11月の「初金」を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)
(住所:東京都八王子市本町16-3)
11月4日(金)、八王子教会で11月の初金ミサに与った。以前の記事でも触れたが、八王子教会は特に「初金」を強調せず、通常の朝ミサと同じ式次第で行われる。一方、聖イグナチオ教会は初金ミサのほか、夜に「初金の祈りの集い(聖体賛美式と黙想)」を開催し、偶数月には特別編成の「初金聖歌隊」が登場する。次回は12月2日(金)午後7時、ロッシーニ「おお救いの生贄よ」、モーツァルト「主をほめたたえよ」(ヴェスペレKV.339)などが歌われる予定だ。
午前7時、ミサ開祭。福音朗読は、イエスのたとえ話「不正な管理人」の場面(ルカ16・1-8)。主人の財産管理を任されていた人が、無駄遣いしていると咎められた。仕事を失うことを恐れた管理人は、「自分を家に迎えてくれる者を作ろう」と考える。そこで、管理人は主人の債務者たちを呼んで、証文上の負担を減らす。これを聞いた主人は怒るどころか、その不正な管理人の「抜け目のないやり方」をほめた。イエスの難解なたとえ話として有名な箇所である。
主任司祭の稲川圭三神父は、「管理の仕事とは、私たちがこの世で任された命を、死後も支えてくれる者との関係を作るという意味だと思います」と話された。「自分が死んだ後の命を支えてくださるのは神様。だから、私たちが生きている間に、神様との関係を作って生きるように教えられているのです」。ああ、何となく腑に落ちた。閉祭の歌は、「くしきぶどうの木」。以前、「ふたたび、朝ミサへ」の記事でも触れたが、私が最も好きな聖歌である。神に感謝。
カトリック八王子教会、バザーのお知らせ
<昨日(11/6)、盛況のうちに終了しました>
◆この日のミサ中の主な歌:
閉祭:カトリック聖歌284「くしきぶどうの木」。 賛歌・アレルヤ唱などは読誦。