青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

日本最北端への旅 (2) ~真夏の稚内は寒かった

2021-11-15 | 地球を歩く

1981年7月29日、僕と親友Iは北海道に日食を見に行きましたが、行きの「特急白鳥」の乗車時間はとても長かった!写真のように日本海に夕日が沈もうという頃には、日本海も見飽きて眠くて仕方がありませんでした。

この写真が貴重なのは、①特急白鳥の車内が写っている事。②僕が前に置いているラジカセが、サンヨーのU4の仲間なのですが、この旅行に持参するために買ったものだったので、それが懐かしい!

実は旅行中、NHK-FMで、この年に僕が観に行った、ロッド・スチュワートとジョン・デンバーのライブがそれぞれ90分枠で放送されることになっており、それをどうしても録音したかった。この機器はクロームテープにも対応していた!

もう1つ。旅行期間中に、この2年前に猪木を欧州で判定で下した、幻の強豪ローラン・ボックの初来日の試合が生放送される。どこかの食堂で観るつもりでしたが、もしそれが無理な時のために、このラジカセを持参した。そう、テレビの音声が受信できるものだったのです。

以上の目的の為にわざわざ購入し、荷物になるのに北海道まで持参。音楽やプロレスを旅行にまで持ち込むほど、熱中していたと言うか・・・(笑)で、FMはどちらも録音に成功したものの、プロレスはアウト!そう、北海道では大阪より2週間遅れの放送だったのです。全国何局を結んで放送しています・・・と言っても、放送内容は同じではないことを学びました。(笑)

この旅行はお金が無かったので、基本旅館等には宿泊せず、夜は野宿もしくは移動の車中で迎えました。北の大地で迎える最初の夜の最初の食事は、飯盒で炊いたご飯と缶詰。僕はそれまでに飯盒炊爨の経験が無かったので楽しみでした。



稚内のどこか山の上の公園のような所で夕食にしたのですが、ものすごい強風で、固形燃料の火が流れてしまい、炊飯に必要な火力を得ることが出来ませんでした。公園の側溝のような所を利用したのですが、それでも不十分。おまけに飢えた僕が早くと急かすものだから、「リゾット」(笑)になりました。

それでも初めての飯盒に感激したことは、忘れられません。飯盒の道具も固形燃料も、全部初めて目にするモノばかりでした!7月30日でしたが、結構寒かった・・・。



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