青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

七夕から一夜明けて思うこと

2016-07-08 | ぶらり散歩

昨日は七夕。ロマンチックなストーリーばかりがクローズアップされますが、「二人がなぜ神さまに引き裂かれ、天の川を隔てて暮らさなければならなくなったのかを覚えていますか?」 昨日、友人から問いかけられました。そう言えば、長い間思い出すこともありませんでした。

この二人、実はラブラブすぎて、仕事(機織りと牛の世話)をサボるようになってしまい、神さまの怒りをかったのでしたね。(笑)勤労の義務は、伝説や神話の中でも容赦なしです。

七夕の前には、新聞紙を切ったり貼ったり、折り紙を折ったり、画用紙に絵を描いて切り抜いたり、短冊に願い事を書いたり・・・そしてそれを笹につるす。

There were some beautiful Tanabata decorations in the entrance hall of our apartment. You were able to write your wish on a strip of paper and hang it on a bamboo branch. I was going to write something, but… Hey! Wait a minute. Other residents might see my wish. I can’t write anything personal.

昔は近所に、こういう川(?)が流れていて、七夕飾りは一夜明けた8日には、笹ごとこういうところに皆が流していました。それが町の習慣でした。流す時に、飾りに綺麗に書けた「スイカ」や、力を入れて作った折り紙だけは残しておきたいとか、3つか4つの子供の時にはいろいろ考えたものです。

ちなみに、天井裏に仕掛けたネズミ取りで捕まえたネズミも、こういうところにネズミ取りごと紐で吊り下げ数分沈めて、殺して捨てていました。昭和40年代初頭くらいには僕の町では、当たり前の光景でした。そうやって、七夕だけではなく、町のことについても大人と子供が一緒に関わって、いろんなことを学んだものです。

しかし今では、若者と大人が選挙を巡っても、対立するような構図になっています。若者と大人は、当たり前ですが親子です。親子で世の中をどうして行くかを話し合うことが先のような気がしますが、核家族化で親子の会話が減るどころか、親にならない大人が激増していては、そういう話し合いも持つのが難しくなりました。