中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

更新もお返事もやや遅くなっています、ごめんなさい。

2007年11月28日 | Weblog
更新がなかなかできず、残念ですが、時々、思いついたことを書きますので、どうぞのぞいて下さいね。
年末に向けて、いろいろな心配があるようですね。
個々にお返事はさせていただいておりますが、多い相談としてはまず併願校です。
それはご家庭のお考えに合わせてじっくり一緒に考えることにしています。
次に多い相談を、皆さんの参考にもなるかも知れないので、こちらに簡単に書かせていただきます。
大手の進学塾ですと、合否の結果をいちいち先生方が確認されないので、ほとんどの場合、ご父兄あるいは本人からの申告となります。
合格の場合、当然、お子さんもウキウキなので、真っ先に塾の先生に報告されることでしょう。
ただし、予想と少しちがった場合にどうするか、これがいろいろなんですね。
それは、その時のお子さんの様子でお考えいただくのが一番いいかと思われます。
ご父兄もいろいろと思いはあるでしょうが、当の本人の気持ちを大切にしてあげましょう。
小学生とはいえ、中には非常にしっかりしたお子さんもいらっしゃいます。
どうすればいいのかを、自分で考えて、しっかり行動できることもありますから、それはそれで、本人の思いを尊重してあげて、お子さんの精神的な成長を喜んであげて下さい。
とはいえ、まだ12歳ですから、心身共に疲れ果てている場合もあります。
そんな時には、温かく見守って、必要なことは手伝ってあげる、静かにそっと休ませてあげる、そんな心遣いも親ならでは、だと思います。
塾の先生も人間ですから、そんな様子を理解して下さるはずなので、お子さんの気持ちを第一に考えてあげれば間違いないと思います。
受験を通して、親子共に一歩ずつ成長し、またその絆も更に強くなり、そして暖かい春を迎える準備をしましょうね。

南山小学校、予想を大幅に超えた反響ですね。

2007年11月27日 | Weblog
全国で大学附属の小学校ができる中、中部地区では珍しく設立が決まった、南山大学附属小学校。
その学校説明会は、毎回たくさんのご父兄が足を運んでいらっしゃるとは聞きましたが、24日の土曜日の中日新聞夕刊に、大きく取り上げられていましたね。
一学年90名の定員で1,2,3の3学年のみの入試、それにも関わらず、説明会にいらした保護者の人数は2370名とか。
新聞に取り上げられた理由は、その南山小学校に集まる人数もさることながら、ここまで愛知県周辺のご父兄が安心できる小学校を探し求めていらっしゃるという事実に驚いたからだと思います。
エリザベスもさすがに南山小学校の細かい内容まではまだ把握しておりませんが、新聞によると、1年生から英語の授業を週に2コマ、国語に至っては、公立小学校の倍のコマ、毎日決まった時間に、読み、書き、計算のチェックテストを行う、といった、当たり前のようですが、今の公立小学校ではあり得ない、きちんとした学習内容をはっきりとご父兄に説明したことから、人気が爆発しているらしいです。
学習姿勢をきちんとさせること、それが小学生の年齢に一番大切なことかな、とエリザベスも賛同しております。

南山、愛知淑徳、説明会が相次ぎますね。

2007年11月22日 | Weblog
先週の11月17日の土曜日にN学園女子部の説明会がありましたね。
午前中に優勝したJ3Bクラスの合唱はおききいただけたでしょうか。
なかなか個性的な難しい曲にもかかわらず、非常に素晴らしい仕上がりだったと思います。
次には12月1日に星ヶ丘の愛知S徳中学の説明会があります。
6年生になると、塾の日程と重なって説明会にご本人が行けないことが多いので、4年生5年生のうちに足を運ばれるのをオススメします。
N学園女子部の校舎も素敵な新校舎ですが、愛知S徳中学、高等学校も負けず劣らず素敵な新校舎です。
どうも同じ建築デザイナーが手がけたとか。
ガラスをふんだんに使い、採光を一番に考えた造りで、優しい木の色と温かい太陽の光が相まって、女の子にはもってこいの雰囲気を持っています。
どちらの学校も地下鉄の駅からさほど遠くないので、訪れやすいかと思います。
まだ4年生だから、まだ5年生だから、と言って先延ばしにしていると、意外にあっという間に6年生になってしまいます。
学校説明会は、特殊な学校を除いては、ほとんどの場合、年に多くて2回ほどしかありませんから、できれば、早いうちにスケジュールに組み込んでおかれるといいかと。
そして、秋にさんざん盛り上がりましたが、というか、しつこくご報告しましたが、各中学の文化祭もご覧下さい。
志望校が決まっているお子さんはもちろんのこと、まだ中学受験そのものを迷っているお子さんには、是非とも私立中学の文化祭の盛り上がりを見せてあげて下さい。
ちなみに愛知S徳中学は一般公開の文化祭はないので、愛知S徳高校の文化祭、あるいは、一番内容がよくわかると言われる、オープンスクールに行かれるといいかと思います。

用心して真剣に努力を積み重ねましょうね。

2007年11月18日 | Weblog
急に寒さが厳しくなり、こんな中、入試に向けて一生懸命勉強する子供を見ると、祈るような気持ちになりますね。
神様にすがりたくなりますが、受験はやはり現実に学力を高めた者の勝ちです。
冷静に一歩ずつ前に進みましょう。
名古屋の景気がいいせいか、はたまた、公立中学の評判がよろしくないせいか、とにもかくにも、愛知岐阜三重の私立中学受験は年々異常過熱しています。
中学受験者数がどんどん増えていますが、トップ校の募集生徒数は相変わらずのままです。
つまり東区車道T中学に400名、昭和区いりなかN学園女子部に200名、そのわずかな枠をめぐって、小学6年生が戦うわけです。
定員を増やした学校もいくつかありますが、焼け石に水それで受験生が楽になったわけではありません。
車道T中学も昨年度から360を400に増やしました、愛知S徳中学も2年前から200を280に増やしました。
だからといって、合格者数が倍増したかというと、期待したほどではなく、そのまま、40増え、80増え、ごく当たり前の結果となりました。
また、注意すべき点としては、それぞれの塾が発表する各私立中学の目安偏差値です。
それぞれ勝手な判断で64だの62だのと数字を発表していますが、それはあくまでその塾の決めていることで、決して、中学側が出しているものでもなければ、愛知県が統計を取って、細かく算出したものでもありません。
つまり、いろいろな塾の目安偏差値を幅広く見て、自分の頭でしっかり判断するべきなのです。
例えば、私立中学受験志願者は、男女の比率はほぼ50パーセントずつ、かつ、最終的な学力は、男女ともに差はなく、五分五分、それでいて、男子トップ校の車道T中学の枠は400、女子トップ校のN学園女子部の枠は200。
となれば、当然、N学園女子部に合格することの方がはるかに狭き門であることは明らかですね。
もっと言えば、女子に関しては、2番手である、星ヶ丘の愛知S徳中学280を足してやっと480、ここまでが男子でいうところのトップ層ってことにもなります。
それを考えれば、わずか枠が80増えたからと言って、愛知S徳中学が入りやすくなったかというと、決してそうではない。
男子がしのぎを削って車道T中学の400の枠を取り合っているのと同じ感覚で学力を高めなければ、なかなか思ったような結果にはならないのです。
名前だけでイメージするのではなく、きちんと分析して、理屈で納得して受験に向かって下さい。
ここで、トップ校に割って入ってくるのが江南市T中学ですが、場所が場所だけに、まだまだメジャーとは言えず、かといって、根強いファンもいる、という、微妙な位置にありますので、これに関しては、ご家庭のお考え次第、ということで、エリザベスとしてはこれ以上は言及いたしません。

南山中学女子部の説明会、午前中は在学生は合唱大会でした。

2007年11月17日 | Weblog
本日は南山学園女子部の学校説明会でした。
おなじみ南山学園講堂で、ずいぶんたくさんの方がいらしたことと思います。
人気の先生方のお話ももちろんのこと、秋の説明会の魅力は、英語弁論大会の優秀者の発表と、今日の午前中に開催された、中学3学年の合唱大会の優勝クラスの合唱の披露を聞かせてもらえることです。
昔から英語の南山と名高いだけに、英語スピーチのレベルは非常に高く、その特徴は、一人二人が優秀なだけでなく、生徒ほぼ全員がハイレベルな英語を使えることにあります。
その中でも特に素晴らしい生徒さんのスピーチですから、価値のあるものと予想されます、いかがでしょうね。
また、合唱大会の優勝クラスの披露に関しては、まだ受賞間もない興奮冷めやらぬ状態ですから、テンション高いでしょう。
南山学園女子部というと、勉強ガリガリのイメージがありますが、昔から、行事一つ一つに燃える、熱い人間の集まりでした。
今もそれは変わらず、本当にがんばりやさんばかりです。
合唱大会も例にもれず、朝練欠かさず、それはそれは素晴らしいできあがりとなっていました。
どのクラスも、それぞれの指揮者の、全身を使っての、熱いリードにしっかりついて、各曲を素敵なコーラスで聴かせてくれました。
順位をつけるのが気の毒なくらいのできばえで、これも中学3年間の思い出になるんだな~と感慨深く見守らせていただきました。
中学1年生はひたすら元気に大きな声で一生懸命に歌います。
2年生は少し恥じらいながらも、メロディーに乗せて心を伝えようとします。
3年生ともなると、わずか1年に一度の大会にもかかわらず、素晴らしい成長を見せます。
指揮者ののびやかなこと、伴奏者の熟練していること、そして何より、クラス全体のまとまりのパーフェクトなこと。
とにかく、3年間で大人の30年分くらいの成長を感じる合唱大会です。
ご父兄が殺到しますから、講堂の観覧席は満員御礼状態ですが、もし機会があれば、是非ご覧いただくことをオススメいたします。
さて、エリザベスは用事があり残念ながらあと数クラスを残すのみ、というところで、途中退席いたしましたが、結果どうなっているやら。
どのクラスが受賞してもおかしくない、感動的な合唱大会でした。
体育祭のリレーでも感じた熱気、勉強だけでなく、どんなことにもガンガンに燃える、それは中学生として理想的な生活ではないでしょうか。
エリザベスが中学生の頃、校長先生はドイツ人のフランツ=トルッケンブロードというそれはそれは素敵な映画俳優のようなおじさまでした。
その校長先生が、朝礼で、南山中学の校章の赤い色は、燃える、を意味しています、と、よくおっしゃっていました。
まさに何十年もの歴史を燃えて燃えて続けてきたような気がいたします。
生徒はみんないろんなことに燃えています。
そして、高校の校章の紺色は、大人らしく冷静に落ち着いた生活をすること、を意味しています、まさに南山高校はグッと落ち着いて、一歩大人に近づいたような雰囲気がありますね。
中学から高校へ、6年間かけて成長してゆく姿は、まさに赤い校章から紺の校章に変わってゆく、そのままのようです。
合唱大会は中学3年生で終わりです。
それだけに3年生の燃え方は普通ではありません、何でも一生懸命、それが、長い間の南山学園の歴史を支えてきたのではないでしょうか。
人間ですから、時々、休憩は必要です、でも、ここぞ、という時の一生懸命は大切なんじゃないかな、と思います。

寒くなりましたが、まだまだ時間はあります。志望校をイメージしてがんばりましょう。

2007年11月14日 | Weblog
寒くなりました、体調には本当に気をつけましょう。
インフルエンザの猛威も年々おかしくなってきていますから、注意しましょう。
クラス編成テストも、今までのように、上がった下がったなどと喜んでホッとしているヒマもありませんから、もし、思ったようにクラスアップしなくても、どうぞ気になさらず、ひたすら前に進みましょうね。
年末までに基本的な内容はしっかり取っておきたいものですが、それはあくまでも理想論。
現実にはどんな優秀な子でも、年明けてから苦手なものを必死になって取り戻しているのです。
しょせん小学生ですから、そこまでロボットのように計画的に進めてこられるわけないので、安心して下さい。
最後の最後の決め手は、なんと言っても、本人の志望校に対する熱い思いです。
いろいろな受験生を見ていると、まわりがN中学というから私もそこがいいな~なんて考えている子は、なかなかうまくいきませんが、どうしてもN中学とあこがれて、ヒマさえあれば、問題用紙の裏に、そこの制服を着た自分の絵を描いてみたりする子は、不思議なくらいうまくいくものです。
子供はロボットではないし、受験も不思議なものがある世界です。
最後の最後は本人の情熱なんだ、と思います。

せっぱ詰まった時期だからこそ気持ちだけはゆったりと。

2007年11月10日 | Weblog
ずいぶん寒くなってきましたね。
寒くなった上に、夕方、暗くなるのも早いので、なんとなく気分がどんよりしてしまいます。
入試間近のような錯覚に陥ってしまいますが、まだまだ三ヶ月もあるので、じっくり足元をかためていきましょう。
算数、国語はコンスタントに。
理科は苦手単元残っていないか、しっかりチェック。
社会は何度覚えても次から次へと忘れてしまう教科なので、しっかり繰り返し。
過去問の仕上がりはゆっくりで大丈夫です。
年内に何十回もやらせるのは無意味なので、じっくり取り組ませましょうね。
過去問でわからない問題があれば、すかさず先生に質問。
そしてそれぞれの学校のパターンとしても、頭に入れておきましょう。
縦書き、横書き、用紙の大きさ、裏表、あるいは表だけで何枚も。
字が大きい小さい、何問くらい出題されるのか、など、本当にチェックポイントはたくさんあります。
せっかく取り組むなら、できるだけ有効に使いましょう

中学入学後の英語学習について。使う教材としてはプログレスが増えていますね。

2007年11月08日 | Weblog
よく、中学受験と英語学習と並行してやっていかないと、中学入学後に苦労するのでしょうか、と聞かれます。
答えは、ご家庭のお考え一つです。
今の時代は、帰国子女が非常に多いこともあって、入学後に意外な子が英語で活躍するのには目を見張るものがあります。
それに負けじと活躍するためには、入学前に英検対策をして、1年生のうちに2級くらいは取れるようにしておくと、間違いないでしょうね。
どちらを優先させるかは、ご家庭のお考えだけです。
トップ校に合格するためには4科目しっかりバランスよく点数が取れないとダメですから、英語に時間を取られるのはやや厳しいかと。
ただ、入学後に英語を武器にしてそちらをどんどん伸ばすおつもりなら、やはり多少、志望校のランクを落としてでも、英語に取り組む必要があるでしょう。
ちなみに名古屋国際中学校でしたか、入試で英語が選択できますから、そちらも興味深いところです。
ところで、最近どんどん増えているのが、英語の教材にプログレスを使う学校です。
昔は中部地区では、唯一、南山学園だけがプログレスを使い、最高水準の英語教育をしていました。
その後、しばらくして、東区白壁K城学院が使い始めました。
今では、江南市T中学、千種区平和が丘A中学など、たくさんの学校がプログレスそのものではなく、プログレス21という改訂版を使っています。
でも実は、プログレスを教えることができる教師って本当に少ないのです。
プログレスの構成上、一般のわかりやすいテキストと全然違うので、かなり熟練した教師にしか有効な指導ができないはずです。
市販の問題集もほとんどなく、内容もとらえ方が難しく、プログレスやプログレス21だけは、使えばいいってものではありません。
指導できる熟練した教師がいて、初めて生きてくるものなのです。
まだプログレスを完璧には理解できていない先生たちが、手探り状態で指導するくらいなら、信念のあるテキストで自信をもって指導してくれる方が有り難いような気もします。
昔は、プログレスを使っているから、というだけで英語にうるさいご父兄がいろいろな学校に飛びついたものですが、今は、今一度冷静になって、使っているからどうなんだ、と、じっくりその経過を見て判断してみてもいいかも知れません。
ちなみに次々とプログレス21に手を出してゆく中、千種区星ヶ丘の愛知S徳中学は、常に試行錯誤を繰り返し、非常に学力アップを狙った手応えのあるテキストを選択していると評判です。
それは愛知S徳高校に上がってからも同じで、おかしな意地をはらずに素直に改革を続けていくところが、あの学校の尊敬するべき点かなとも思われます。
ちなみにプログレスも指導できます、という看板の英語塾も注意してリサーチしないと、ここ2年3年、プログレスを扱っています、ってことかも知れません。
お話したように、学校の授業でさえ、熟練した教師でなければ深いところまで有効に使いこなせないものですから、ましてや、細かい指導を求められる塾の先生なら、少なくとも10年はプログレスを研究していてほしいものです。

つまらない減点は避けましょう。

2007年11月07日 | Weblog
年々、競争率が高まっている中学受験ですから、いろいろなところで厳しさを増しています。
特に大人が見て、どうしてここまで、と思うのは漢字です。
昔なら線が長い短い、止めハネはらい、そんな細かいところまで見られなかったよとおっしゃるご父兄が多いと思いますが、今はそうはいきません。
中学受験の塾の漢字テストはそれはそれは厳しいです。
望、という字の右上の月みたいな部分、これは普通に月を書いたら間違いなく×です。
ある生徒が月らしきものの右側を少しだけ斜めっぽく書いたら、これまた×。
先生に質問に行ったら、もっと斜めに、と言われ、今でも覚えているそうです。
エリザベスから見ても、厳しいな、と思うくらい細かいのですが、ただ、それを完璧に勉強してから中学生、高校生になりますと、当然のことながら、字を非常にきちんと書きます。
字が上手という問題ではありませんが、非常にきちんと書いているな、という印象を持ちます。
今の時代はパソコンや携帯を自由自在に操る子供が増え、当たり前の漢字を書けなくなっていると騒がれていますが、中学受験においての、漢字テストの厳しさは、その憂いを消してくれるありがたいものだと思います。
国語の記述問題でも、部分点をくれる塾と、M進研のように、長文でも漢字が一つ間違っていたら全部×という厳しい塾とあります。
入試では、部分点をくれるらしいという噂ですから、当日、緊張のあまり万が一おかしな字を書いてしまっても、なんとか救われる道があると予想されますが、ここはやはりしっかり学習して一つでもたくさん、正しい漢字を覚えて自信を持って入試に臨みましょう

6年生のみならず、4年生、5年生もなぜか年末になるといろいろと悩むんですよ。

2007年11月06日 | Weblog
この季節は急に寒くなるからでしょうか、6年生からのせっぱ詰まったお便りだけではなく、4年生、5年生をしばらく過ごしてみて、なかなか思うように進まないというお便りも急増しています。
悩んでいるのは、自分だけではない、と思って下さいね。
何をどうすればいいのだろう、と一番悩む季節です。
年明けには次の学年のカリキュラムが始まるし、年内には、成績アップのメドをつけておきたい、というところでしょうか。
確かに、学年が上がる度に、カリキュラムは少しずつ厳しくなっていきますから、もしうまくいっていなかったとしたら、遅くとも1月までには、次の学年に進む準備、をしておくことが大切かと思われます。
つまり、現段階での内容をまずまず大丈夫にしておくことです。
4年生の内容をポロポロと取りこぼしたまま、5年生になると、5年生の内容に追われて、4年生の内容のこぼれたものを拾い集めるヒマもなく、また6年生へと進級してしまいます。
積み重なればそれだけ大変、できるだけ早いうちに手を打ちましょう。
どの科目も一つ一つの単元が独立しているようで、そうでもない。
意外につながっているものですから、できることなら苦手単元をたくさんつくらないようにしましょうね。

算数が苦手なお子さんの場合。

2007年11月05日 | Weblog
算数が苦手とおっしゃるお子さんも少なくないですね。
算数は特効薬はありません。
生まれつき算数が好きというお子さんは幸せですが、嫌いというお子さんの方が圧倒的に多いのは非常に残念です。
ゆとり教育がまかり通ってきた昨今では、学校で授業を聞いていれば、なんとかなる場合もありますが、こと中学受験に関しては、とんでもない話です。
算数は1年間2年間かけてじっくり定着させるもの、早い時期から平均点は取るように心がけることが大切です。
単元によって得手不得手がありますから、平面図形も立体図形も全てマスターしろとは申しませんが、6年生カリキュラムに入る前に、できればまんべんなく最低限は理解しておくようにしましょう。
苦手なまま入試を迎えるのは、精神的にきついです。
実際には算数も4教科のうちの一つに過ぎませんから、国語が苦手とおっしゃるお子さんと総合点はさして変わらないのですが、なぜか算数が苦手だと、自分はすごく頭が悪いんじゃないかと不安な思いをかかえてしまうんですね。
そんなまま入試を迎えることは少なくともいいことではないので、せめて苦手ではないぞ、と思えるところまでは持っていっておきましょう。
さて、4年生5年生のお子さんは、今後その心構えでがんばっていただくとして、入試を数ヶ月後にひかえた6年生のお子さんについてはどうしたらいいか。
今から基本からじっくりなんていう時間はありません。
かと言って、志望校の過去問だけ狂ったように繰り返していても、あまりいい方法とは言えません。
特にトップ校は、これでもかというくらい、まんべんなく算数の力を試すような幅広い出題をしてきます。
ヤマかけなんてトップ校の入試問題の前では本当に非力です、しっかりした問題がズラリと並んでいます。
基本問題ではなく応用発展問題ではなく、標準レベルの問題にできるだけたくさん当たりましょう。
基本問題はよほどのんびり中学でなければ得点源にはなりません。
応用発展問題1問を30分かけて頭ひねって解くくらいなら、同じ時間かけて、標準レベルの問題を、各種公式を思い出しながら、少し頭を使いながら3問解く方が有効なような気がします。
大切なことは、限られた時間をどれだけ有意義に過ごすかですから、入試少し前までにどれくらいの時間を使えるか逆算して、自分なりに達成感のある内容をスケジュールに組み込みましょう。
分厚い問題集に思いつきで取り組んで、入試直前でもまだ半分も終わっていないという状態では、お子さんは更に不安をかかえます。
これ一冊しっかりがんばったと自信を持てるだけの量の問題集なりテキストなりプリントなりを選んで、本人が満足感を味わえるようにして入試会場に送り込んであげましょう。
ひととおりはしっかりやったんだから、と落ち着いて入試に向かえるかどうか、これも当日の精神面では大きく影響すると思います。
だんだん時間が残り少なくなってきますが、どうぞ健康面にも注意して、素敵な春のために、とにかく前向きに挑戦していきましょう。

中学受験塾の選び方について。

2007年11月04日 | Weblog
現在6年生のお子さんは入試に向けてまっしぐらの時期でしょう。
寒くなりましたから、どうぞお身体にお気をつけて。
また、そろそろ4年生になるから、5年生になるから、早い方ですと、3年生になるから、ということで中学受験塾を探し始める時期かもしれません。
そんな時に一番気になるのが、各トップ校への合格者数です。
もちろん母集団1000名の大手と生徒わずか8名の個人塾とを比べる方はいらっしゃらないと思いますが、大手は大手で比べ方は難しいです。
特に名古屋と言えば、まずは伝統の大手K塾、そして人気高いM進研
どちらも1000名前後の受験生を毎年送り出している大手です。
ところが昨年度に限っては、K塾はさんざんな結果となりました。
一番比べられる学校はなんと言ってもN学園女子部の人数です。
M進研の81名に対してK塾は44名でした。
N学園女子部の合格者数はわずか224名、その中で81名ですから素晴らしいことです。
また、N学園女子部に関しては、ほぼ全員が第一志望校ですから、よその中学に進学するお嬢さんが極めて少なく、入学後は、中学1年生の5人に2人がM進研生、つまり40パーセントがM進研出身となるわけです。
これが屈辱だったのか、K塾は3年後に中学受験部門を日能研に丸投げするらしいですが。
ただ、この数字だけ見ると、K塾の指導が良くなかったかのように思われますが、実は入塾してくる生徒の元々の学力も大きく影響しているのです。
側としては、口がさけてもそのような失礼な発言ができないのですが、やはり最初から頭のキレのいい女の子がたくさん入塾してくる年と、中間層の女の子ばかりが入塾してくる年と、いろいろありますから、単純に結果全てが塾の責任というわけでもないのです。
少しでも後押ししてやることはできても、最終的には、本人の能力と努力と運命ですから、進学塾も厳しいものがあるのでしょう。
正直、K塾は、名古屋では伝統があって根強い人気があり、それに甘えて、あまり改革案を出したり、ご父兄のニーズにこたえようとする姿勢が見られなかったこともあり、昨年度の結果は、かなり話題にはなってしまいました。
ここで少し時代の流れにそって改革の時期を迎えてもいいかなとは感じていました。
M進研はいろいろな形で改善策を毎年練っているようですから、その点では軍配が上がるかも知れません。
昨年度は評価されるべき結果だったのかも知れませんね。
でもこの合格者数ばかりは毎年、変動が激しいですから、M進研にさえ入れておけば絶対に合格させてくれるんだなどという甘えは厳禁です。
トップクラスの生徒はそれなりに頭一つ抜きん出るための努力をしていますから。
そんなわけで、受験塾の選択は、様々な要素をふまえて、される必要があります。
お子さんが通える範囲かどうか、中学受験に関して安心して任せられる先生方が揃っていらっしゃるかどうか、お友達とトラブルが少ないかどうか、また何かあったときにすぐに相談できる人格者の先生がいらっしゃるかどうか、など。
迷って迷って6年生の後期になって塾をかわるなどという残念なことにならないように、目指す以上は真剣に塾選びをしましょう。
塾をかわることは決して悪いことではありませんし、もしお子さんが本当に希望されているのなら、できるだけ早い時期に移らせてあげて下さい。
6年生の初めあたりならまだまだ大丈夫かと思われます。
つまらない理由で移るのは感心しませんが、どうしてもお子さんが納得のいかない状態なら、善は急げ、と思います。

入学後、どうなるのかイメージして自分に合わせて選択しましょう。

2007年11月03日 | Weblog
志望校がはっきり決まっている人は、それに向けてまっしぐらに進んで下さい。
学校については、賛否両論、自分の気に入った学校を選ぶのが正解です。
ただ、親子共に特に好みもなく、家族からの希望もなく、私立中学が評判がいいから、受験勉強を始めたとおっしゃる人には、よく考えてから入学する学校を決めていただきたいと思います。
当然のことながら、トップ校には、全員とは申しませんが、非常に賢いお子さんが集まっていますから、小学校で1番だと自負していた子でも、入学後には平均点を取るのがやっとになります。
それでいいと思います。
それであたふたするのもおかしな話ですし、しばらくは部活や行事を満喫して楽しく過ごすことが一番大切ですし、それでいて平均点前後にいられるのなら上等だと考えてもいいのでは。
あまりに落ちこぼれてしまってはさすがにまずいと思います、落ちこぼれ癖がついて、最後の最後までみんなの後ろをついていく人間になってしまいますから。
そんな中であくせくするのが嫌だと思うのなら、最初から2番手の学校を選ぶべきです。
ただ、トップ校の子たちが勉強ばかりしているかというと、意外にそうでもなく、時間の使い方が非常に上手な子が多いので、遊び上手でもあるのです。
良く言えばメリハリのある生活、正直に言えば、勉強量が少なくはないので、時間見つけてはみんなでパ~ッと遊ばなければやってられないってところでしょうか。
どちらにしても、勉強もしない、部活に燃えているわけでもない、楽しく遊び回っているわけでもない、というやる気のない子供が増えているこの時代で、24時間をびっちり有意義に過ごそうとしていることは、好感もてます。
さて、次に2番手、3番手の中学についてですが、こちらになると、生徒の幅が本当に広がり、なかなかやりやすくなります。
ただし、全体にトップ意識が強くて向上心も強い活気あふれる生徒ばかりのトップ校に比べると、2番手、3番手は、中学受験でエネルギーが尽きてしまったような、のんびりした生徒がまわりにちらほらいますから、本人が急にやる気が出ても、まわりの影響でまたまたのんびりに引き戻される可能性もあります。
こればかりは本人の持っている性格と運にもよりますから、学校の責任ではありませんね。
いい点としては、生徒の得点幅は広いために、少しやる気が出てがんばると順位がグンと伸びます。
それによって、本人が勉強する喜びを感じて、より一層伸びることとなります。
悪い点としては、少しくらい手抜きしても、そこそこの順位にとどまるので、しばらく怠けていても、本人も親も危機感を感じることなく過ぎてしまいます。
それを考えると、常に上には上がいることを教えてくれるトップ校は、やはり有り難い存在なのかも知れません。
こればかりは、学校が手厚く面倒見よく、しっかりやってくれるから大丈夫などと安心していても、全員に対して同じ結果になっていない、ということを見れば、いかに本人の心構えが大事か、がわかりますよね。
江南市T中学は確かに、いろいろな改革をして、いろいろな取り組みでもって、生徒を伸ばそうとしてくれているようです。
それでも、エリザベスが何人かの父兄に聞いたお話ですと、やる気のある生徒はその学校のシステムにうまく乗って、いいペースで学力を伸ばせるけど、なんとなく授業や補習に参加しているだけの生徒にとっては、それほどの効果が出ていないということでした。
結果を見てもあきらか、上位生徒はかなりいい大学に合格していますが、その合格一覧表に載っていない下半分の生徒はいったいどうしているのか、と考えると、やはりどこへ行っても、本人にやる気がなければ、学校が無理矢理頭の中に知識をたたき込むわけにはいかないんだから、一緒だなという印象を持ちます。
間違いのないものは、どんな種類の生徒が集まり、どんな方針で教育する先生方がいて、どんな校舎で、というところまでは、あくまでも形としてのもの。
後は、どれだけお子さんがその学校に対して愛校心を持っているか、ではないかなと思います。
学校に誇りをもって、その制服を着て、前向きな気持ちで毎日を過ごせるかどうか、これは非常に大切です。

大手K塾の中学受験コースが無くなると聞きましたが。

2007年11月02日 | Weblog
毎度のことながら、皆さんへのお返事が遅れております。
本当にごめんなさい、連絡方法がはっきり書かれている方には順番にご希望の方法でお返事をさせていただいております。
6年生をお持ちのご父兄には、一日でも早くお返事できるようにと考えておりますので、少しだけお待ち下さいね。
また、非公開希望のメールが増えておりますが、連絡方法を明記していただかないと、お返事しにくいので、そのままになってしまいます。
次回からは、ご希望の方法を入れておいて下さい。
ところで、つい最近、大手K塾の講師の先生から聞きましたが、3年ほど後には、小学生向けの中学受験コースが消滅するとか。
名古屋駅校舎に日能研ができて、そちらと合体させる計画があるとも聞きました。
名古屋の中学受験状況に合わせて、変革期に入っているのでしょうか。
確かに、ここしばらくの名古屋の私立中高一貫校のめざましい活躍は目を見張るものがあり、全国区で活躍できる学生がたくさん育っています。
それはつまり、中学受験の段階で、首都圏と肩を並べるくらいのレベルになってきているとも言えるのでは。
昔はしょせん名古屋の学校だから、と思われていたかも知れませんが、今となっては、全国でいろいろなランキングをしますと、東区車道T中学高校、昭和区いりなかN学園女子部、このあたりは、トップ10入りをすることがひんぱんです。
この2校はずば抜けてたくさんの生徒がいろいろな部門で活躍していますから、学校の中を歩いていると、有名人が普通に制服着て歩いているのと、すれ違うことができますよ。
有名人と言っても、芸能関係ではなく、知る人ぞ知る、各種部門のグランプリ候補ですが。
面白いのは、この2校は、スポーツでもなかなか負けず嫌いでして、意外な活躍をしています。
ちなみに小学校で短距離走、学年1位を自負しているお嬢さんでも、N学園女子部に入ると、200名中、25位だったりしますよ。
N学園女子部に関しては、女の子だけあって、NHKの中学生日記にもたくさん登場しています。
ああいうものも、知っている子が出るとなかなか面白いものですね
最後になりましたが、質問コメントを下さったさくらさん、お返事をさせていただく方法をご指定下さい、非公開希望ですし、細かい内容になりますので、個人的にお返事した方がいいかと思います。