青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

シネマガイド ~神戸・センタープラザ西館

2023-05-08 | 昭和・懐かしい京阪神の風景

僕の青春時代にあったお店で、今はもう無い・・当たり前ですが、ほとんどのお店がそうです。50年以上続くお店等、ある方が珍しい。半世紀も経てば、何もかも変わって当たり前です。でも、その変わり方が問題で、神戸の場合は阪神・淡路大震災により、お店どころか街の景色が変わりました。それもあの日、突然にです。それだけに閉店セールに行けた訳でもなければ、別れを惜しむ暇さえ無かったのが残念で仕方ありません。

昨日は梅田東映会館にあった「東映シネショップ」について書きましたが、70年代半ばからの映画チラシブーム到来の後、そもそも無料で配布していた映画チラシを販売した最初のお店は、このお店でした。

神戸・センタープラザ西館地下1階にあった「シネマガイド」というお店でした。僕がここに初めて行ったのが1979年。最後に行ったのが1986年でしたので、少なくとも10年近くもの結構長い間、営業をしていたことになります。

映画のチラシのほか、懐かしい映画のパンフレットや映画のチケット、ビデオ・テープも販売していました。年中無休で、映画のチラシに関しては、梅田の東映シネショップが比較にならないほど、マニア垂涎のものまで置いてありました。ただし、値段はあってないようなもので、高額なものは数万円。安いものは100円程度で販売されていました。元々が劇場が宣伝のために無料配布していた品物ですから、販売するほどの量をどこから仕入れていたのでしょうね。

僕が70年代にチラシを収集していた頃は、先輩にもらったり、どこの家にでも1~2枚あったものをもらったり、親父が集めていたものをもらったり、自分の足で映画館をめぐって集めたものをベースに、友人たちと交換したりしてコレクションの充実を計っていました。映画雑誌の文通コーナー等を利用して、チラシを集めている仲間を見つけたり募集をかけたりして、コレクター仲間を増やして行きました。ネットもネット・オークションも無かった時代です。

こういう販売店が出現してから、映画マニアのチラシ集めも下火になって行ったような気がします。

 



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