茶の湯

未開封ではあるものの、賞味期限の切れた日本茶のサンプルパックを発見してしまいました。
封を開けてみると無残にも茶葉は疲れた緑色に変色してしまっており、勇気を出してちょっと飲んでみると残念な味に仕上がっておりました。

幸いサンプルパックなので量は少ない、ちょっと閃き、美味しいうちに飲んでやれなくてごめんよ～と思いながら、このまま捨てるのは忍びなく不織布のお茶パックに入れて今夜の入浴剤としてお塩と一緒にお風呂の湯船に入れました。
お湯の中で揉むと、お湯はきれいな緑色になりお茶の香りが漂ってきます。
ハァほっこり、日本茶の香りって、どうしてこんなに落ち着くのだろう。

本来は茶道を意味する茶の湯という言葉ですが、文字通りお茶のお湯のお風呂で実に結構なお点前ならぬ、良いお湯でありました。