ソウダです。
皆さんは新聞を読むとき
まず何欄を見ますか?
私の場合は、「読者の意見」欄です。
難しい時事問題から毎日の生活の中でふと感じた事まで、中身はいろいろですが、
共感したり反発したりしながら興味深く読んでいます。
識者のエッセイや意見文などでも、
的を得た真摯なものには出会うとうれしくなって、
2,3度読み直すこともあります。
わたしの子供のころは
「女は意見など言うものではない、おとなしくしているものだ」といったような風潮があって
自分の考えを述べるといったようなチャンスはありませんでした。
社会人になって職場で自分の考えをきちんと言わなければならない羽目になって
初めて、「我が意見をのべる」経験をしたわけです。
それまでそういう訓練をしていなかったので
「自分の考えを持ち、それを整理し、人前で話す」と言う事はとても難しく感じられたし、
実際なかなかうまく出来ませんでした。
「読者の意見」欄に掲載されている文章は理路整然としていて感心させられるものが多いです。
若い人たち、高校生はもちろん小学生や中学生でも、
しっかりした文章で堂々と主張しているものに時々出会うことがあります。
そういう時は日本の未来が少し明るく感じられて自然に顔がほころびます。
9月の公演では、私たちは演技者としてお客さんに「何を伝える」のでしょうか。
第1場の台本だけではまだぼんやりとしたものしか見えませんが、
3場まで頂いたらじっくり読んで考えたいと思います。