青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

「新型インフルエンザ」は必ず繰り返す!

2009-05-19 | 今を考える

TVをつければ相変わらずインフルエンザ関連のニュース。どうしてこう1つのことしか報道出来ないのでしょう?裁判員制度から目を背けるためでしょうか?日本はマナーが確立していない国なのに、ルールをきちんと定めないから、いろんな弊害が出て来るのです。

インフルエンザの影響で外食産業では、高校生アルバイトの出勤を停止する企業が出て来ました。大阪の高校から患者が出たことから、高校生の出勤に待ったを掛けたのでしょう。では主婦層に患者が多ければ、逆に高校生だけで店を回すことが出来るのでしょうか?

イベントの相次ぐ中止の中、就職活動の企業説明会までもが中止されている。1日も早く仕事を探す人々にとっては、インフルよりも大きなダメージではないでしょうか?そういう失業者への配慮はされているのでしょうか?

大阪、兵庫の多くの小中学校、高校などが休校になった18日、関西の繁華街では平日にもかかわらず、カラオケ店に高校生らが殺到。半額セールの店には、高校生らが長蛇の列を作ったという。危機意識ゼロということは、それだけ周りにインフルの影が迫っていないということ。一斉に学級閉鎖をする必要が本当にあるのか?

このような状況を作り出した原因の一端を担う、マスコミ自身はどうなのか?昨日・今日と所用で赤坂のTBSに行ったのですが、何と大きな看板が出ています。「入館規制中」。そして正面玄関付近では、拡声器を持った警備員が「業務以外の方の入館は、お断りします」と繰り返し連呼してやかましい。携帯のカメラを向けると、「こら、撮影しない!」って。「こら」って誰に言ってるんだ?別に偉くはないけど、頼まれたから来てやった関係者なんですけど・・・ あのね~日頃相手が、悲しみに暮れている人であろうが誰であろうが、マイクを突きつけカメラを回し続けているマスコミが、携帯電話のカメラ撮影に目くじらを立てていいと思っているのか?今や個人でも、ニュースを発信出来る時代だから恐いのでしょうか?知る権利は誰にでもあると、いつも言っているのは誰でしょうか?

厚労相は、自治体の規模によってやり方は当然違うとした上で、「国は基本的にはこういう方向だという方向性を示した上で、相当、現場に任せていいのではないか」と述べました。しかし、その方向性が全く具体的に示されていない。どうしてこのように、どこまでも曖昧な態度なのか?選挙への影響を考えているのか?その上、「最終的に、迅速かつ柔軟に、一番国民の健康を守るのにどの方策がいいか。そういうことは各国の責任者が決めればいいと思う」と述べた。世界中で流行しているなら、他国と話合わないと。何の対策も講じていない国の人々も、フリーパスで入国させるのでしょうか?

本当にこの国は大丈夫なのか?いざという時、何の役にもたたないような気がする。阪神大震災の時でも、ボランティアが無ければどうなったことか・・・。今後、世界的にウイルスが大流行をした時、日本はどう対処できるのか?

情報を小出しにして人々がそれに麻痺したら、その後は何を言っても効き目が無い。カンフル剤と言うのは1回だけの強い薬として使わないといけない。カンフル剤の常用をすれば病気は治る。そんな使い方をするのが、日本人の最も悪い点だと肝に銘じないといけません。


71歳杉原輝雄が世界に並んだ!祝・50年連続出場!

2009-05-01 | スポーツの話題

杉原選手、本当に頭が下がります。絶えず周囲に感謝を忘れず、若いころからマナーやルールに厳しく、自分達を生活させてくれているファンを大切にして来ました。そして今はその生きざまを多くの人に示し、勇気を与えています。その杉原選手が偉大な記録を作り上げました。

4月30日、男子プロゴルフツアー・中日クラウンズ第1日。(愛知・名古屋GC和合C)1960年の第1回大会から出場している71歳の杉原輝雄(ヒグチ歯科グループ)が、同一大会連続出場の世界タイ記録となる50回連続出場を達成。「これからもお世話になりたい」と、来年の世界新記録樹立を誓った。午前10時50分、ティーオフ。ボールは右のラフに抜ける、やや不本意な当たりだったが、この瞬間、自らの日本ツアー記録を更新。世界記録に並ぶ同一大会50回連続出場を果たした。「遼君ファンの皆さん、同情のご声援、ありがとうございます」。ギャラリーを沸かせるジョークは健在だ。

杉原が歩く先々は、どこもかしこも大きな拍手。その度にギャラリーの方を向き、歩きながらペコペコと頭を下げるドン。50回という歴史に「振り返ってみると短いけど、これからを考えると長いのでは」と感慨深げだった。16番では昨年6月のミズノオープンよみうりクラシックの第2日以来となる今季初バーディー奪取を決めた。残り110ヤードから9アイアンで放たれた第2打を、ピンまで1.5メートルにつけ沈めた。派手なアクションもなく、ただ淡々と帽子を取り大歓声に向かって一礼した。

病気と闘いながらの競技人生。98年に公表した前立腺がんは昨年、リンパへの転移が見つかった。それでも手術を拒み、投薬治療などでプレーを優先。2月に放射線治療を行う予定だったが、体への負担が大きく断念した。その代りの粒子線治療を終えて体調が安定し、先月ラウンドを再開したばかり。「声援は距離が出ないのに頑張っている同情では」と杉原節をさく裂させながらも「ありがたい」。クラブハウスでの表彰式で、記念に470万相当の高級腕時計などを贈られた杉原は「年が明けると、この試合に出ることを励みにしていました。本当に長いことお世話になってます。」と感謝した。

大会から連続出場の表彰を受けた第5回(64年)の覇者は今後について「続けて50回もお世話になり、これじゃあ死ねない。50回を目標にしてきたわけじゃない。51回でも、52回でも出していただけるならありがたい。来年も再来年もお世話になりたい。」と、マスターズのアーノルド・パーマー超えとなる、世界新記録挑戦を宣言。会見の終わりには「ちょっと老けた石川遼でした」と笑いを誘うなど、ファン思いのサービス精神は今も健在だ。

この日は最下位スタートとなったが、「今日はぜんぜんダメ。明日は70台で回りたい」と意気込む姿は実に若々しい。まだまだ現役を続けて欲しい、元気な姿を見せて欲しいと、誰もが願っている。

今日1日に行われたトーナメント2日目。尾崎将司(70-77)、青木功(74-76)、50回連続出場の杉原輝雄(84-87)は残念ながら予選落ちした。


◆世界の同一大会連続出場記録 アーノルド・パーマー(米国)のマスターズ(1955~2004年)と、チャールズ・エバンズ(米国)の全米アマ(第2次世界大戦による中断を除く)がそれぞれ50大会連続。杉原輝雄はこれらに並んだ。