中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

過去問演習について・お正月の過ごし方について。

2012年12月28日 | Weblog
すっかり寒くなりましたが、お変わりなくお過ごしのことと思います。
11月に入り、過去問演習に取り組み始める塾が増えました。
それに関しての質問が相次ぎましたが、この時期になると、全てが個々に違い、大雑把に記事にするのも難しいため、それぞれの対応とさせていただいております。
怒涛のように押し寄せる課題に押しつぶされそうになりながらも、上手に息抜きをして、さわやかな新年を迎えていただきたいと思います。
6年生にともなると、お正月だから、という気分も味わえないまま直前期に突入する可能性もあります。
正月特訓合宿などに参加される場合、家族と違う形の年越しを経験し、大変なようですが、それを有意義に活用すれば、楽しい思い出にもできます。
もし、家族と過ごす時間が少しでも増える環境であれば、お買い物や食事中の会話で、知識を増やしたり、トレーニングしたり、は良いことですね。
小学校低学年なら、精神的に余裕もあり、お買いものについてのクイズなど、トレーニングになるかも知れません。
「132円持ってお店に行きました。62円のお菓子を買うと、おつりはいくらになりますか。」
単純に引き算で、70円、と答える小学生が多いです。
「132円全てを渡す人はいないので、100円玉を出すでしょう、その場合、おつりは38円ですね。」
ひっかけ問題のようで、エリザベス的にはあまり好きなお話ではないのですが、ここで言えることは、映像として頭に浮かべられるものは、できるだけその形で確認した方がいいということです。
また、お買い物についていくお子さんが、大人を観察していて覚える支払い方があります。
「100円玉を出すのではなく、112円出すと、おつりが50円になって、お財布の中がじゃらじゃらしません。50円玉・10円玉2枚になります。」
注意深く大人の行動を観察するお子さんだと、こういう考え方が自然に身につきます。
高学年になったら、レベルアップさせましょう。
家族でお食事に出かけるとして、2000円以上のお支払いで500円引きのクーポン、2000円以上のお支払いで20%引きのクーポン、2種類持っていたとします。
どちらがお得になるでしょうか。
500円が支払いの20%であったら、どちらのクーポンを使っても支払い金額は同じになります。
つまり、お食事の支払い金額が、2500円未満なら、500円引きクーポンン、2500円より高ければ20%引きクーポンがお得になるわけです。
その感覚を身につけるのも、普段の生活で充分可能です。
数の感覚はとても大切です。
簡単なもので言えば、98円のものを5つ買うのに、98×5を計算するのは大変。
100×5=500、2×5=10、500-10=490、という計算が当たり前のようにできると、お買いものがとても楽ですね。
計算ドリルでは臨機応変、この感覚を上手に使って早く答えを出せる場合も多いですが、計算すること自体が遅くならないように、トレーニングするのも大切です。
算数だけでなく、どの教科も日常生活の様々なところに、感覚を磨く材料がたくさん隠れています。
成績につなげる、というより、大人になってからも、何事もスマートに片付けられる、知恵のようなものにつながる、というと大げさでしょうか。
このお正月に、もし時間があれば、こんなお話をして、可能性に満ち溢れるお子さんと、楽しく盛り上がっていただければ、と思います。