮も最高潮!僕と同じ、もしくは上の世代の女性ファンももう立ち上がって拍手喝采!アンコールは1曲のみで、「Sailing」。ロッドは娘さんと腕を組んでステップを揃えて歌っていました。約2時間のコンサート、ロッドも良く動いていました。しかし・・・そう考えるとミック・ジャガーは凄い・・・と、頭の中をミックの姿がよぎりました。とにかく懐かしい曲も聴けて、大満足で武道館を後にした夜でした。

この日、ロッドから聞いたことを、最後にお伝えしておきます。

「(ローリング・ストーンズのロン・ウッドとのフェイセズ再結成について)今年はないけど、リハーサルもやって着々と進めてるよ」。

March, 12 , Budokan Set List

1. Some Guys Have All the Luck
2. It's a Heartache
3. This Old Heart of Mine
4. Infatuation
5. Having a Party
6. Rhythm of My Heart
7. Downtown Train
8. The First Cut Is the Deepest
9. Tonight's The Night
10. People Get Ready
11. Son Of A Preacher Man
12. Rescue Me
13. Have You Ever Seen the Rain
14. Sweet Little Rock'n Roller
15. Twistin' the Night Away
16. Forever Young
17. You're in My Heart
18. Have I Told You Lately
19. Proud Mary
20. Hot Legs
21. Maggie May
22. Da Ya Think I'm Sexy?

Encore
23. Sailing


大阪名物店じまい商法

2009-03-09 | ぶらり散歩

大阪人は、オモロイものと安いものが大好き。そこに目をつけて大当たりしたのが、大阪名物「店じまい商法」です。

どんな商法かと言えば、店の前にでかでかと「店じまい」の看板を掲げておくだけ。その看板を目にした客は、「店じまいゆうことは、在庫処分するハズやな。安く買えそうや!」と、つい思い込んで、衝動買いしてしまうという寸法だ。

ところが、「ええもんが安う買えた」とホクホク顔で帰った客が、後日その店の前を通ると、相変わらず「店じまい」の看板がかかっている。「おや?」と思いつつも客は、「今度こそ、ホンマに閉店や」と勘違いして、またまた買ってしまう。ところがその後も「閉店」の看板が。「店じまい」と言いつつ、ずっと商売を続けているのだ。

その時、怒りもしないのが大阪人。「オモロイこと言うなあ」と感心し、「あいつにも教えたろ」という評判が口こみで広がっていく。大阪だからこそ成功した商法だと言えよう。このユニークな商法を最初に考えだしたのは、靴の小売店だそうです。

僕は小学校の高学年の時、電気製品の「和光電気」でこの商売に引っかかり、「今やったら安いで。壊れそうなものを買っといた方が得や!」と、家で自慢げに語り、親父に笑われながらこの説明を受けたのです。買ったものは何と1本100円のカセットテープ!1度録音して、次に聴いたら最後もう2度と聞けず、終いにはカセットテープレコーダーのヘッドが「ボン!」という音と共に破損。とんでもなく高くつきました。