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三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

カトリック瀬田教会

2011年06月19日 | 東京のカトリック教会
カトリック瀬田教会(教会堂名:パドバの聖アントニオ)
創立:1952年 ◇ 住所:東京都世田谷区瀬田4-16-1

東急田園都市線の用賀駅で降りる。「渋滞名所」として知られる瀬田交差点を過ぎて、閑静な住宅街の小高い丘の上に、聖アントニオ神学院の森が見えてきた。ここはフランシスコ会日本管区の神学校であり、その広い敷地内に聖アントニオ修道院、そして瀬田教会がある。三軒茶屋教会の「分教会」とは思えないほど、瀬田教会の佇まいは立派だ。白亜の聖堂内は、青い天井との対比が美しい。この配色は、白と青の衣を召された「海の星の聖母」を思わせる。

教会堂名のパドバの聖アントニオ(1195-1231年)は、イタリアのパドバで活躍し、多くの人々を回心させた名説教で知られている。ところで、カトリックの国・イタリアは、先日の国民投票で、ドイツに続く「脱原発」の英断を世界に示した。だが、放射能汚染の元凶であるニッポンは、新しい日独伊三国同盟に参加する意思も無く、頑なに「原発死守!」を叫んでいる。ああ、魚にも説教をしたというアントニオよ。今すぐ日本へ来て、私たちに理性を授けてください。

聖アントニオ神学院内には、フランシスコ会聖書研究所がある。来たる8月15日(聖母の被昇天の祭日)、この研究所による口語訳「聖書」(旧・新約合冊)が、サンパウロから発売されるという。「フランシスコ会聖書研究所の成果がこの1冊に凝縮。豊富な注に加え、聖書の理解を助ける地図、挿絵を適宜収録」(サンパウロ公式サイト)。なお、私が愛蔵している聖書は、フェデリコ・バルバロ訳のドン・ボスコ社版。カトリック信徒だった祖父の遺品の一つである。


現聖堂献堂:1960年
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