中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

東大受験の厳しさに触れ、大いに反省

2007年03月31日 | Weblog
本年度、親戚の男の子が東京大学を受験しました。
結果は残念ながら、W稲田大学の合格のみで、浪人することにしたようです。
彼は飄々としながらも、実は非常に真剣に勉強していました。
やはりトップ大学の合格は甘いものではないな、と痛感し、かつ反省し、あらためて勉強に目を向けて語っていかなければと思いました。
身近な子に限ってのことではありますが、クラス編成テストがあると、急に燃える子が多いように感じます。
漠然と勉強しましょうと言われても、具体的な目標がないと、なかなか燃えないものですよね。
中学受験では、目前に勝負が迫ってきているので、塾によっては非常に細かくクラス分けをして、生徒のやる気を引き出そうとしてくれます。
ご父兄の中には、かわいそうだわ、とおっしゃる方もいますが、あれがないと、おそらく小学生は何をやればいいのか、どこまでやればいいのか、わからないままにダラダラと問題集に取り組む毎日になり、そのマンネリに飽きて、学力の伸びがストップすると思います。
小学校にしても中学校にしても、学校の成績を安定させるだけなら、毎日の予習復習の繰り返しで充分でしょう。
ただ、私立中学受験に関しては、いかにまわりより頭一つ分、上に出るか、いかにまわりよりたくさんの知識を頭にたたき込むか、その勝負ですから、終わりの無い学習です。
そんな時に、偏差値が70を超えたとか、ヒトケタ順位ととったから賞品をもらえたとか、クラスが一つ上がったとか、子供でもはっきりわかるような、具体的な喜びがあれば、更にやる気倍増といったところでしょう。
逆に、偏差値が60をきってしまったとか、クラスが下がったとか、かわいそうなようでも、具体的な結果が出れば、可能性のある子なら、絶対に復帰しよう、と目が輝き出すでしょう。
今の時代は子供たちが二極分化していると言われています。
勉強に興味の全然無い子供たちがたくさんいて、学力低下が嘆かれています。
こちらは社会問題だと思います。
昔ではありえないくらいに一般常識に欠けた子供が育っていますから、大人として最低限のことは頭に入れて成長してほしいものですね。
反対に、勉強に燃えている集団は、こちらも昔ではありえないくらいの勢いで学習を進めています。
小学生でも政治について語れそうな子、小学生で中学受験の準備をしながらも帰国子女でもないのに英語検定2級を早々取っている子、合格体験記など書かせると、大人顔負けの文章を仕上げてしまう子、様々ですが、とにかく飛び級させたいくらいの学力です。
また、こういう種類の子供の人数は非常に多いです。
中学受験の世界が年々厳しくなっている理由は、受験者数が増えて倍率がはね上がることもありますが、一つには、受験生全体の学力レベルが恐ろしい勢いで上がっていることにあります。
もちろん学年によって、学力の高い学年低い学年とムラがありますから、右上がりのグラフにはならないでしょうが、受験生全体の学力は、間違いなく上がっています。
その中でのトップ争いですから、まずは中学受験そしてその次には、大学受験と思ったよりあっという間に高いレベルでの勝負の時期がやってきます。
私立中学は6年間の友達ができ、本当に楽しいです、そして目標を一つにしぼれる、つまり、間に余分な勝負がなく、大学受験のために6年間しっかり使える、これが大きなメリットではないかなと思います。

息子さんの中学校での新生活、楽しみですね。

2007年03月30日 | Weblog
煮え切らないお父様、久々のコメントありがとうございました。
男子校に関しては、本当に名古屋市民として40年余り生きてきた中での地道な情報収集なので、個人的な感想もまじえて、近所のおばちゃん的お話しかさせていただけません。
ただ、最近は、立場上、いろいろな学校の方からのお話を聞くチャンスに恵まれ、少しだけお伝えできるかな、といったところです。
東区T中学には昨年度は少しご縁があり、その中の一つが、丸山和也弁護士の講演会でした。
丸山弁護士の大ファンである次女と、そのお友達を引き連れ、T中学まで行きました。
集合時間のかなり前に着いたにもかかわらず、長蛇の列で、講堂に入れるのか不安でしたが、なんとか座ることができました。
秋でしたが、生徒さんたちはまだ衣替えの前で、昔ながらのグレーの水兵さんのような可愛らしい制服であちらこちらに着席していました。
丸山弁護士の講演内容は割愛させていただくとして、最後の質問タイムにおいては、T中学の生徒からはストレートな質問が多く、積極的なことに感心しました。
明るく元気で積極的、そんな印象を持ちました。
また、昨今の男子校、女子校、は、お互いの文化祭に行ったり来たりが盛んなようで、うちの娘たちの学校の文化祭にも男子校の生徒さんが驚くほどたくさんいらしてますし、T中学はじめ、男子校の文化祭には、うちの娘たちはどっと遊びに行っているようです。
その感想を聞くと、例えばT中学の文化祭だと、女子校ではありえないような、大胆な企画が多くて、ずいぶん楽しめるらしいです。
教室の中にジェットコースターを作ってしまったり、びっくりしますね。
最終日には高校生が中心となって、グラウンドでファイヤーボーイズと称する、その名の通り、火を使った激しい踊りで盛り上がるそうです。
そうそう、この文化祭では、受験生は忘れてはいけない、T中学名物、T海餅と呼ばれるお餅が配られるそうです。
列んでこのお餅をもらうと合格するとか、一応、縁起物ですから、もし覚えていたら、列んでみてもいいかも知れませんね。
勉強ばかりではなく、たくさんの行事で6年間しっかり楽しめるのは、T中学だけではありませんが、中でも一例として、T中学に関して少し語ってしまいました。
エリザベスの個人的な見解で、事実に反することがあったらごめんなさい。
男子校については、本当に近所のおばちゃん状態なので、皆様からも教えていただければ嬉しいです。
男子校、といえば、しつこいようですが、N学園男子部の制服廃止、あれはどうしてなのでしょうね。
どうしても納得いきません、私服の方がいいのかなあ~昔のように黒い学生服でえりに女子部と同じバッジをつけているのが何故いけないのか、誰か教えて下さい。
地下鉄でもバッジで、あっ男子部だ、とわかって親近感がわいたものですけどね。
最近、男子部出身の友達に制服廃止の理由を聞いてみましたが、彼らもやはり皆目見当がつかない、と不思議がっていました。
式典の時のみ、揃っているようないないような紺のブレザーを着用していますが、どうせなら、普段も着用してほしいと思うのは、頭の固いおばちゃんだけでしょうか。

東区T中学の部活について、ちょっとだけ

2007年03月29日 | Weblog
エリザベスも名古屋市で40年あまり生きておりますから、男子校のことも少しは語れます。
皆さんも東区T中学に関してはよくご存じと思いますので、つい最近、印象に残った部活について。
まずは、毎年3月末に開催される、T中学高等学校オーケストラ部の定期演奏会こちらは最近は愛知芸術文化センターのコンサートホールで催されますが、昔から有名であり、開場時刻の30分前には行かないと長蛇の列で、席が無くなるほどです。
13歳から18歳の少年とは思えないプロ級の腕前で聴かせてくれますから、エリザベスは毎年、非常に楽しみにしております。
今年は珍しい挑戦で、ピアノソロを含む演奏がありました。
ソロ担当の高校2年生は、緊張はいかばかりかと心配しましたが、しっとりと美しく仕上げてくれました。
またそれを上手に包み込むまわりのバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、ホルン、フルート、オーボエ、トランペット、トロンボーン、ティンパニ、シンバルなどの演奏者、そして、高校2年生の指揮者
よくも感動的な演奏を聴かせてくれるものだと、ド素人のエリザベスは涙を流します。
いつもながら感心するのは、T中学高等学校のOBのおじさま方のグッドタイミングのブラボーと叫ばれる愛校心
あれはオーケストラ部の伝統を物語っていて、非常に微笑ましい光景ですね。
更にこの演奏会を盛り上げるのは、最後の高校2年生の引退式です。
5年間続けてきた先輩方に新入生の中学1年生の坊ちゃん方が花束を渡します。
エリザベスは再び涙します。
男の子らしくサラッとさわやかな引退ですが、5年間の青春の思いを、明るく演出する健気さに、かえって深い感動を覚えます。
同じ文化系ですと、演劇部があります。
こちらも偶然にも同じ日に愛知県中学校演劇祭が行われ、愛知S徳中学、S山女学園中学、自由が丘のA中学などと一緒に、毎年盛り上がります。
最近のT中学の演劇部は、コメディ系で非常に面白いと人気です。
ずいぶん以前は、この演劇部も部員が足りず、廃部寸前の時代もありましたが、今では、入部が多く、人気が高いようです。
体育会系ですと、野球部が人気ありますね。
T中学の野球部は、人数が多いのか、AだのBだのとチームがいくつかに分かれてそれぞれが大会にエントリーします。
中学生らしくていいですね。
エリザベスの知り合いの中に、ハンドボール部を4年間続けている子もいます。
毎日大きなお弁当を持って楽しそうに行くらしいですからきっとやり甲斐があるのでしょうね。
また、高校だけかも知れませんが、アメフト部もひそかに人気あります。
理由はいろいろですが、名古屋市内でアメフト部のある学校はまだ少なく、名古屋市代表になりやすいのでは?という噂。
東区T中学も全国的に有名な進学校ですが、部活も非常に盛んです。
文化祭などで見かける生徒さんは、どなたも生き生きとした顔をされていますから、どの部活もきっと楽しいのでしょうね。

お待ちかねの部活について、愛知S徳中学編

2007年03月28日 | Weblog
星ヶ丘の愛知S徳中学は、桜ヶ丘という住所にふさわしく、春の入学式には桜の花が満開となり、それはそれは華やかです。
さてこちらの学校に関しては、昔の水泳部、バレーボール部、など体育会系の部活のめざましい活躍をイメージされるかも知れませんね。
ところがここ10年ほどは、進学校としてめきめきと頭角を現し、逆に体育会系の部活の勢いは昔ほどではなくなりました。
今はなんといってもバトン部
女の子らしいですね~バトン部
ところがストレッチからランニング、とても可愛らしいわ~と喜んでもいられない練習メニューです。
それもそのはず、なんと毎年全国大会で金賞を受賞しています。
昨年度は、更に金賞の中の優勝という輝かしい記録に塗りかえました。
水泳部、バレーボール部、バスケットボール部、バドミントン部、剣道部、陸上部、ソフトボール部、軟式テニス部、硬式テニス同好会、卓球部などその他の運動系も、もちろん活躍しています。
ただ、お母様方のイメージしていらっしゃるスポ根マンガレベルの部活とはかなり違うので、誤解なさらないように。
もし星ヶ丘周辺で、愛知S徳学園の制服を着ているにもかかわらず、どこから見ても男子というショートカットで真っ黒な生徒をご覧になったら、それは間違いなく公立中学からスポーツ推薦で入られたお嬢さんでしょう。
高校からの募集は一般も推薦も来年をもって打ち切りになりますが、まだ本年度は様々なスポーツ推薦でしつこく40名ほど集めたようです。
このお嬢さんたちは、茶髪でズボンのずり下がった坊ちゃんの多い今の時代ですと、どこの学校の男子よりも男らしいと評判です。
さて、とにかく運動系は以上のように、ほどほどの練習、ほどほどの活躍、特に目立った受賞はバトン部ではないか、と思われます。
練習はかなりハードですが、それだけやり甲斐もあるのでしょうね。
次に文化系、音楽はかなりたくさんに分かれています。
フルート同好会、吹奏楽部、ギターマンドリン部、オーケストラ部、合唱部など。
イラスト部、演劇部、自然科学部、華道部、書道部、茶道部、など一般的にありそうなものはほとんどあります。
文化系で活躍しているのは、ギターマンドリン部、芸術文化センターのコンサートホールを借りて定期演奏会をされます。
この定期演奏会は非常に伝統があり、かれこれ35年近く続いているのではないでしょうか。
今は芸文なので緞帳(どんちょう)がありませんが、昔は金山にあった名古屋市市民会館中ホール、いや、大ホールだったかな、そちらで行われており、愛知S徳学園の校歌の演奏に合わせて緞帳(どんちょう)がそろそろと上がる様子は、本当に感動に値するものでした。
エリザベスの知り合いが30年ほど前に、このギターマンドリン部でしたから、数年間、友達と連れだって見に行ったものです。
一年の成果を形にできるのは幸せですよね。
そして次に演劇部、こちらは非常に人数が多く、現代のお嬢さん方に演劇が人気が高いことを物語っています。
中学3年生あたりになりますと、何人かはNHKの中学生日記に出演しているようです、それも女の子には嬉しい事かも知れません。
そして演劇部も含め、愛知S徳中学では、春の文化クラブ発表会、秋の文化クラブ発表会、と呼ばれる文化系クラブの発表会が大々的に行われ、参加するのは、各音楽系クラブ、ダンス部、そしてトリを飾るのが演劇部です。
昔のようにスポ根マンガの世界はどこかへ飛んでいってしまいましたが、代わりに女の子らしい、素敵な部活が目白押し、勉強も大切ですが、こちらの学校もやはり部活でお友達との交流を深めましょうとの意図か、入学した最初はどこかには入部しないと、担任の先生に非常に心配されます。
せっかくですから、とりあえず、何かに入ってみましょうね。

お待ちかねの部活について、N学園女子部編

2007年03月27日 | Weblog
中学受験が終わり、ホッとするとともに、せっかくしばらくは受験に追われることなく楽しく過ごせるんだから、どんな部活に入りましょうか、と、リサーチされているでしょうね。
さすがに部活のこととなりますと、エリザベスは男子校に関しては語れなくなります、すみません。
女子校のいくつか例をあげてみたいと思います。
まず勉強ばかりやってるんでしょう、と、思われがちなN学園女子部、こちらは様々です。
皆さんの期待通り、塾で忙しいというお嬢さんももちろんいらっしゃいます。
SEAにK塾にと初っぱなからご多忙なお嬢さんには、ダンス部が人気です。
週に2回、そして今どきの踊りですから、ストレス発散にはピッタリらしいです。
ただ、塾で忙しいから部活は最小限などというさびしいことをおっしゃるのは、中学生では本当にわずかです。
女子部といえども、やはり部活を満喫してキャッキャッとはしゃぐ楽しみは欠かせないようで、学年でトップの成績を争うお嬢さん方でもどれかには入部していらっしゃいます。
人気があるのはテニス部、スキー部、バドミントン部、バレーボール部、バスケットボール部、卓球部、陸上部、サッカー部、水泳部、剣道部など運動系各種、器楽部、演劇部、割烹部、英語部、化学部、天文部、美術部、書道部、華道部、棋道部、盆石部、マンガ研究会、ドイツ語研究部、パイプオルガン部など文化系各種。
練習がハードな部とのんびりな部といろいろありますから、3つ兼部などというお嬢さんもざらです。
とにかく部活はどこも非常に楽しいので、入らなければもったいないですね。
中でも最近、際立って活躍しているのは、棋道部、耳慣れない名前ですが、要するに将棋です。
こちらはなんと全国大会団体優勝していますから、文化祭ともなると、ガラスばりの部屋で、賢そうな高校のお姉様が、髪の毛かきあげながら、ご父兄の将棋のお相手をされていて、憧れの存在となっています。
英語部、ディベート部などは、昔から英語弁論大会で全国レベルの戦いに挑んできたN学園ならではの活躍ができます。
さらにサッカー部、女子校、それもN学園女子部でサッカー部?と驚かれるかも知れませんが、けっこう人気高いです。
N学園女子部はイメージと違って、運動神経の優れたお嬢さんが多いです。
勝負するからには勝つという気迫で、スポーツも真剣勝負です。
活発な受験生なら、体育祭など見学されるとよろしいでしょうね
中学1年生から高校3年生まで6学年がだだっ広いグラウンドで大騒ぎいたしますので、幅広く生徒を見られます。
高校3年生の髪の毛ふんわりの素敵なお姉様が、リレーとなると、人格が変わり、200メートルトラックを爆走されます。
大学受験で忙しいし、ケガするといけないから、走らないの~などとおっしゃいませんから、それはそれは見応えありますよ。
話がそれましたが、どの部活も中学高校一緒に練習いたします。
小学生から少しだけ大人になった気分の中学1年生にとって、高校生の先輩というものは、非常に頼れる素敵な方々なのですよね。
エリザベスも記憶に残るのは中学1年生で入部した美術部で、それはそれは美しい高校2年生の先輩から、バレンタインデーなどの甘い恋愛物語を聞いて、友達とうっとりしていたことです。
申し遅れましたが、エリザベスは、はるか大昔のN学園女子部の出身者であります。
当時と今では、盛んな部活はかなり違いますが、ひとつ言えることは、どの部活も素晴らしくパワーアップしていることです。
盆石部、華道部、書道部、器楽部、棋道部など恐ろしく華やかになり、現代のお嬢様たちのあふれるパワーと才能にただただ脱帽です。
あと忘れてはいけない割烹部、名前は古めかしく、何をするのかわかりませんが、実はクッキング部です。
去年など顧問がネイティブのK先生だったので、割烹部というネーミングにも関わらず、キッシュやらハーブクッキーやら、イタリア料理のようなフランス料理のようなスペイン料理のような、とにかくお嬢様方が盛り上がりそうなメニューに取り組んでいたようです。
N学園女子部だけで長~くなってしまったので、他校は明日以降にいたします。

胡桃さんのお友達のおっしゃっていたPTAのおつき合いについて

2007年03月26日 | Weblog
胡桃さんのコメントの中にあった、胡桃さんのお友達の、私立中学受験をさせる理由として、ややこしい父兄とのおつき合いを避けるため、というものがありましたね。
お返事していなくてごめんなさい。
子供を二人とも私立中学に通わせているエリザベスが語ると、私立びいきに聞こえてしまうので、表現がなかなか難しいのですが、正直、親の感覚は少し違うと思います。
昔だと、経済的に豊かな私立、庶民的な公立、と簡単に分けられそうですが、いちがいにそうとも言えません。
学費はかなりかかりますから、私立も公立も一緒ですよ、とは絶対に言えませんが、今は、お金があるから私立へ、という考えで中学受験させる親はおそらく全体の1パーセントにも満たないでしょう。
中学受験させる親の99パーセントは、いかに確実な学力をつけさせるか、それしか頭にないと思います。
もっと具体的表現をすれば、いかに現役でトップ大学に合格させるか、です。
最近はO崎高校、A丘高校などの公立高校が、大学受験でも私立高校に負けるなと、素晴らしい躍進を続けていますが、やはり浪人率は高く、東区T高校や昭和区N学園女子部の現役率には勝てません。
浪人するとかなり余分な学費がかかることはご存じでしょうか。
何百万円も予備校に払うことになります。
宅浪と呼ばれる自宅浪人で第一志望大学に合格する可能性は、年々減っています。
やはり浪人するからには、現役ではかなわなかったトップ大学に合格してこそ、との決意から、S台、K塾、Yゼミ、さらに最近ウルトラ高額月謝でも生徒が殺到すると評判のJ&Sチ、などにお世話になる人がほとんどのようです。
中学からわざわざ高いお月謝払って~と思われますが、トップ私立の場合は現役合格できるだけの恐るべきスピードで学習を進めて、それぞれの努力でもって、どんどん頭にたたき込んでいきますから、下手すると、いや、下手しなくても、高校3年生あたりで、浪人生と同じように総復習に当てられるというわけです。
公立中学公立高校でお月謝かからず良かったわと喜びつつも、1浪ならまだしも、2浪3浪される覚悟でトップ大学を狙われるのであれば、私立中学の6年間のお月謝は高くないのかも知れません。
どちらにしても、子供自身が一生懸命に勉強した場合の話ですけど
そんなわけで、私立中学を選ぶ御家庭の種類が、昔とかなり違ってきていることをまずご理解いただきたいです。
エリザベスのまわりでも、中学受験に燃えている方は必ずしも皆さんがセレブなわけではなく、身だしなみはきちっとされていても、派手さは感じさせない好感の持てる方がほとんどです。
エンゲル係数のように、教育費が出費全体のどれほどの割合なのかを算出したら、恐ろしい結果になりそうな気もいたします。
ですから、私立中学の親の種類として、お金持ちという印象は消して下さい。
ただ、エリザベスが非常に心地よく二人の子供達の学校のご父兄とおつき合いさせていただける理由としては、皆さん、約束事をきちんと守られるという点です。
なるほど、受験勉強を続けていくにあたって、約束事をきちんと守れない子は、なかなか勉強も順調に進められません。
皆さんもなんとなくおわかりだと思います。
中学受験を順調に乗り切るためには、様々な決まり事をしっかり守ってこそ、のようなものがあります。
集合時間、集合場所、持ち物、塾の先生からの言いつけ、提出物、宿題、変更届け、などなど、緊張の連続の生活です。
それがきちんと守れない場合、不思議なものでやはり成績に顕著に出ます。
中学受験はしょせん12歳の小学生です、その子たちがきちんと全てを守れる、すなわちご父兄がきちんと守らせている、ということなのです。
に守らされているなんて、と、あきれるかも知れませんが、12歳の受験生は、一生懸命に守らされているうちに、気づかないうちに、自分で守れる子に成長しているのです。
そういったいろいろな形で親子が試されふるい落とされ、私立中学受験は終わります。
きちんと約束事を守れた方々と安心しておつき合いができるという点では、PTAのいろいろな不安は半減すると言えるのでしょうか。
ただ、絶対とも言えないので、ほとんどが、で留めておきたいと思います。
公立小学校、公立中学校は、試され、ふるい落とされ、がまだ行われていないだけに、親も非常に幅が広いと思います。
それこそピンからキリまで、でしょうか。
エリザベス自身が二人を公立小学校に通わせていた経験から申しますと、予想通り、中には、びっくりするような方もいらして、話題に事欠かないものでしたが、ほとんどは素敵な楽しい方ばかり。
エリザベスは自分の子供に関しては私立中学主義ですが、今でも、公立小学校時代のママ仲間とひんぱんにランチに出かけて楽しい時間を過ごしています。
エリザベスは私立中学に子供を入れ、そのご父兄と和気藹々と過ごして、本当に楽しく、良かったと思いますが、逆に、公立中学に進まれたお子さんのママたちと合わなかったかというと、全然そんなことありませんでした。
むしろ私立中学の親だけで狭い世界を作っていることの方が恐ろしいのではないかとゾッとするくらいです。
胡桃さんのお友達も、中学のママ仲間との楽しい毎日を満喫できるといいですね、私立ももちろん安心できるきちんとされた方々が揃っていらっしゃるでしょうし、公立中学にも、素敵なママがたくさんいらっしゃると思います。

応援ありがとうございます、胡桃さん。

2007年03月25日 | Weblog
初めは緊張ぎみに綴っていたエリザベスのブログですが、いろいろな方のご意見も聞けて、輪が広がり、アットホームな雰囲気になってきたのが、非常に嬉しい今日この頃です。
思いつくままにタラタラとではありますが、書き続けられるのは、真剣に読んで感想を伝えて下さる方々のおかげと、毎日本当に感謝しております。
ブログに慣れない頃は、一日分を仕上げるのに試行錯誤して、ずいぶん時間も費やしたものですが、最近は、皆さんとのやりとりも楽しく、リズム良く進められるので、時間にして15分ほどで仕上がります。
今日のトピックは何にしようかな~と考えるのは、朝、新聞を読みながら、お洗濯物を干しながら、お買い物をしながら、なのですが、いざそれが決まれば、あっという間に仕上がります。
これも全て、意見を素直にぶつけて下さる皆様のおかげです。
実は高校生の頃、自分で英語のテスト問題のようなものを作ってみたくて、英文タイプの教室に通ったことがあり、今もローマ字変換で打てば、話しているのと同じ速さで仕上がっていきます。
この時代に英文タイプなんて、全く古めかしいものを習ってしまったものだなと失笑していましたが、こんなところで役に立つとは、なんでもかじっておくものですね。
しばらく英語の教師をしておりましたが、その頃も、英文タイプは試験作りに役立ちました。
ただ、ワープロなるものが全盛期になりかかった時代で、私は英文タイプ愛用教師の最後の人間だったかも知れません。
皆さんの期待の話題から大きくそれてしまいましたが、大人になってみると、意外な経験が役に立つこともあるんだ、という一例にはなったでしょうか。
トピックがあちこちに飛びますが、公立高校合否結果が出ましたね。
私立主義のエリザベスにとって、やや違う世界のことではありますが、やはり努力した子供達には、それぞれに納得のいく結果が出ていることを祈ります
うちの子供たちは公立小学校に通っていましたから、当時のお友達が公立中学に入ってから、どれだけ大変な思いをして高校受験に臨んでいるか、あるいは臨もうとしているか、身につまされる思いで聞いています。
主要5教科は学年ヒトケタにいても、副教科の内申が取れずに苦しむお子さん、主要5教科はからきしダメなのに、体育と音楽と美術で5がもらえるために、予想よりレベルの高い高校に光が見えてくるお子さん、様々ですね。
最近はかなりの割合で推薦で年末に決めてしまうそうです。
こればかりは本当に親子でよく話し合って決めて下さいね。
中には、年末に推薦を決めておきながら、実は本人は他の高校に未練たっぷりで後悔していたなどという話は珍しいことではありません。
これが大学受験となりますと、大変なことになってしまいます。
知り合いの高校生が、秋に両親に心配だから早く推薦で決めてくれと泣かれて、仕方なく関西方面の大学の指定校推薦を選びました。
ところが年明けに、同じくらいの成績で励ましあっていた同級生たちが続々と首都圏のトップレベル大学に合格し、自分だけ損をしたような気分になったそうです。
優秀で勝ち気な男の子でしたから、お母様に大変な当たりようで、親子断絶の状態が二ヶ月ほど続きました。
泣いて説得した両親も息子さんの勝負したいという気持ちを優先してあげなかったという後悔がありますし、息子さんにも、絶対にがんばる、と言い切れなかった弱い自分に対する後悔がありますし、なかなか苦い経験になりますよね。
これはどちらも決して悪くなかっただけに、本当に気持ちのやり場のないものではないでしょうか。
大学と同じ感覚ではないでしょうが、高校選びも、中学受験と同じく、親子の考えをまとめてから進むのが一番平和ですね。

自分でも笑ってしまいました、毒舌でごめんなさい

2007年03月24日 | Weblog
再び、煮え切らないお父様からコメントをいただきありがとうございました。
密かに思ってはいても、口にするのはなかなか勇気のいること、というあたりで自分でも笑えてしまいました。
エリザベスはやはり毒舌なんですね。
弁解するようですが、ある一つの物に対して攻撃的な発言をするのはあまり好きではない性格です、ただ、言われるままに、親を信じて一生懸命がんばっている子供の姿を見るにつけ、親の方がいい加減な考え方をしていると、腹が立つのは事実です。
煮え切らないお父様の教育熱心さは一番愛情の深い熱心さですよね。
エリザベスもたまたま子供が女の子であるため、特に勉強以外の優しさ、思いやり、気配りなどを感じる時に、子供が育っているんだなあと実感します。
学力アップも成長ではありますが、精神的に大人になったな気配りや思いやりが身に付いてきたなと感じるとき、真の成長を見たような気がします。
またその成長の見られない子供は学力アップもあまりスムーズではないですよね。
子供は勉強をするロボットではありませんから、様子を見ながら上手に進めていくのも、大変ではありますが、ご父兄の腕の見せ所ではないでしょうか。
かくいうエリザベスもまだまだ発展途上ですから、このようにたくさんのコメントから勉強をさせていただきたいと思っております。
少し話がそれましたが、わたしが毒舌エリザベス?となりがちなのは、過去に数人、親の勝手な行動の犠牲になったお子さんがいたからかも知れません。
エリザベスの指導しているお子さんではなく、もう4~5年も前の受験生ですから、今は高校生になっているでしょうね。
一人はお母様が大学教授をされていて非常にプライドの高い方、息子さんはどちらかというとおっとりしていて、進学塾の中でも、成績は真ん中あたり、どうもお母様の希望通りの成績ではないらしく、5年生の前半通われただけで、退塾されました。
まわりはもう中学受験はされないのかなと思っていたのですが、不思議なことに6年生の春に再び同じ進学塾に入ってきました。
また鳴かず飛ばずの成績で、今度は早々3ヶ月で退塾されました。
その後はどうされていたのか、ただ、息子さんの話では、上のクラスに入れなかったらやめさせるよとお母様から厳しく言われて、入退塾を繰り返していたそうです。
最終的には中学受験をされましたが、学習の流れが中途半端だったために、第一、第二、第三、全て不合格で、第四志望校に通うことになりました。
お母様はもちろん不機嫌、息子さんも泣いていらっしゃいました。
このように、おかしな教育熱心さは親の身勝手ですよね。
かっとなって塾をやめさせる、かと言って中学受験をあきらめるわけでもない。
その繰り返しは、息子さんに対してのお仕置きにはなりますが、受験の為の学力アップには全然つながらないでしょう。
どうせ中学受験させるなら、カッとなるのを押さえて、じっくり見守ってあげれば、もしかしたらもう少し平和な結果になったかも知れません。
もう一つの例は、ご夫婦ともに公立中学、公立高校出身で、たまたま私立中学受験の盛んな学区に住んだために、なぜか流されるようにまわりと一緒に進学塾に息子さんを入れ、教育に燃えていらっしゃいました。
息子さんは非常によく勉強され、トップ校を目指していました。
ところが6年後期になると、成績を維持するのが苦しくなり、親子ですっかり弱気になってしまいました。
先に申し上げておきますが、6年後期に楽々トップの成績に安定していられる子は、ほんの一握り、99パーセントのお子さんが苦しみます。
話は戻りますが、その公立出身のご夫妻は、あろうことか、息子さんを交えて、家族会議をされ、もしダメでも、公立中学へ行けばいいから気にしないで気楽にやれよ、なんて言ってしまったのです。
どんな優秀な子でも、プツッと緊張の糸が切れたらもう限りなく落ちてゆきます。
その息子さんも、第一、第二、第三、第四、全て不合格で、気楽にとおっしゃっていたはずのお母様は泣き崩れ、本当に公立中学へ行くことになりました。
公立中学へ行くことが悪いのではありません。
受験校全てに落ちて、公立中学に、仕方なく、行くことが望ましくない、と言っているのです。
エリザベスのやるのならとことん、やらないのなら早いうちにスッパリ、という意味は、成績が良いか悪いかの判断ではなく、親子で方針をきちんと決めて二人三脚で進みましょうという意味です。
中学受験の主役は子供です、親は単なるその支えです、支えが主役の足を引っ張るようなことは決してしてはいけないと憤るのはエリザベスだけでしょうか。

煮え切らないお父様ふくめご父兄へ

2007年03月23日 | Weblog
煮え切らないお父様とおっしゃりつつも、冷静な判断をされていると思います。
中学受験はトップ校を目指す子供でなくても、大人が想像しているよりはるかにレベルの高い学習をしています。
こればかりは百聞は一見にしかず、実際にしばらく進学塾に入れて、Mテスト、プレ中、統一テスト、など、大手進学塾の少なくとも800名は受ける模試に参加してみるのが一番でしょう。
かなり昔の話になりますが、うちの長女も、学校の勉強など当たり前にでき、通っていた公文の先生からは天才扱いされ、親としては、当然トップだと信じておりましたが、小学校4年生でM研に入れた最初の模試で、上には上がたくさんいたことを知り、愕然としました。
その後の苦労は語らずとも皆さんにはよくおわかりと思います。
とにかく、公立小学校の勉強など、幼稚園並みとも言えるのんびりさですから、中学受験の勉強をやった経験のあるお子さんが、何かの間違いで、公立中学に進学しますと、間違いなく、最初のうちはスーパーマンのようにあがめ奉られ、本人はすっかり有頂天になるでしょうね。
私も長女が6年生の時に、M研の一番信頼できる先生に、もしトップ校に落ちたら公立にしたほうがいいのでしょうか、とお聞きしましたが、やはり冷静に、煮え切らないお父様と同じことをおっしゃいました。
トップ校を目指してここまで勉強してきた子が、公立中学に入ると、それまでの学力の蓄えで、何もしなくてもずっと良い成績を取れるから、高校進学には心配はないでしょう、ただ、中学の3年間、楽して過ごせるので、地道な努力のできない子になり、高校入学後の、一番肝心な、大学受験での勝負で、実力発揮できずに終わることになるでしょう、と。
その時は、そうかしらと半信半疑の気持ちがありましたが、あれから何年もたち、たくさんの子供の成長を目の当たりにすると、あの先生のおっしゃった意味がよくわかるようになりました。
中学受験の世界は、公立より少し上をいく学習なのではなく、全く違う世界に飛び込むことになるのです。
やめるならいっそのこと、まだあきらめのつく早い段階で、すっぱり決心された方がいいでしょう。
中途半端な学習で上にいける世界ではありません。
志望校にもよりますが、あれだけの内容を学習する以上はそれなりの結果が出ないと、親子ともに、なんとも言えない嫌な思いが残ります。
やるからには精一杯、やらないなら早いうちに。
煮え切らないお父様の判断は非常に正しかったのでは、と思います。
一生懸命にこのようにお子さんのことを考えていらっしゃるご様子は、本当に素敵なことですよね。
公立を上から目線で批判したような内容に取られるかも知れませんが、これは文部科学省の決めていることで、子供達の責任ではないので、くれぐれも誤解されないようにお願いいたします。
私立中学を選択して、早いうちから厳しい中で学習を進めるのも一つの生き方、圧倒的多数の方が選択する、公立中学での学習を地道に進めるのも、もちろんその人の生き方ですから、それぞれにおかれた環境で最大限の努力を続けるのは、どちらにしても同じことではないでしょうか。
少なくとも、どんなプロセスを経ても、大学受験はみんなが同じ条件で挑戦するので、そこまでをどう過ごすのかという違いですね。
私立中学は高いお月謝払うだけに、レベルの高い学習ができて得ね、と、思われるかも知れませんが、その環境においてもらえるだけの大変な努力を子供達は10歳11歳12歳で、想像を絶する勢いでしていますからね。
高校受験はクラスの全員が受験勉強に没頭します。
中学受験は、圧倒的多数が、何も考えずに小学生らしく遊んでいる中で、自分だけが強い意志をもってハイレベルな学習を続けるわけです。
なかなか簡単なことではないと思います。

おそらく初めてでしょう、お父様からのコメント

2007年03月22日 | Weblog
お父様からのコメントはおそらく初めてでしょう、非常に感激しております。
正直、うちの子供たちにとっての父親という存在は、中学受験には、ほとんど関心を持たないのんびりした人でした。
コメントを下さったお父様のように熱心な方だったら、エリザベスもどれほど助かったかとうらやましく思うくらいです。
昨日のブログのタイトルは、刺激的だったかもしれませんが、あくまでもエリザベスの個人的見解ですので、ご容赦下さいね。
煮え切らないとおっしゃりつつも、教育に熱心なお父様ですので、私もうかつなお返事ができません。
じっくり考えて、明日あらためてブログにしたためさせていただきます。
本当に貴重なコメントありがとうございました。

中学入試の偏差値は大学合格結果に顕著に表れますね

2007年03月21日 | Weblog
ここ数週間、新聞や広告に、本年度の大学合格者の名前出身高校名更には顔写真まで載っていますね。
少しずつ中学受験の偏差値の変動が6年後の大学受験に変化をもたらしているような気がします。
6年前の中学受験の偏差値と、現在の中学受験の偏差値は学校によってかなり変わってきています。
それと同じように、更にもっと以前の10年前あたりの中学受験の世界と、今年大学受験をした私立中高一貫校生が当時経験した6年前の中学受験の世界との間にも違いがあります。
まだまだ古い感覚でとらえていらっしゃるご父兄は、そろそろ意外な私立中高一貫校の大学入試においての活躍に、目を向けていただきたいと思います。
もちろん男子トップ校東区T中学や女子トップ校昭和区N学園女子部の活躍は言うまでもありません。
ただ、その次にランクされている中学の生徒が意外にも、最近、かなりハイレベルな大学に次々と合格していることにも注目しなければなりません。
私立中高一貫校は、ここ10年ほどかけて、恐ろしい勢いで伸びよう伸びようと全力でぶつかってきています。
学校側の燃え方は尋常ではありませんが、なぜその燃え方に比例してメキメキと頭角を現して来ないのでしょうか。
それぞれの伸びは、非常にゆるやかです。
問題は生徒がその勢いにしっかりくっついてきているかどうかなのです。
大手進学塾の広告で紹介されたように、千種区星ヶ丘の愛知S中学では、独自の古文漢文のテキストを作成するなど、素晴らしい取り組みをしています。
高校の内容に入る中学3年生の半ば頃からは、これでもかというくらいハイレベルな問題集が配られ、それらを有効に使えばどれほど学力アップするかという状態です。
ただ悲しいかな、中にはせっかくのハイレベルな問題集に真面目に取り組まずに真っ白なまま終わらせてしまう生徒もいるようで。
これは追試追試で厳しい愛知S中学では許されないことなのですが、残念ながら、なんとか先生の目をすりぬけて無事に一年を終える生徒もいるわけです。
もちろん厳しい愛知S中学ですから、ほんの一握りの生徒ではありますが、こういった過ごし方をすれば、学校側がどれだけ燃えていても、学校全体のレベルを持ち上げるのに非常に長い期間かかるのです。
千種区自由ヶ丘のA中学も立地条件がいいせいか、人気がうなぎ上り、学校もウキウキして学力アップをはかっています。
K塾の統一テストを受けましょうだの、通信教育のどこどこを奨励しますだの、あろうことか、入学する前から山のような宿題で、春休みから心の準備をさせますだの、燃え方はそれこそ心配になるくらいです。
プログレス21の文章を、春休みからひたすら書き続ける12歳諸君の中には、いったい何をしているのかよくわからない、という子もいるでしょうね。
ただ、私立中学受験をしただけに、元々が勉強熱心で真面目な性格の子が多いですから、従順にも毎日一生懸命に、意味のわからない英文を書いているようです。
このように学校によっては、先走り過ぎて、ちょっとどうかという場合もありますが、これも全て生徒とその親の受け止め方です。
上手に活用して春休みのうちに英語の基本をしっかり身につけることも充分可能ですし、逆に言われたことだけやったために、意味のない時間を過ごしたことになるかも知れないですよね。
とにかく私立中高一貫校はどこも必死です。
親にとっても子供にとっても、一番大切なのは、学校選びももちろんのこと、更に目標の中学に合格することももちろんのこと、その先にその学校でどうすることが一番学力を伸ばせるのかを、日々考えることだと思います。
言われたことをするだけ、それでは平均点を取るのがやっと、トップを目指す子供がどうしなければならないかを、たとえ中学に入学してもずっと考え続けなければ最終的なゴールにはたどり着けないように思います。
わたしも決して他人事ではありません。
皆さんからのコメントなども含め、いろいろな形で勉強させていただき、皆さんとともに子供を伸ばしていきたいと考えております。


中高一貫でも半分過ぎて後半に入るとあせります。

2007年03月19日 | Weblog
急に私事になりますが、うちの長女もとうとう中学を修了してこの春から、高校生になります。
中高一貫であるがためののんびり感を、幸せなことだと喜んでみたり、こんなことでいいのかと焦ってみたり。
私の性格上、6年間あるからしばらくは遊べるねなどとは口がさけても申しませんでしたが、それでも中学受験の頃のような、一回のテストごとに、胃と心臓がおかしくなるような緊張感も無く、偏差値に追われることももちろん無く、ふと気づいたらもう3年たっていました。
ある塾の先生に、中学に合格した直後のアドバイスとして、英語、数学だけは取り戻せないので、絶対に成績は安定させて下さいねと言われ、崇拝していた先生のお言葉なので、忠実にそれは守ってきました。
ただ、高校に入るとそろそろ大学に向けて、本格的に始動しなければ手遅れになるのではないかと不安になります。
大学受験に向けては、それこそ皆さんのご存じの通り、たくさんの予備校があります。
人気のあるところとしては、K塾、S台、Yゼミ、そして理数系専門として名高いSEA、更に医進サクセスなどダイレクトな名前の塾までありますね。
全員が同じ方を向いて進む中学受験、高校受験などと違い、大学受験は、それぞれの志望大学、志望学部によってバラバラです。
そのため、どんな優秀なお子さんのお話でも、自分の子供と進路が違えば、全然参考にならないという、本当に暗中模索の世界です。
それに比べると、どんなに山のように積まれたとしても、ひたすらその問題を解き続けて努力すれば、結果がついてくるという中学受験などは、まだ幸せな段階だったのかも知れないな~と、懐かしく思い出す今日この頃であります。

高校入試はどうなっているか

2007年03月18日 | Weblog
暖冬だったのに、ここに来て、本当に寒いですね。
寒い中、入試を乗り切った公立中学の受験生の皆様、本当にお疲れ様でした。
23日の合格発表まで、まだ落ち着かない日々が続きますね。
それを思うと、私立中学受験は、受けた順番に次から次へとどんどん合否結果が届きますから、どちらがいいのやら。
発表まで長い間待たされるのも、蛇の生殺しのようで気分の悪いものですが、私立中学受験のように、まだまだ先に志望校を受けなければいけない時期に、まさかの練習校で不合格が来てしまうと、精神的には大変なダメージです。
ここを上手に乗り切れば、プロセスはどうあれ、自分の第一志望校にめでたく合格できるわけで、もう後が無い、と、追い込まれることで実力発揮できるような強い子には、いいパターンなのかも知れません。
話は戻って、公立高校の入試に関して。
A日程とB日程で違うとは言うものの、愛知県内で公立高校を受験する生徒全員が全く同じ入試問題に取り組みます。
それぞれの高校で、内申点と当日の学力検査の点数で合否結果を決めます。
ほとんどの生徒がA日程とB日程、どちらかで第一志望校どちらかで第二志望校を決めて、挑戦します。
その決定を各高校に報告してありますから、もし第一志望校に合格した場合、すぐに第二志望校に連絡が行き、その生徒の名前は第二志望校の判定から削除されます。
本当にうまくできていると感心しますね。
そんな具合に調整していきますから、それぞれの高校で、定員の320名なり360名なりに上手に収まるというわけです。
収まりきらなかった場合は、予想とは違う高校へ通うことになりますが。
たいていの高校で、内申×2プラス学力検査×1.5で算出します。
珍しく内申×2プラス学力検査×2で算出するのが尾張旭市のA野高校だそうです。
公立高校は安定した状態であることが多いのですが、たまに意外に受験生が集まってしまうとボーダーがやや上がり、意外に受験生が減るとボーダーがやや下がります。
当たり前の話のようですが、これは公立高校の世界では非常にマレなので、話題に上ります。
本年度に関しては、グループ組み替えの関係もあり、天白区のS和高校あたりに集中して、少し厳しい結果になったかも知れません。
逆にS台高校は受験生が200名ほど減り、ラッキーだったかも。
こういう現象は、年によっては起こりますが、こんなことをアテにして勉強するわけにもいかないので、あ~そうだったのかくらいで忘れましょう。
昔と違って助かるのは、この絶対評価の時代に、なかなか思ったような内申点が取れない生徒の為に、内申点42以上でなければ当日100点でも落ちるよ、と言われたような高校でも、内申点40まで幅が広がっていることです。
少しずつではありますが、本人の実力や努力をしっかり見極めてくれるシステムに変わりつつあるような気がします。
あと一つ、ここ数年倍率が低いから、狙い目かなとアテにすると、調整の意味もあって、定員を減らされる可能性もあります。
この辺も、しっかり調査しておきましょう。



コメント楽しみにしていますよ

2007年03月17日 | Weblog
胡桃さん、ご丁寧なお返事ありがとうございます。
私は女の子二人の受験にくっついてきた母親ですが、ここしばらくは男の子の受験にも関心を持たざるをえない立場になり、少しずつですが、情報量を増やしているつもりです。
参考にしていただければと思います。
皆さんからの率直なご意見があると、またあらためて自分のブログを読み返し、考え直し、お返事をするので、私にとっても非常に勉強になります。
胡桃さんのご近所のA子さん、合格おめでとうございます。
こうして毎年、素敵な中学生が一人、また一人と新しい一歩を踏み出すことがエリザベスにとっての、何よりの喜びです。
道のりは険しいけれど、その先に待っている、それぞれの春は、何にも代え難い素敵なプレゼントですね。
少し現実的な話に戻りますが、K塾とM研は、大手としてかなり活躍していますが、ご父兄の考え方と、子供の性格に合わせて選んでいただけば、どちらも信頼できる指導をして下さるのでご心配いらないかと。
その前年度の合格者数だけにとらわれず、少なくとも過去3年はさかのぼって考えて下さいね。
合格者数には、様々な要因がからんできます。
数年前に、ある小規模塾からN学園女子部にかなりたくさん合格し、話題になったことがありました。
その関係者から後日、話をうかがったところ、その学年の女子は、入塾当初から、皆さん非常に優秀だったから、塾としても最善は尽くしたけれど、結果、合格するであろうことはある程度、予測できたそうです。
このように、生徒の元々の持ち合わせている学力ややる気、ご父兄の熱心さ、など、合格に向けては様々な要因がからみあって進んでいきますから、必ずしもその塾のやり方一つで合否が大きく左右されると言い切れないのは事実です。
子供のやる気と塾側のやる気がセットになれば、鬼に金棒ですが、最終的には、本人の努力これに尽きます。
厳しいようですが、精神力であらゆるスランプを乗り切って、強く強く突き進んでいきましょうね

更にお返事いただき本当にありがとうございます

2007年03月16日 | Weblog
胡桃さんのきちんとしたお人柄の表れたお返事に本当に感謝しております。
率直なコメントあってのエリザベスのブログですから、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
模試の国語の一題、予想が当たったにもかかわらず、K塾のT中学合格者数が思ったより伸びなかったのは私もやや疑問に感じていました。
もしかして、という可能性としては、ここ数年、K塾の企画する東区T中学N学園女子部K市T中学の学校指定模試の問題が、あまり当日の入試の参考にならないのではないか、と父兄に軽く見られていたのかも知れませんね。
エリザベスの長女次女はN学園女子部の模試を受けました。
長女は当日K塾に出向いて模試を受験。
返却されてから間違い直しをしましたが、本番の入試にそれほどの影響は無かったような。
次女は、彼女の所属していたM研のゼミが重なり、K塾まで行けず当日は欠席、次の週に皆さんと同じ模試が郵送されてきてから、自宅で挑戦させました。
自宅だとリラックスムードなので、ハンディをつけないとそれなりの手応えをつかめないと思い、各教科受験時間を10分ずつ短くしてさっさと解かせ、採点しました。
そして、実際に受けていたら、これくらいだったんだねと、都合のいい受け止めかたをして、親子で勝手に喜んでいたものです。
おだてると調子の上がる子には、是非この方法でどうぞ。
ともあれ、当日の入試の内容に影響があったかどうかは報告がありません。
そんなわけで、つい最近、K塾に通っていて、かつこのK塾の東区T中学模試を受けた坊ちゃんの母に会い、詳しい経緯を報告していただきました。
彼女は、最近は、T中学模試の予想は全く当たらないので、たぶん意味ないだろうと、たいして間違い直しをさせなかったし、特に国語はまさかと思った、と話しておられました。
確かにK塾のN学園女子部模試を受けようか迷っていた時、ある塾の先生に、あれは本番の入試とは全然合ってないから、無駄ですよ、ヒマならいいですけど、なんて言われてしまいました。
特に次女は自宅受験であったものの、非常に良い結果だったので、私としては、その先生の言葉を思い出して、複雑でした。
父兄の中には、ここ数年のイメージで、T中学模試を軽く見ていた方もいらしたのでは。
本年度のK塾の合格結果はあまり喜ばしいものではなかったでしょうね。
N学園女子部K市T中学星ヶ丘の愛知S中学あたりはライバルのM研に大きく差をつけられたように思われます。
これは、主に女子の結果と考えて良いのでしょうか。。
K市T中学にしても共学ですから、女子の合格がいかほどだったのか、ですね。
大手はほとんどの学年がそれぞれ1000名前後になります。
今年のK塾の塾生が何人程度になっていたのか、女子の躍進が思ったほどではなかったのが、残念です。
どちらにしても、K塾ほどの伝統と実績のある大手進学塾ですと、各教科に命を燃やしている先生方が、これでもかというくらいの勢いで指導して下さいます。
本年度は、その熱意がイコール合格結果とはならない、という、非常に厳しいものを見たような気がいたします。