中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

最後は本人次第、負けないで、あきらめないで。

2007年04月25日 | Weblog
皐月大好きさん、コメントありがとうございました。
やはり男の子ですね、ご心配なさらなくても、男の子のほとんどが驚くほどダンスした字を書くそうです。
もちろん中には、女の子も顔負けの美しいノートを仕上げる坊ちゃまもいらっしゃるでしょうが、あまり多くはないと塾の先生からは聞いています。
一度×をもらったら、同じ失敗は繰り返さないように注意することが第一ですね、そのためのテストですから。
入試本番までに治ればそれでOKです。
5年ほど前に聞いた男の子ですと、理科の生物分野で、イカダモ、ミカヅキモ、ツヅミモ、クンショウモなどを答える問題で、モの上の部分、少し出てしまったために、全部×
全部モがついていますからね~お母様は泣きたくなったとおっしゃっていました。
ただ、そんな経験も、塾のテストのうちなら、後で笑い話になりますから、どんどんやっちゃっていただいて結構だと思います。
とにかく本番に間に合うように、しっかり反省して、二度と同じ失敗は繰り返さないと、心に決めること。
悔しかったことを思い出して、絶対に負けないと心に誓うこと。
最終的には本人のその気持ちがあれば、大丈夫だと思います。
話は変わりますが、エリザベスのブログでは、コメントは、先にエリザベスが確認して、ご本人に差し支えなさそうだと判断した上でこちらに公開させていただいております。
万が一、エリザベスに聞いておきたいことがあるけど、ブログ上に公開されるのはあまり好まない、と、おっしゃる方でしたら、コメントの中でそのように書いておいて下さい。
ご本人が希望されないのに、興味本位で公開するような真似は絶対にいたしません。

計算ミスを無くすことは難しいけど減らすことはできます。

2007年04月23日 | Weblog
突然ですが、計算ミスについてお話させていただきます。
うちの子供たちも、もれなく計算ミスに悩まされました。
計算ミスの全然無い子供というのは非常に少ないと思いますが、いかがでしょうか。
不思議なもので、計算ミスって、4年生や5年生の時にはあまり気にならないんですよね。
6年生で、算数のレベルが高くなり、かなりの難問もスラスラ解けるようになった頃に、なぜかとても気になって仕方がないものでした。
こんなに難しい問題が解けるのに、どうしてつまらない計算ミスで×もらってくるの?と、腹立たしくも情けなくて、本当に残念でした。
幾度となく、塾の先生に相談をしましたが、どの先生も口をそろえておっしゃるのは、計算ミスは、無くなることはありませんでした。
無くなることはありませんが、減らす努力はできますよ、と言われ、それを続けてなんとかなったのではないかと思います。
6年生後半になると、難問が増え、試験での問題量もどんどん増えて、子供も落ち着いて解けなくなる場面が多くなるようです。
しょせん小学生ですから、試験問題を見た瞬間、山のような問題がズラ~っとならんでいたら、どうしても動揺してしまうでしょうね。
それがまた、4年生や5年生の頃と違って、なんじゃこりゃという難問ばかりなわけですから、パニックです。
説明されれば、その気持ちはよくわかりますが、だからと言って、計算ミスは仕方ないわね~なんて悠長なこと口がさけても言えません。
最後の最後に6年間やってきたことの積み重ねで違いが出るんですよ、と、手遅れですみたいなことは言いたくないのですが、もしまだ間に合う学年であれば、是非取り組んでいただきたいものがあります。
ある雑誌に説明してあったものを抜粋しますと、小学校6学年それぞれで、気をつけることが少しずつ違ってくるそうです。
1年生では、数字の書き順を正しく、書き直すときは、消しゴムできれいに消す習慣をつけましょう。
2年生では、筆算はケタをそろえて、1問につき1行あける習慣をつけましょう。
3年生では、算数の内容が高度になり始めるので、ノートにびっしりと書くようになりがち、ミスが多い場合は、ノートに余白スペースをとるようにしましょう。
4年生では、割り算の筆算がたくさん出てきますが、商を書く位置をズラすことなくきちんとした位置に書きましょう。
5年生では、計算全般でミスの減らない子なら、罫線ノートではなく、マス目のノートを使うようにしてみましょう。
6年生では、計算のレベルが高くなってきますが、特に分数の計算では、計算プロセスを丁寧にきちんと書くと、ミスがすぐに見つかるようになります。
各学年で注意すべきことは、ほんの一例ではありますが、以上のようにまとめられます。
中学受験は、字をしっかり読みやすくかける子がずいぶん得だと思います。
理科だろうが、社会だろうが、字がはっきり読めないために×になることは珍しくありません。
6年くらい前までは、カタカナの、ア、と答える欄で、書きなぐったために、数字の3のように見えたり、ひらがなの、ろ、のように見えたり、それでも、小学生が緊張しながら一生懸命に書いたんだから、ということで、正解にしてもらえたようですが、ここ5年くらいは、かなり厳しくされています。
それくらい厳しく採点しないと、みんなの学力が高すぎて、差がつかない、という理由もあるのかも知れませんね。

塾も考えものですからね~行ってりゃよしでもないし。

2007年04月20日 | Weblog
皆様がとても好意的に読んで下さり、真面目に教育について考えていらっしゃること、本当に嬉しく思います。
煮え切らないお父様も、お忙しいでしょうに、夜中にお返事いただき、本当にありがとうございます。
お父様のお考え、よくわかりますよ、塾にわけもなくとびつくのは、あまりオススメできません。
英語が心配で、とか、医学部のために数学を極めたくて、など、様々な個人的な理由あっての塾通いは立派なことだと思いますが、ただなんとなく、というだけで塾に放り込むのは、逆効果になる場合もあります。
中学受験をクリアして、目指す中学に入学した我が子は、いかにも頭脳明晰な優れた判断力を備えた秀才ちゃんに見えますが、なんのことはない、やはりごく普通の中学生です。
ここなら評判いいから、どんな科目もみてもらえるらしいのよ、なんてことで、入学間もなく、有名塾にご挨拶に連れて行ったりして~エリザベスも一度やってしまいましたが。
子供は、英語だけ2時間も個別指導の塾で先生についてもらうと、ものすご~くたくさん勉強したような錯覚に陥ります。
も、真っ暗になるまで塾にこもって勉強してきたんだから、家に着いたら少しは夜食でも食べながらテレビみて休憩したら?なんて甘くなってしまうこともありますよね。
まさか1年生のうちから、塾から帰ったばかりの子に、はい、今日の復習をすぐに始めなさいなんて鬼のようなこと言えませんよね。
ところがこれが落とし穴なのではないかしら。
子供は親の、2時間もよくがんばってきたわねの表情で、すっかり安心してしまうのです。
2時間も勉強したんだから、今日はもういいや、と残りの時間はフワフワに過ごしてしまうことが多いです。
中学生の間は、塾でフォローしていただくことも非常に助かるのですが、何より、自分で机に向かって、その日の学校の授業で習った内容をしっかり復習し、もしあれば、宿題を終わらせることが一番成績アップにつながるような気がします。
でさんざん勉強したんだから、と、その肝心な学校の復習が逆におろそかになるようだと、成績は塾に何百万円払っても、アップしないのではないかな?
これはエリザベスが長女の入学直後に塾に飛びついたあげくにたどり着いた感想なのですが。
2年生になった頃に気づきましたよ。
この子の塾通いって意味あるのかな?と考え出したらすぐに行動のエリザベスなので、バタバタっとやめました。
やめても成績が全然変わらなかったのには笑いました。
自分でやらなきゃ、と本人があせったので、しばらくしたら逆に成績上がったくらいでしたよ。
ま~このままずっと上がっていけば嬉しいですけど
そんな長女も高校生ですから、中学生の頃とはずいぶん様子も変わり、ご質問いただいたものへの返答としてのサンプルにはならなくなったので、当時の思い出話ですけどね。
ですから、煮え切らないお父様のように、塾に入れるかどうかじっくり時間をかけて考えようとされているのは、エリザベスは大賛成です。
の先生と言えども、子供の頭の中に、無理矢理に知識を詰め込むことは不可能ですから、しょせん本人のやる気だけ、こればかりは永遠のテーマだと思います。

必要な塾を判断できるのは、他でもない子供本人なのでは。

2007年04月19日 | Weblog
ヤンママさん、コメントありがとうございました。
好意的に読んでいただいていることを知るたびに、嬉しく思います。
昨日の訂正してお詫びします、と書いた理由は、どなたからも疑問の声があがるわけでもなく、責められもしないのですが、煮え切らない父親様からの疑問に正しく答えていなかったことに、エリザベス自身が気づき、おおいに反省したことにあります。
私立中学に入学した途端に塾探しをする必要があるのかどうか、と質問されたにもかかわらず、塾に通うのが当たり前のような書き方をしたような気がしたので、あらためて、中学生らしい楽しい生活の大切さも含めて考えなおしました。
成績も非常に気になるところではありますが、やはり自分たちが一番楽しかったあの頃を思い出すにつけ、是非とも子供たちにも、ごく当たり前の中学生としての自然な生活をしてほしいなと思いました。
難しいことですが、できるだけ楽しく、かつ、あまり心配かけない程度の成績は維持して過ごせると理想的ですよね。
そのための塾なら、必要かな、と思います。
遊んでばかりで、テストの結果を見ては泣いているようなら、塾に通った方が精神衛生上、ずっといいでしょう。
子供の性格と、部活に費やす時間や体力などをふまえて、よく話し合えば、自ずと一番良い結果が見えてくるのでしょうね。
かくいう我が家も、親の押しつけではなく、必ず本人の希望を最優先して塾は決めているつもりです。
今の時代の中学生は、かなり精神年齢の発達が早いと思います。
が思った以上に精神的に成長していることもあります、エリザベスもあっという間に高校生になった長女が、考え方まで急に成長したような気がして、頼もしく思う今日この頃であります。

まだ初めのうちは、必ずしも塾が必要とも思いません。

2007年04月18日 | Weblog
お子様に対する期待の大きいご父兄が非常に多いこの時代ですから、用心しておきましょう、という思いが強すぎて、昨日は、塾通いをオススメするような内容に偏ってしまったこと、お詫びして訂正いたします。
自分で読み返してみると、塾を探すことが第一のお仕事のような内容になっていますが、あくまでも、必要となったときの選び方のパターンです。
甘いことを言っていて、ズルズルと落ちこぼれてしまってもこわいのですが、やはり入学して1年間ほどは、入ったばかりのクラスや部活に慣れるので大変疲れますし、お友達作りは将来の宝物と思って最優先で考えたいですね。
エリザベスも中高一貫校であったため、一番多感な時期を、共に笑い、共に泣き、共に助け合って過ごした200名を、心から大切に感じていますし、生涯の宝だと思っております。
子供たちにとっての学校が、宝物があふれている幸せな場所であってほしいので、お友達との関わりを何より大切にしてほしいと思います。
通いで、忙しく、ふと気づいたら勉強ばかりの6年間だった、などという悲しい過ごし方は、本来の中高一貫校の目的と少しずれているような。
学業と子供らしい楽しい生活とのバランスが上手にとれるためには、何年かかかるのかも知れませんが、どんなにのんびりの子でも、中学3年生くらいには、それなりに大学受験を意識して、自分なりのビジョンを持つようです。
中学の間は、昨日の内容にもあったように、国立大学医学部なり、東京大学なり、超難関大学の現役合格を絶対の目標にしている場合は除いて、ほどほどの位置をキープしましょう、というのなら、あちらへこちらへと忙しく移動して塾をかけもちしている子より、意外にも塾には行かず、毎日の予習復習をきちんと要領よくこなしている目立たない子の方がずっと成績良かったりするので、塾イコール成績アップとも言えないのが現実です。
具体的な大学受験に向けての高校生の塾選びとは、ずいぶん意味合いが違うように感じます。
こちらに関しては、エリザベスもハラハラドキドキの立場ですから、逆に皆様のご意見をいただきたいくらいです。

私立中学に入学してからの塾について、これも人それぞれ。

2007年04月17日 | Weblog
煮え切らない父親様、入学後の塾通いについて、遅くなって申し訳ありませんでした。
私立中学に合格し、晴れやかな顔をして登校する我が子の姿はしばらく幸せと平和を絵に描いたようですが、残念ながら時間は止まってくれません。
どこの学校でも、入学式では理事長先生、校長先生、また、各教室に入ってからは、担任、副担任、どなたも、まずは学校に慣れること、楽しく元気に通えること、を強調されます。
もちろんそれが一番大切です。
ただ、一ヶ月ちょっとすると、容赦なく中間試験がやってきます。
学校によっては、漢字テストだの、課題テストだの、各種追いかけるようにやってきますから、一ヶ月ちょっとものんびりしていられないかも知れません。
最初から飛ばす子は飛ばしますが、中学くらいは部活や行事に一生懸命に取り組んでいいお友達をたくさん作ってほしいと考えるのがごく普通のご父兄ではないでしょうか。
中学受験はゴールではなくスタートですから、あまり安心して遊んでいても大変なことになりますが、あくまでも13歳の子供として当たり前の楽しい毎日は過ごしてほしいですよね。
中には合格発表直後に口コミの有名某塾に駆け込んで、2月半ばから超スピードで飛ばし続ける親子もいます。
やはり東区T中学と昭和区N学園女子部に多いですね。
それは家庭の希望で、300パーセント間違いなく国立大学医学部に現役合格しなければダメという場合がほとんどと思われます。
この時代、必ず現役で国立大学医学部に合格しようと思ったら、並大抵のことではないです。
エリザベスの長女次女は、おかげさまで医学部志望ではないので、そこまでの過熱はしておりません。
ただ、私立中高一貫校は、どうしても進度が異常に速いので、英語と数学に関しては心配されるご父兄が多いのも事実です。
手遅れにならないように、早めに判断されることをお勧めします。
特に英語でプログレスを使う学校だと、市販の問題集はありませんし、プログレスを正確に指導できる教師というのも少ないため、塾選びは慎重にしないといけません。
プログレスにも対応します、などと塾の広告にありますが、あの奥の深いプログレスを正確に指導することはそれほど簡単なことではありません。
昔のプログレスに比べれば、現在、あちらこちらの学校で使われているプログレス21はかなりわかりやすく構成されていると思いますが、理解させたい文法などはあまり変わりませんから、油断せずレッスンごとに大切に把握してゆきたいものです。
また、プログレス21になってから、視覚的にとっつきやすくなったため、先生もさらさらっと進めてしまえるので、進度がさらに速くなりがちです。
N学園女子部でも、長年使い続けてきた旧プログレスからプログレス21に替えて2年目となりますが、女子部の英語教育をよくご存じの塾の先生方は、21になった途端に進度が急激に速くなり、さらにさらに大変になっています、と、おっしゃっていました。
それに一生懸命ついていけばかなりの力がつくので文句は言えませんが。
そんなわけで、英語は使う教材によって、対策は様々です。
数学も、教材がずいぶん違うので、それに合った対策を必要とします。
体系シリーズを使う学校もあれば、星ヶ丘の愛知S徳中学のように、もう中学3年生から、トップ県立高校が長年好んで使ってきている数Ⅰの青チャートをバリバリにやらせる学校もあります。
これも進度が速いので、中学から上がる子たちは、高校1年生になる頃には、青チャートでも、数Ⅱにとっくに入っています。
この愛知S徳中学からS徳高校に上がる時、来年度まで公立中学から120名ほど入学しますが、数学で、一年分以上差がついているため、なかなかこの差はうめられず、ちょっと問題ありと思われます。
逆に、公立中学から愛知S徳高校に入学される方は、数学はかなり用心して数Ⅰのための塾に押し込んで、独自で追いついていかないと、併設中学から上がってきた子たちとの差が縮まらず苦労するかも知れません。
N学園女子部は太古の昔から中高一貫校で、公立とは無縁の進め方をしているため、一般の広告を見て塾に入れても、N学園女子部のカリキュラムとは全然違いますから、学校のテスト対策になるかどうかは、よくご判断を。
ちなみに、詳しくはありませんが、東区T中学も、あれだけの大学進学実績を誇る中部地区トップの学校だけに、落ちこぼれないこと、が、とても難しいのでは、と予想されます。
エリザベスの経験上、部活や行事や、あるいは休日にお友達と出かけて暗くなるまで遊んで来ることも貴重ですから、最優先しますが、いざテスト返却で、暗い顔して帰宅するのもどうかと、やはり中学受験はゴールではなくスタートなんだ、という心構えだけは、本人にもしっかり持たせて生活させないと、本末転倒なのではないかな、と思います。
エリザベスは自分の娘たちが、それほど皆様のお手本になるとは思えないので、あまり語りたくはないのですが、ちなみに長女は高校生になってから、塾を自分で選べるようになりました。
中学の間は、何となくいい先生だから、友達も行ってるから、など、たいした理由もなく塾を選んでいたのが、高校になると、本当に自分に必要なものを選択できるようになりました。
中学であちこち放浪させたのが、かえっていい勉強になったのでしょうか、自分で自分に補わなければならないものを自覚してきたようにも見えます。
まあ、高校生になると、中学生のように、学校でなんとかいい位置にいるために通う塾、というより、自分の目標とする大学に最も近づけるような塾、を選びますから、新入生のご父兄には遠いお話だったかも知れません。
中学の間に必要な塾とは、まずは楽しく元気に学校生活を満喫すること、でも、そのためには、勉強があまりおろそかでは、楽しめるものも楽しめないでしょう、という程度のものでいいような気もします。



中学受験をオープンにするかひっそりするか、難しいですが。

2007年04月16日 | Weblog
胡桃さんと、煮え切らない父親様ご心配おかけいたしました。
2通もコメントをいただけて、嬉しいかぎりです。
まず、胡桃さんの、中学受験をオープンにするべきか、こっそり受験にするべきか、というおはなしですが。
胡桃さんのおっしゃる通り、聞かれれば答えるという程度の軽い考えで大丈夫だと思います。
中学受験に関しては、全員が目指すものではないだけに、表現が難しいですよね。
エリザベスも、公立にご不満が?という目で見られたかも知れませんが、エリザベス自身が私立中高を出ていることが、なんとなく小学校のご父兄に知れていたために、あまり不思議がられることもなく、あそこは受験でしょ?という噂をされていたようです。
聞かれても、公立中学のこと全然わからないから私立に入れておこうと思って、と笑いながら自嘲気味に話しました。
こういうことは、おそらく住んでいらっしゃる学区の環境によると思います。
エリザベスの近所は、非常に教育熱心なご父兄が多いのですが、付近の公立中学がどれもこれもレベルが高く、閑静な住宅街で環境も悪くないため、公立中学に対して大きな期待を持って入学させる方ばかりです。
6年生ほぼ120名ほど卒業する小学校ですが、例年、私立中学受験をされるのは10名前後です。
それもトップ校なら入れるけど、そうでないなら公立へ、という方がほとんどです。
本年度も近くの公立中学からは、A丘高校やK里高校などへずいぶんたくさん合格されて、鼻高々に通っていらっしゃいます。
そんな学区ですから、エリザベスがN学園女子部に、などと言っても、公立派の皆さんは、私立が好きなら勝手になされば~という顔で、へっちゃらです。
そんなわけでエリザベスはオープン受験でしたが、これがまた、中途半端な学区へ行きますと、誰がどこを受けるだの、受かっただの落ちただの、本当にわずらわしい場合もあるようです。
仲良しのお友達ママに気をつかう場合もありますね。
エリザベスの知り合いで、幼稚園から仲良しグループがあり、親子みんなで楽しくおつき合いしていたのですが、一人だけ急に思い立って中学受験を目指すことになったら、まわりのママ何人かはもう大変。
悪口かげ口メールが毎日飛び交うようになり、ちらっと聞いたエリザベスも同情したくらいです。
みんなで一緒に公立中学へ、と楽しみにしていたのに、裏切られたというまさに胡桃さんのおっしゃっていた通りの反応だったようです。
今はそこのお嬢さんはめでたく志望校に合格され、楽しく私立中学に通っていらっしゃいますが、あの手のひらを返したような悪口メールは、ちょっとどうかと思いますね。
中学受験を目指すのなら、一人でも二人でも、同じような感覚のお友達をつかまえておいた方が、時々グチを聞いてもらうのに、助かるかも知れません。
必ずしも、同じ小学校に同じ考え方のお友達がいるかどうかはわかりませんから。
エリザベスの学区は受験生は少ないですが、不思議な嗅覚が発達していて、なんとなくそれらしいママはわかります。
お互いに期待と不安に入り交じった毎日を過ごしていますから、一緒に行動することは無理としても、少しだけ心強い存在として気にかけておくのはいいと思います。
合格発表後、しばらくして入学説明会など終わり、落ち着いた頃に、お互いに笑顔で、ホッとしましたねってな言葉でも交わして、卒業後、それまで以上に親しく情報交換をするようになった、というのはエリザベスのいつものパターンです。
発表までは、どんなに成績の良いお子さんのママでも、精神は不安定ですから、あまりゴチャゴチャしたおつき合いはできない、と思いますが、入学が決まったら、苦しい時期を乗り越えた戦友として、深く理解しあえる素敵なお友達になれるでしょう。
合否結果によっては、子供がかわいそうだからと、受験をひた隠しにされるご父兄もいらっしゃいますが、どこからか知れてしまうものだと覚悟なさった方がいいです。
12歳で非常に悲しい思いを経験することになるかも知れませんが、それを親子で乗り越えた時にこそ、本当に強い絆が生まれるし、大学受験に向けての更なるパワーにもつながるというものです。
戦いは正々堂々と、というのがエリザベスの信念ではありますが、なにせ12歳の幼い子供のこと、そればかりは、それぞれのお子さんの性格によって違うと思います。
ご父兄から見て、あまり受験生と注目されると神経やられてしまいそうな繊細なお子さんなら、できるだけそっとしておいてあげたいでしょうし。
良識のあるブログ読者の方々ですから、まさか、とは思いますが、今は私立中学の時代よ、などとケンカ売るような発言さえなさらなければ、それほど用心されることはないのでは~甘いですか?
ただ、中学受験はどうしても、小学生らしく、真っ暗になるまで遊び回っている他のお子さん方と、スケジュールは違ってきますから、受験勉強しているのを内緒にできるのかどうかというあたりが疑問です。
今日どうして遊べないの?とお友達に聞かれて、うん、ちょっとね。などと奥歯にもののはさまったような説明ばかり続けていると、逆に友情を疑われて友達なくすのでは?と思いますが。
2月の半ばまでは受験勉強があってあまり遊べないけど、終わったら遊んでねと正直に話した方がお友達関係がスムーズですよね。
エリザベスの知る限りの環境でのお話です、もしかすると、やりづらい学区があるかも知れません。
もし、オープンにすることで、立場が危うくなるようなら、やはりできる限りひっそり目立たないようにした方がいいのでしょうね。
12歳で受験という大きな戦いを経験するのですから、それ以外でのつらい思いはできるだけ減らしてあげたいものですね

N学園男子部女子部の中学入試説明会について

2007年04月15日 | Weblog
皆様、各進学塾から案内を受け取られたと思いますが、念のため。
N学園男子部の中学入試説明会は、5月20日の日曜日午前10時から12時まで、午後1時30分から3時30分まで。
N学園女子部の中学入試説明会は、5月19日の土曜日、午前10時から12時まで、午後1時30分から3時30分まで。
場所はともにN学園講堂、地下鉄いりなか駅から徒歩5分です。
毎年、2000人を超える参加で講堂があふれかえってしまうため、午前の部と午後の部と分けられたのではないかと考えられます。
ご注意いただきたいのは、女子部は申し込み不要ですが、男子部は、入試説明会申込書を、5月19日までに、男子部事務室まで郵送あるいはFAXにて提出しなければなりません。
なお、この両日は、それぞれに校舎見学など、普段お願いできない体験も可能ですので、お子さんを連れて参加なさっても楽しいかと思います。
男子部は伝統ある歴史を感じる校舎ですし、逆に女子部は昨年春に完成したばかりのピカピカの素敵な新校舎です。
N学園は男子部から始まっている学校なので、男子部の伝統ある建物は、新しさばかり求められる今の時代には貴重な重厚なもので、新設校には真似のできない素晴らしい魅力があります。
女子部の新校舎は、女の子には魅力的なものだと思います。
トイレと言っても、昔のイメージとはほど遠いもので、手前には今ですとパウダールームとでも呼ばれるものでしょうか、大きな鏡がはられた身だしなみを整えるお部屋がついています。
晴れた日には、お友達とお弁当を持ってテラスで楽しくおしゃべりに花を咲かすお嬢さん方も多いと聞いています。
ガラスをふんだんに使った校舎は、明るく華やかで、生き生きとした生徒たちを象徴しているようです。
決して派手さや贅沢さはありませんが、清潔感と洗練された感覚に、ホッとできる学舎という印象です。
新校舎という意味では、規模が大きいだけに建設に長期間かかった星ヶ丘の愛知S徳学園も、同じようにガラスをふんだんに使い、明るく華やかな校舎に仕上がっています。
女の子は清潔感や華やかさ、明るさ、オシャレ感などにうるさいので、新校舎はどうしても魅力ですね。
まずは5月19日はN学園女子部の新校舎をご覧いただきたいと思います。
また、男子部に関しては、体験授業というものがあります。
本年度は6月2日の土曜日、午前9時から11時30分に、N学園講堂に集合した後、男子部へ移動、それぞれ希望の授業に分かれて体験、という運びになります。
宗教、英語、生物、地学、数学、社会、など、お子さんの興味ある授業に参加してみて下さいね。
ちなみに6月2日は6年生対象でして、5年生の体験授業は、11月10日の土曜日です。
6月2日の体験授業も申込書が必要なので、6月1日までに男子部事務室まで郵送あるいはFAXにて申し込んで下さい。
体験授業には上履き持参だそうです、お忘れなく。

南山小学校の学校説明会と入試説明会が行われます。

2007年04月10日 | Weblog
何かと話題になっているN学園の小学校の募集が始まりますね。
N小学校の学校説明会と入試説明会の日程が発表されたので、そのうちおわかりになるとは思いますが、いち早くご報告しておきます。
興味のあるご父兄は参加して下さい、カトリック精神に則ったN学園の教育について理解していただけると思います。
決して学園の回し者ではありませんが、あの穏やかな教育方針は、何物にも代え難い貴重なものと考えております。
甘やかすのではない温かさは不思議です。
するべきことをきちんとやらせる厳しさはあっても、形式にとらわれた命令のようなものではなく、自らを高める意識を生徒自身に与えてくれます。
そんなメリハリのある教育を小学生にも体験してほしい、と思います。
N小学校を併設のN学園中学の男子部女子部にエスカレーターで上がれるという理由だけで選ぶのではなく、N学園のカトリックらしい穏やかな教育方針を理解して、そちらに重きをおいて選んでいただきたいです。
N小学校からN学園中学にどのような形で推薦入学できるのか、それに関してはまだ未定のようなので、それだけをアテにして6年間を過ごすような淋しいことはやめて下さいね
まず第一回学校説明会は、5月12日の土曜日と13日の日曜日にN学園講堂にて。
第二回学校説明会は、7月8日の日曜日にN学園大学にて、行われる予定です。
また、入試説明会としては、11月4日の日曜日と11日の日曜日にN学園講堂にて行われる予定。
これらはあくまでも4月現在の学園の予定ですので、学園全体のいずれかの行事の都合で変更になる場合もあるそうです。
更に、N学園の男子部のブラスバンド部と、女子部の器楽部が、オーケストラとして、一年に一度だけ協力して作り上げるジョイントコンサートがあります
女子部の文化祭では、器楽部の演奏はホールで聴けます、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの合奏は静かな優しい調べです。
男子部のブラスバンド部の演奏もお聴きになるチャンスはあるでしょう。
ただし、弦楽器とブラスバンドのジョイントは毎年、4月にしか企画されませんから、この機会に是非いらして下さい。
4月14日の土曜日、午前10時からお昼頃まで、N学園講堂で行われます。
クラッシックからサザンオールスターズまで、幅広い曲を取りそろえて演奏してくれるそうです。
入場無料、招待券などいりません、静かに楽しんで下さる方ならどなたでも

トラックバックご覧下さいね、参考になります。

2007年04月09日 | Weblog
たくさんのトラックバックをいただいて、エリザベスも目を通しております。
種類、内容も様々ですが、中には非常に参考になるものもあり、エリザベスのブログとともに、そちらにも目を通していただけたら、と思います。
現在はこんな立場になり、まだまだ勉強しなければいけないことが山ほどあるんだと、ガンガンに燃えています。
そんなエリザベスでも、多くの子供たちと同じように、大人になりさえすれば、勉強から解放されるんだ、テストに追われなくてすむんだ、と、大学受験のおわるその日だけを楽しみに、決して楽しいものとは思わずに勉強を続けていました。
中学生の頃は、飼っていたポメラニアンのジャックに、ジャックはテストが無いからいいね、と、よく話しかけていたものでした。
大学で専攻が英語になり、授業のほとんどは英語関係、一般教養では、酔狂なことに、数学をとるような変わり者ではありましたが、それも週に一回だから楽しく思えたこと。
苦手な化学から離れられた嬉しさと言ったら。
それが、不思議なもので、この歳になると、むしょうに化学を勉強してみたいな~なんて考えてしまうんですよ。
大学の頃も、教員免許とるだけではなく、もっと英語という学問にのめり込んでみても楽しかっただろうな、なんてカッコいい後悔をしてみたり。
人生が半分過ぎてしまった人間のアセリでしょうか。
とにかく、どれだけ後悔しても、もうエリザベスが学生生活を取り戻すことはできません。
それだけに、まだ輝かしい将来のあるお子さん方には、精一杯の努力をしていただきたいと、祈るような気持ちで過ごしているわけです。

勝ち気な子と、ひかえめな子と、塾選びに気をつけて下さい。

2007年04月07日 | Weblog
久しぶりに真剣に中学受験について考え直してみます。
最近、対照的な性格のお子さん二人を見ていて、塾の選び方が、あるいは先生とのつきあい方が大事だなと感じました。
受験の為の塾には、集団塾と、個別指導塾と大きく分けて二種類ありますが、選び間違えると、全然学力アップしないのではないかな、と思ってしまいました。
集団塾に向いているのは、基本的には負けず嫌いで元々の学力が中の上、あるいは上。
個別指導塾に向いているのは、大切なことでもなんでも人任せのひかえめな性格で、学力が中の中、あるいはそれ以下。
集団塾では、ほとんどの場合はひんぱんに学力テストが行われ、成績が発表され、さらにはクラス編成もされますから、その中でトップになりたくてがんばるという勝ち気な性格の子にはピッタリでしょう。
また、最初からかなり下のクラスに入れられてしまうと、やる気も失せるというもので、そういう意味では元々の学力の高めのお子さんに向いているとも言えます。
個別指導塾では、あえて他の学力の高い集団を見せないようにして、自信を失わせることなく学習が進められるように、優しい指導を期待できます。
ただし、いいことばかりではなく、学力の高い勝ち気なお子さんだと、コツコツと先生と二人で地味な学習を続けることに、刺激を感じられず、マンネリ化して、成績の伸びがストップする場合もあります。
せっかく学力高めのお子さんなら、厳しいクラス編成に追われるように血気盛んに学習させた方が有効のように思います。
同じ事をのんびりした性格のお子さんにやらせると、次から次へとやってくるテストその先に待っているクラス編成のプレッシャーで、精神的につぶれてしまうかもしれません。
塾の先生でもわからない奥の奥の本当の性格は、他でもない毎日朝から晩まで見守っているご家族の皆さんが一番よく理解してあげられるのではないでしょうか。

入試からあっという間でしたね、新しい制服がまぶしいです。

2007年04月05日 | Weblog
エリザベスの生息している地域の関係で、ついつい星ヶ丘周辺の話になってしまいますが、今朝は公立高校の入学式だったのでしょうね、K里高校の新入生が新しい制服を着て、お母様方と嬉しそうに星ヶ丘テラスの坂を上がって行かれました。
スカートのサイドに白いラインの入った昔ながらのセーラー服です。
久しぶりに見ましたよ、ひざまでの長さのスカート
夏が近づく頃にはひざ上10センチくらいになるんですけどね。
長いスカートが初々しくも可愛らしくあ~4月なんだな、とこちらも心温まるものがありました。
思い起こせばつい先日、3月の半ばに、まだ寒い時期でしたが、同じ坂を、それぞれの公立中学の制服を着た幼い中学3年生がK里高校の入試に向かってゾロゾロと上がっていました。
あの子たちが、今日、晴れやかな表情で入学式に臨めること、本当にホッとします。
中には悔しい思いをした子もいたでしょう、でも、あの寒い日に、祈るような気持ちで坂を上がり、また坂を下り、あれは貴重は経験でしたね。
あきらめることなく、果敢な挑戦をした中学3年生の3月は、きっと一生心に残る思い出でしょうね。
明日はまた多くの私立高校の入学式が行われます。
来週からは気持ちを新たに、高校生としての毎日が始まります。
高校生活が楽しく有意義なものになることをエリザベスも祈ります。
そして、楽しいと同時に、大学受験が刻一刻と近づいてきていることも忘れないで過ごしてほしいと思います。
それは、他でもないうちのお嬢さんも忘れていただいては困ります。

歯の治療につき、本日休業。

2007年04月04日 | Weblog
大福さんご丁寧なお返事ありがとうございます。
こんな思いつきのような内容でよろしければまたご覧いただきたいと思います。
ちなみに気力だけはあるものの、エリザベスの一番の弱点である歯の治療、特に麻酔をかけての治療だったので、数時間、再起不能非常に腕のいいデンティストなので文句は言えませんが、残念ながらブログを書く集中力に欠けているようで。
申し訳ありませんが、本日休業明日からまた燃えます。
受験生の皆様どうぞ歯磨きしっかりしてね

N学園女子部の洋裁部が閉鎖?

2007年04月03日 | Weblog
いや~やはりそうですか。
私も全体に淡い色で、少し読みづらいかなと思いつつ、いい加減に皆さん、このテンプレートに飽きたかなと思いつつ。
やはり大福さんのおっしゃる通り、淡い色は読みづらいのですね。
早速、元のテンプレートに戻しました、いかがでしょうか。
正直な感想をお届けいただき、本当にありがとうございます。
お顔を拝見できないので、皆さんの率直な感想をコメントとしていただけると、非常に嬉しいです。
昨日は東区のK学院中学の入学式だったのでしょうか、どうみても新入生というフレッシュな制服をお召しになったお嬢さんが、お母様と一緒にニコニコと歩いていらっしゃいました。
まだ着慣れない少し大きめの制服で愛らしい表情で通学する新入生は、毎年のことながら可愛らしいものですね。
そうそう、制服といえば、N学園女子部の出身者なら誰もが必ず一度はお世話になっていた、学園内に併設されていた、安井洋裁部、別名南山女子部洋裁部がこの春をもって閉鎖されたようです。
フルオーダーメイドで丁寧に作って下さった安井洋裁部のおばさま方も、そろそろご年齢でしょうか、何かで決心されたのですね、誠に残念です。
スクールストアの奥にあったガラスばりの美しげな洋裁部では、もう生徒の制服のお直しなどをしているおばさま方の姿は見られなくなってしまったのでしょうか。
ジャンパースカートや、ブレザーのタグに、南山学園中学高等学校女子部としっかり縫いつけられていた、あの誇らしい制服はもう手に入らない物になってしまったようです。
どうかあの優しいおばさま方戻ってきていただきたいものです。
毎年、2月の入学説明会では、南山学園講堂で、新入生が行列して注文し、サイズを測ってもらっていたものですが、あの光景はもう見られないのかも知れませんね。
安井洋裁部のおばさま方長い間、お世話になり本当にありがとうございました。
時代とともに新しく美しく変化してゆくものもたくさんありますが、昔の懐かしい温かいものが失われてゆくことも多く、エリザベスは少しだけセンチメンタルな気分になってしまいます。
できることなら、どこの学校においても、時代に流されることなく、大切なものは大切として、伝統をしっかり守ってほしいです。

私立中学の教材は教科書だけではありません。

2007年04月02日 | Weblog
入学説明会などで、ごっそりと重たい教科書をいただいて帰って来ると思います。
公立中学校ではどうでしょう、エリザベスは経験がありませんが、その教科書をそのまま授業で使っていかれるのでしょうか。
最近の私立中学では、検定教科書と呼ばれるそれらの類のテキストは、使わないことが多いです。
参考までに目を通すことはあっても、多くの場合、授業が始まってから、学校が選んだハイレベルな教材が配られ、更に、毎日のようにプリントも配られ、それが授業の中心となります。
それの整理整頓がきちんとできない生徒は定期試験の前には真っ青になります。
とにかくファイルの数が日に日に増えてゆき、真面目な子だと、通学バッグが巨大化します。
ノートなどバッグに入らないので、必然的に授業ノートはルーズリーフになります。
それがまた杜撰な管理だと、どこかへ消えてしまうのですね。
このあたりでまた損する性格の子も出てきます。
1年生では、大変な荷物を抱えて通う毎日ですが、これが不思議なもので、2年生、3年生、高校生、と学年が上がりますと、うまい具合に通学バッグがこじんまりとしてくるんですね。
私立中学では、大きなプライベートロッカーが与えられますから、そこに学習机の上の棚のように、美しく教科書が並べられ、本当に要領が良くなったものだなと感心するほどです。
長女のロッカーなど、中学1年生の授業参観でちらっとのぞいたところ、めまいしそうにグチャグチャで、帰ってから、涙ながらに整理整頓をお願いしたものですが、よくしたもので、やはり女の子、2年生にもなると、それはそれは格好良く並べてあり、感心するやら、持って帰れよと心配になるやら。
まあ、ロッカーをどのように使っても自由ですが、問題は必要な時に教材が手元にあるかどうか、ですね。
毎日、何もかもを担いで行ったり来たりしなさいとは言いませんが、家での予習復習に支障を来すほどに、通学バッグをサッパリさせすぎるのも考えものです。
その辺りは本当に、要領、というものでしょうか。
例えばN学園女子部では、1年間で、全教科のプリントは、何百枚B5のクリアポケットファイルなどにまとめたとすると、そのままずっと保管し続けて6年間過ごすには、プリント用のお部屋を一つ作っていただかないと、と不安になるくらいの量です。
その子の性格で、管理の仕方は全然違いますね。
教材が検定教科書を逸脱したものであると同時に、単元も先生の考え一つで、あっちこっちと飛びます。
N学園女子部のみならず、多くの私立中学で、先生の進め方に違いがあるようです。
星ヶ丘の愛知S徳中学は、理科や社会などは、順場通りに進めないので、予習がしにくいと言われます。
それも慣れれば大丈夫なのですが、春休みに次の学年の教科書をもらったから、少し予習しておきましょう、なんて気の利いたことをすると、4月に全然違う単元から始められたりして、ガックリするかも知れません。
とにかくそれぞれの中学で使う教材もプリントも様々なら、先生の考え方、進め方も様々なので、早くペースをつかんだもの勝ちですね。
入学後も学習に関してはかなり厳しい世界ですが、よく考えると、そういうペースのつかみ方も、大人になってからの社会人としての生活にも必要とされるもののような気がします。