三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

四旬節第1主日のミサ

2013年02月19日 | ミサ聖祭
カトリック立川教会の大十字架
(住所:東京都立川市錦町2-8-10)

2月16日(土)、立川教会で四旬節第1主日のミサに与った。教皇様の退位宣言を受けての四旬節である。教皇庁のロンバルディ報道官によれば、「教皇の健康状態は良好。ベネディクト16世が教皇職を辞任したのは、病気のためではなく、高齢による衰えのため」という(カトリック中央協議会公式サイトより)。2月28日、教皇様は「カステル・ガンドルフォ(ローマ教皇の離宮がある街)に移り、継続中の仕事を終えた後に、バチカン内の隠棲修道院に居住」される。

午後5時、ミサ開祭。福音朗読は、イエスが悪魔から誘惑を受けられた場面(ルカ4・1-13)。司式の外国人司祭(お名前を失念しました)は、「四旬節中、意識的に行うことが3つあります。まず、祈り。神様を思い出すために、短い簡単な言葉で常に祈りましょう。次に、断食。飲食を節制することは大切ですが、怒りの感情を抑える『怒りの断食』も捧げましょう。そして、施し。身近で苦しんでいる人のために、できる範囲で施しをしましょう。神様も喜ばれます」と話された。

「四旬節は日々の生活をふり返り、反省する時期でもあります。今日の福音の中で、イエス様が悪魔と戦われたように、私たちも聖霊の力によって誘惑に打ち勝つことができます」。神父様のお説教、殊に「怒りの断食のすゝめ」が身に沁みた。何しろ、私ときたら毎日が「怒りの飽食」なのだから。さて、この日は灰の水曜日のミサを欠席した信徒のために「灰の式」が行われ、少量の灰が頭に振りかけられていた。薄汚れた塵のような私も、小さくなって塵に帰る。


カトリック立川教会聖堂

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲は読誦。入祭:典礼聖歌117「主は豊かなあがないに満ち」、奉納・拝領:オルガン奏楽、閉祭:カトリック聖歌161「あわれみのみ心よ」。
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