TVをつければ相変わらずインフルエンザ関連のニュース。どうしてこう1つのことしか報道出来ないのでしょう?裁判員制度から目を背けるためでしょうか?日本はマナーが確立していない国なのに、ルールをきちんと定めないから、いろんな弊害が出て来るのです。
インフルエンザの影響で外食産業では、高校生アルバイトの出勤を停止する企業が出て来ました。大阪の高校から患者が出たことから、高校生の出勤に待ったを掛けたのでしょう。では主婦層に患者が多ければ、逆に高校生だけで店を回すことが出来るのでしょうか?
イベントの相次ぐ中止の中、就職活動の企業説明会までもが中止されている。1日も早く仕事を探す人々にとっては、インフルよりも大きなダメージではないでしょうか?そういう失業者への配慮はされているのでしょうか?
大阪、兵庫の多くの小中学校、高校などが休校になった18日、関西の繁華街では平日にもかかわらず、カラオケ店に高校生らが殺到。半額セールの店には、高校生らが長蛇の列を作ったという。危機意識ゼロということは、それだけ周りにインフルの影が迫っていないということ。一斉に学級閉鎖をする必要が本当にあるのか?
このような状況を作り出した原因の一端を担う、マスコミ自身はどうなのか?昨日・今日と所用で赤坂のTBSに行ったのですが、何と大きな看板が出ています。「入館規制中」。そして正面玄関付近では、拡声器を持った警備員が「業務以外の方の入館は、お断りします」と繰り返し連呼してやかましい。携帯のカメラを向けると、「こら、撮影しない!」って。「こら」って誰に言ってるんだ?別に偉くはないけど、頼まれたから来てやった関係者なんですけど・・・ あのね~日頃相手が、悲しみに暮れている人であろうが誰であろうが、マイクを突きつけカメラを回し続けているマスコミが、携帯電話のカメラ撮影に目くじらを立てていいと思っているのか?今や個人でも、ニュースを発信出来る時代だから恐いのでしょうか?知る権利は誰にでもあると、いつも言っているのは誰でしょうか?
厚労相は、自治体の規模によってやり方は当然違うとした上で、「国は基本的にはこういう方向だという方向性を示した上で、相当、現場に任せていいのではないか」と述べました。しかし、その方向性が全く具体的に示されていない。どうしてこのように、どこまでも曖昧な態度なのか?選挙への影響を考えているのか?その上、「最終的に、迅速かつ柔軟に、一番国民の健康を守るのにどの方策がいいか。そういうことは各国の責任者が決めればいいと思う」と述べた。世界中で流行しているなら、他国と話合わないと。何の対策も講じていない国の人々も、フリーパスで入国させるのでしょうか?
本当にこの国は大丈夫なのか?いざという時、何の役にもたたないような気がする。阪神大震災の時でも、ボランティアが無ければどうなったことか・・・。今後、世界的にウイルスが大流行をした時、日本はどう対処できるのか?
情報を小出しにして人々がそれに麻痺したら、その後は何を言っても効き目が無い。カンフル剤と言うのは1回だけの強い薬として使わないといけない。カンフル剤の常用をすれば病気は治る。そんな使い方をするのが、日本人の最も悪い点だと肝に銘じないといけません。