年間第24主日を迎えたカトリック麻布教会
(住所:東京都港区西麻布3-21-6)
(住所:東京都港区西麻布3-21-6)
我らの野田佳彦首相が「2030年代までに原発をゼロにする」と大風呂敷を広げた。度し難いほど恥知らずなニッポン政府は、舌の根の乾かぬうちに大間原発(青森県)の建設継続を容認した。もちろん、マスコミはこれを大きな問題として取り上げず、もっぱら中国の反日デモを「黄巾の乱」のように大騒ぎしている。だから、テレビ中毒者は中国への憎悪を焚きつけられ、原発事故の恐怖や被災地の復興のことなど、すっかり忘れている(政府の思うツボ)。
9月16日(日)、麻布教会で年間第24主日のミサに与った。地下鉄の駅を出て、早朝の六本木を歩く。午前7時、ミサ開祭。私にとっては、久々の歌唱ミサである。福音朗読は、イエスが死と復活を予告された場面(マルコ8・27-35)。主任司祭の稲川圭三神父は、「今日の福音の中で、イエス様は弟子たちに、『あなたがたは、わたしを何者だと言うのか』と訊ねられました。もし私であれば、『あなたは私の命です』と申し上げたかもしれません」と話された。
「イエス様とは何者なのでしょうか。私たちと一つになることを望まれるイエス様は、既に神様の永遠がこの世に到達し、その命に私たちが結ばれているという真実を知らされたお方です。ご復活という出来事を通して、それを証しされたのです」。今日の福音の中の「ペトロの信仰告白」という個所は、昨年8月の年間第21主日のミサでも聞いた(マタイ16・13-20)。早朝の八王子教会聖堂で、稲川神父が説教を自ら手話で同時通訳されていた姿を思い出す。
カトリック八王子教会聖堂
(住所:東京都八王子市本町16-3)
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210)、入祭:典礼聖歌25「栄光は世界におよび」、奉納:典礼聖歌63「神は恵みとあわれみに満ち」、拝領:典礼聖歌97「このパンを食べ」、閉祭:典礼聖歌390「キリストのように考え」。