中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

中高一貫校のメリット

2010年12月25日 | Weblog
以前、ご紹介した、東海高等学校・中学校校長の伊藤先生による、素敵なお話を参考に、中高一貫校のメリットについて、お伝えしたいと思います。
まず、6年間を一緒に過ごすことで、濃い人間関係を築けるということです。
特に部活動では、中1から高3までをともに過ごすわけですから、自分の6年間をイメージしやすいですね。
高校生が中1を指導する、素敵な上下関係が育ちます。
まだまだ大学受験など先だと思われる中学生でも、部活のあいた時間に受験勉強をしている先輩方の姿を見て、数年先の自分を重ねられるでしょう。
また、高校受験がないため、自分探しのような時期を長く持てます。
たとえば、東海においては、社会人OBの方などお招きして、話をうかがう機会を多く持ち、有名なサタデープログラムも、生徒実行委員会が企画・交渉・接遇までを担当して、学生ながらもとても積極的な活動として知られています。
かくいうエリザベスの次女も、サタプロの中の「あなたも指揮者」というオーケストラ部とのコラボレーションで、2年間、楽しく有意義な時間を過ごせました。
見に来て下さる方も、大人から小さな子供まで幅広く、このイベントが多くの方に喜ばれていることを感じます。
過去には、政治評論家の田原総一朗氏、弁護士の丸山和也氏、など著名人の講義など、様々な内容が盛り込まれており、毎回、楽しみなイベントになっています。
学習についてですが、多くの中高一貫校と同じで、「早くから大学受験だけを意識づけるような進路指導はしていません。そのかわり将来を考えさせる仕掛けづくりは積極的に行っています。」ということで、東海の校長先生のご意見ですが、わかりやすく素敵な表現として、ありがたく引用させていただきます。
まさに理想的な教育で、6年間を一番大切に過ごせるように、考えられた伝統の男子校ならではのご意見だと思います。
中には、大学受験だけが目的のようにカリキュラムを組まれる学校もありますが、できれば、自分で考え、苦しい時期があっても自分で乗り越えて、達成感の味わえる6年間だと幸せですね。
部活動も大いにがんばり、様々な活動に参加し、青春を謳歌して、最終的には大学受験も自分の目標に向けて精一杯がんばる、そんな学生になってもらいたいものです。
漠然としたお話になりましたが、伊藤先生のお話をもとに、中高一貫校のメリットというものを、少しでもおわかりいただけたら、と思います。