三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

復活の主日のミサ(復活祭)

2012年04月11日 | ミサ聖祭
復活の主日を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)

4月8日(日)、八王子教会で復活の主日のミサに与った。昨年の復活祭は、東日本大震災直後の重苦しい雰囲気の中にあった(石原慎太郎が「花見の自粛」を発令したことを思い出す)。あれから1年が経ったが、今なお閉塞的な状況は変わらない。我らの野田佳彦首相の頭の中は、「大増税と原発再稼働」しかない。「国策放送局」のNHKを始め、マスコミは政・官・財界の「不都合な真実」を隠す。日本は「橋下独裁」と共に、破滅の道を歩むしかないのか。

午前7時、ミサ開祭。さすがに「徹夜」明けなので、少し朝がツラい。私のような信仰の薄き者が、聖なる過越の3日間を乗り切るには、まず気力と体力が必要である。この日はポーランドの巡礼団が参列していたので、その代表者が母国語で第二朗読を担当。私はポーランドを旅したことがあるので、急速に親近感が湧いた。ミサ後、私のマズい英語で会話しようと思ったら、彼らは去っていた。次は浅田教会にいる同胞のエドワード神父を訪ねたのかしらん。

福音朗読は、空の墓の場面(ヨハネ20・1-9)。主任司祭の稲川圭三神父は、「私が神学生の時、恩師の下山正義神父様が亡くなりました。存在の力が押し寄せ、私の中に下山神父様の生涯が入った印象でした(稲川師は涙ぐむ)。イエス様の生涯も、私たちの中に入っているのです」と話された。稲川神父はポーランドの巡礼団に、「ヨハネ・パウロ二世の国、ポーランド。その国を私たちも愛しています」と英語で話された。心に残る復活祭となった。アレルヤ。


カトリック八王子教会で頂いた復活たまご
<左:復活徹夜祭、右:復活祭のもの>

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲1(典礼聖歌203-206)、入祭:典礼聖歌345「私は復活し」、続唱:典礼聖歌351「復活の続唱」、奉納:典礼聖歌49「神の名は」、拝領:カトリック聖歌204「よろこべ今日ぞ」、閉祭:カトリック聖歌203「いざよろこべ」。

<重要な付記>
この日、稲川神父の「お別れの挨拶」のようなものが無かったので、掲示板のミサ予定表で確認すると、稲川神父司式の最終ミサは、4月15日(日)となっていた(ああ、勘違い!)。先週の記事で「きょうの朝ミサが最終回」と書きましたが、それは誤りです。14日(土)まで、朝ミサは通常通り行なわれます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 復活徹夜祭のミサ | トップ | 復活の火曜日のミサ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。