中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

新しいコメントありがとうございます

2007年03月15日 | Weblog
コメントありがとうございます。
胡桃さんのご質問にお答えします。
トヨタ関連会社の方々の名古屋転勤に言及していたのは、ある家庭教師派遣会社の広告ページですが、雑誌名はご存じでしょうか、咲楽です。
首都圏から受験生が押し寄せてきたから、必ずしも愛知県の中学受験全体に明らかな影響を及ぼすわけではないです、おっしゃる通りですよ。
例を挙げておられる通り、東区T中学に関しても、毎年のように入試問題の難易度や傾向は変化しますから、それを、首都圏の生徒は正解できて、愛知県内の生徒は正解できない、という理屈は全くあてはまらないですね。
本年度のT中学の入試問題を少しだけ説明させていただくと、まず国語、こちらは大手K塾の模試の問題が一題当たってしまい、それを真面目に間違い直しした塾生は、かなり有利だったと思われます。
これはK塾の国語の先生自ら、喜んでおられました。
次に算数、基本問題か、発展問題か、という分け方をすれば、ほとんど全問が応用発展問題でした。
これは、基本に忠実に学力を高めるのが第一ではあるものの、もうワンランクアップした応用発展が、どのあたりまで確実な力となって本人の頭の中にたたき込まれているかどうかがカギになります。
ある一定以上の力がついていないと、全体に渡って厳しい結果になり、一定以上に達していれば、かなりきっちり得点できている、どこかのレベルで線をひかれたような問題だったようです。
理科では、例年通り物理の計算は少なめ、生物、地学、化学など各分野に渡って、記述が多い内容になっていました。
更に、社会では、男子校には珍しく、とにかくいつになく記述が多かったので、記述に留意して各進学塾ではすでに指導が始まっていたにも関わらず、なかなかこれには男子たちは手こずったであろうと予測されています。
このように、首都圏の生徒であろうが、愛知県内の生徒であろうが、大変な苦労があったことは明らかです。
胡桃さんのおっしゃる通り、首都圏が参入してきたからって、イコール愛知県小学生がガタガタにやられてしまう、という結果には全然つながりませんね。
ただ、エリザベスの言いたかったことは、少なくとも私立中学受験の盛り上がりの時期が圧倒的に早かった首都圏から、名古屋地区に受験生が流れて来ているという事実をふまえて、今後はより一層、各中学で競争が激化することが予想されますよという懸念だけでした。
誤解されるような書き方をしてしまっていたら、申し訳ありませんが、名古屋地区だけでも毎年過熱している受験戦争に、更にあちらこちらから受験生が集まってくると、今まで以上に用心して、これでもか、というくらいの気持ちで、学力を高める必要があるのではないでしょうか。
わずか12歳で、大きな勝負に挑むために日夜努力を重ねている小学生、できるだけ多くの子に、努力しただけの輝かしい結果をプレゼントしてあげたいものですね。

高校から大学へ

2007年03月13日 | Weblog
今日もB日程の面接のために、いつになく寒い中、公立中学生が朝から各高校へ向かっていました。
23日の発表まで落ち着きませんね。
これでA日程も含め、高校が決まります。
ただ、公立高校の3年間って、驚くほど早いんですよ。
1年生はさすがに入った、入った、で浮かれて楽しく過ごしますが、2年生になった途端に、さあ大学はどうしますか、という個人面談が始まります。
楽しい時期は本当にわずかですね。
さて、少し先走りますが、大学の話をさせていただきます。
3年ほど前、データ分析を協力してもらっている、非常に頼りになる友人と、各高校からの大学進学実績の表の中で、MARCHという欄を発見しました。
ご存じの方も多いかも知れませんが、中学受験と高校受験に集中していた我々は、なんだこりゃと、しばらく頭を悩ませました
それがM治大学、A山大学、R教大学、C央大学、H政大学のことだと気づいた時、二人で、歓声を上げたほどの感動でした。
まあ、その思い出話はさておき、今では死語となった東京六大学は、それぞれの道をたどり、一からげにはできなくなったようです。
早慶上理と呼ばれるトップ私立大学と、MARCHに分ける時代になっています。
早慶上理とは、言わずと知れた、W稲田大学、K応大学、J智大学、東京R科大学のことです。
誰もが憧れますが、なかなか難関ですよね。
このように、時代とともに、様々な変化がありますが、変わらないものは一つだけ、どこの受験にしても、勉強して高い学力をつけた者が必ず勝つということです。
暑い時期、寒い時期、つらいこともたくさんありますが、勝つためには最大限の努力これに尽きます。

公立高校の入試も始まりました

2007年03月12日 | Weblog
今朝、7時30分頃、星ヶ丘テラスの坂をまだ小さな中学生が、友達とおしゃべりしながらニコニコとたくさん上がって来ました。
K里高校の学力検査です。
中には真剣な面持ちで、口をきっと真一文字に結んだ本気モードの中学生もいましたが、中学受験生のような、命かけてます~的な何とも言えないせっぱ詰まった雰囲気はあまりありません。
おそらく受験生本人が、15歳になり、精神的にゆったりとした大人に成長しているからでしょうね。
つくづくわずか12歳で、大変な重荷を背負って入試会場へと吸い込まれてゆく小学生に頭が下がります。
とはいえ、今日の学力検査でB日程の高校に関しては結果が出ます。
1科目20点、5科目100点となります。
全科目ほぼ20問のようです。
N学園女子部の算数を思い出します。
一問10点、20問で200点満点です。
例年問題が強烈に難化して、ここ数年の平均点は200点満点で80点ほどです。
本当に恐ろしい試験問題でしょうね。
引き替え、公立高校の入試はそういうわけにはいきません。
A丘、M和、I宮、O崎などのトップ校に合格するには5科目100点満点で92点ほど得点しなければなりません。
画一化された学習内容で、ゆとり教育と悪名高き公立中学ですが、簡単な内容だけに、逆に入試では、厳しいことになっています。
中学入試でも触れましたが、問題が簡単だということは、99点100点を目指さなければ合格できないということです。
細心の注意を払って見直しをしてほしいものです。
中学受験のブログで何故これほどまでに公立高校の入試について語っているか。
中学、高校、どこで入試を受けた人間でも、結局、大切な戦いは、大学受験だからです。
敵を知らなければ勝てません。
そんなわけで私は常に公立高校の入試状況にもアンテナを張っているのです。
さきほど挙げたトップ公立高校は、すさまじいまでの強い精神力で勝ち抜いた生徒しか合格できません。
私立中学に合格し、油断していると、6年後の大きな勝負で、意外にどうなるか、決して負けることのないように、それぞれの私立中学の個性を生かしたカリキュラムに従って、メキメキと学力を伸ばしていただきたいと思います。

ベテランには脱帽です

2007年03月11日 | Weblog
このブログを始めてもう5週間になろうとしています。
なんとなくいろいろな進学塾関係の方々からチェックされている気配を感じる今日この頃です。
こんな素人のブログにも興味を持っていただけて光栄ですが、何のことはない、私の方こそベテランの先生方、各種出版物、各種講演会などから学ばせていただいたことで、大変勉強になったのです。
私もこの世界に足を踏み入れて、かれこれ6年が過ぎようとしています。
たくさんのベテランと知り合い、たくさんの驚きと感動の繰り返しです。
算数や理科の難問の解き方を教えるだけなら、少し頭のいい大学生の家庭教師で充分でしょう。
でも中学受験で確実に勝とうと思ったら、やはりベテランのアドバイス無しでは難しいような気がいたします。
私自身が出会った、素晴らしい先生方今でも心から感謝しております。
一番大切なことは、意地をはることなく、ベテランの言葉に素直に耳を傾けること、これが私からのベストアドバイスと思います。

東京から名古屋へ受験生が移民?

2007年03月10日 | Weblog
ある雑誌に、本年度のトップ校の合否結果についての激震の原因と思われる内容が特集されていました。
名古屋駅前へのトヨタ本社機能移転に伴い、東京などから3000名ほどのトヨタ関連会社の社員が、名古屋に異動になり、そのため、首都圏のトップ校を目指していたそのお子さん方が、そのままの勢いで名古屋のトップ校を受験していたらしいです。
この先も、名古屋の好景気が続く限り、全国から、たくさんの転勤者のお子さんが、名古屋のトップ校を受験することと予想されます。
今や、名古屋といえども、トップ校のレベルは全国的にもひけをとらない勢いですし、ますます狭き門となることは間違いないでしょう。
本年度は確かに荒れました。
予想しない結果を手に悔し涙を流したお子さんは、例年より多かったように思います。
県外から受験者が押し寄せてくることは、歓迎すべきことではありませんが、ただ、名古屋の受験生の学力レベルは、非常に高いので、志望校に合わせてきっちり準備をすれば、結果的には、勝てる勝負ではないでしょうか。
時代とともに、様々な要因に悩まされるであろう中学受験の世界ですが、確実な合格を手にするために、最大限の努力をして、強い精神力を身につけましょう。

倍率について

2007年03月09日 | Weblog
昨今では、中学受験の過熱が取りざたされますから、新聞にも、何回かに分けて、各私立中学の入試倍率が載ります。
自由が丘のA中学が11.3倍、T市K中学が7.1倍など、知らない人が見たらひっくり返りそうな倍率です。
これがどれだけ合格者が出るかの実質倍率とは全然違うことは、ちょうど今、受験生をかかえ、血まなこになって資料を見比べているお母様方だけの知るところではないでしょうか。
1800名が受験して、定員160名だと11倍を超えますが、実際には、いろいろな理由で、合格しても他の中学に進学する場合もあり、学校側はよく心得ていて、例年通りならこれくらい抜けると予測できるのです。
定員に600名から700名ほどプラスして合格を出し、最終的には2倍ちょっと。
また、1800名受験して、定員258名なら、倍率は7倍ですが、同じ理由で、学校側の予測でいくらかプラスして、700名近くの合格を出せば、実質倍率は2倍ちょっとです。
愛知県内の私立中学のほとんどが、結局は、2倍ちょっととなります。
頑固に追加を出さないのは、N学園男子部女子部です。
こちらはなかなか厳しいです。
どちらも定員200名に少し余分を足した人数の合格を出し、その後は一切追加は出しません。
ここ数年の例でいきますと、男子部は30名前後、女子部は20名前後しか余分に出していません。
よって、倍率は厳しいまま、男子部は2.6倍から3.0倍、女子部は3.6倍から3.8倍。
N学園だけは倍率を甘く見てはいけません。
他の中学は新聞にどれだけ素晴らしい数字が載っても、それほど動揺されることはないと思います。
それぞれの志望校に達するだけの学力を備えていれば、そんな数字に惑わされず、落ち着いて答案用紙をうめて、力を出し切って来ることだけで充分です。
年々受験者数が増え、小学生にとっては、なかなか簡単ではない戦いですが、地道な努力で、必ず合格を勝ち取れると信じています。

入試の知っておくとあわてないマメ知識

2007年03月08日 | Weblog
募集要項や、過去問に取り組む前の塾の先生からのアドバイスで、ほとんどの子が知ることではありますが、中にはうっかりしていて、ちょっとあわててしまう場合もあるので、いくつかお知らせしておきます。
まず東区T中学言わずと知れた、男子トップ校、こちらの算数では、問題用紙に解答を書き込む方式ですから、計算スペースがありません
一枚目を解く時には、二枚目の裏を計算スペースに、二枚目を解く時には、一枚目の裏を計算スペースにするそうです。
男の子ですから、力強く計算して、裏にダメージを与えないようにして下さい。
次、昭和区N学園女子部こちらの算数では、さすが女子校、几帳面にも、問題用紙と同じ大きさの計算用紙を豪勢に配ってくれます。
大きな紙を有効に使って、ミスなく計算しましょうね。
星ヶ丘の愛知S中学は、国語、算数はそれぞれ試験時間は50分ずつ与えられ、みょうに長い休憩がはいります。
その後、なんと理科、社会の問題がまとめて配られ、自分で時間配分して、合わせて60分で解きなさいと言われます。
これ、慣れない子はなかなか緊張します。
理科を解いている間、社会が気になり、社会を解いている間、理科が気になり、あまり良い結果になりません。
是非とも、この時間配分の練習を家で行って下さい。
東区の女子校、K中学は、受験者の数が多いので、毎年、中学校の校舎に収まりきらず、受験番号後半のお嬢様方は、高校の校舎で受験することになります。
どうしても中学校の校舎で受けたい、とご希望の方は、早めに願書を送って、早い受験番号をゲットして下さい。
あと、あまり知られていないことですが、自由が丘A中学は、昔、男子校だったせいか、運が悪いと、ガリガリに傷をつけられた机に当たります。
答案用紙に書き込もうとすると、紙がプスッと穴あいてしまうくらいガタガタの場合もあります。
学校側もさすがにわかっていらして、募集要項に、無地の下敷きを持ってきて下さいとあります。
これをうっかり見落として、忘れてしまうと、大変なことになるかも知れません。
そろそろ新しい机が全教室に揃っていることを祈ります。
私立って意外なところにもちゃっかり個性出してますから、くれぐれも気をつけて下さいね。

社会の入試問題は甘くない

2007年03月07日 | Weblog
中学受験の入試問題で、一番見てわかりやすいのは社会です。
算数、国語、理科は、お父様お母様がある程度の大学を出ていらっしゃると、パッと見た瞬間は、こんなものしょせん小学生、簡単なものさ、と思われるかも知れません。
実際に解いてみると、なかなかそうはいかないのが現実なのですが。
ところが、社会に関しては、一目瞭然、なんだこりゃ?と驚かれます。
中学受験の経験の無い方には、想像もつかない問題ばかりです。
公民分野、政治国際とも呼ばれますが、その辺だと、ほとんどの大人が何気なく見逃しているテレビニュースや新聞で報道されている非常に細かい内容が出題されますし、それも全て漢字で書きなさいときますから、世の中でご活躍の大人でも、やすやすとは答案用紙はうめられません。
数年前には、有名な話ですが、星ヶ丘の愛知S中学では、日本地図を描きなさい、という問題がでました。
能登半島、下北半島、淡路島など、いくつかポイントがあり、そこはきっちり描くようにという指示もありました。
地図を描くための広いスペースが答案用紙にたっぷりとってあったはずです。
それを見た小学生の動揺の激しさはいかばかりのものかと思います。
もちろん○か×かだけの採点ではなく、部分点がもらえたと予想されます。
結果的に、一番の採点のポイントは、日本の標準時子午線である明石の位置と、淡路島の位置、そして四国の東端の位置を正確に把握しているかどうか。
指示された半島などはもちろんのこと、日本の全体のバランスなども厳しく採点されたそうです。
大人でも、明石、淡路島、四国の東端の位置関係を正確に描けるかどうか。
小学生たちは、みんな冷静にしっかり答案用紙をうめて出て来ました。
本年度は、N学園男子部で、福島県の知事の弟の汚職に関しても出題されました。
社会の入試問題は非常にユニークです、社会と呼ばれるだけあって、社会の隅々まで興味深く学習しておかないと、なかなか合格点はとれない時代になっています。
ちなみに韓国の食文化についても出題されています。
社会に関しては、語ると非常に長くなるので、またあらためて

男子と女子は文章読解でかなり違いがあります

2007年03月06日 | Weblog
本年度あたりから、国語の入試問題に個性が出てきました。
基本的に男子は、読解しやすいはずの物語文でもつまづくことがあります。
何かというと、小学生の男子は、よほど精神年齢が高くないと、女子ほど、裏に隠された本当の気持ち、などという、ややこしいことは理解できません。
5年ほど前に、首都圏で最大手と言われる進学塾の国語の問題で、物語文、その文章だけで9ページにもわたる長文が出て、その内容たるや、女の子の間のお誕生会に招待するだしないだ、非常にややこしい仲間はずれの話でした。
その模試は、当然、男子も女子と同じ条件で受けたのですが、結果は明らか、男子はボロボロでした。
小学生の男子というものは、何事も純粋でストレート、非常に幼くかわいらしいものだそうです。
そんな子たちが、招待されたのされないのと、もめている物語を9ページも読まされて、あげくに、さあ、これはなぜでしょう、と問われても、さっぱり理解できなかったというわけです。
これは極端な例ですが、往々にして国語の入試問題には、男子向け、女子向けというものがあります。
おどすようですが、女子校、例えばN学園女子部星ヶ丘の愛知S中学など、ハイレベルの女子校の国語は、年々難化してゆくでしょう。
たまたまではありますが、本年度のN学園女子部の国語では、ここ数年、他の中学に合わせて、論説文一題、物語文一題、合計二題出していたものを、13年前までのN学園女子部らしいややこしい論説文二題に戻してきました。
女子といえども、小学生にはかなり厳しい内容だったと思います。
星ヶ丘愛知S中学もN学園女子部に非常に似たタイプのかなり厳しい文章をぶつけてきました。
学校側も女子はかなりひっくり返り、時制も行ったり来たり前後しても、何をしても読み取れるぞとわかっているので、容赦なく出題してきます。
今後もトップレベルの女子校を狙う場合は、国語力は最大限伸ばしておきましょう。
対して、男子校は、ここ数年ずっと、無邪気な男子に合わせて、ややこしいひっくり返った内容は出してきませんでした。
ところが、本年度のN学園男子部は、女子部にも匹敵するほどのレベルの文章題を出し、これからは、なかなか男子校も油断ならないと思わせる厳しさでした。
判断が難しいのが男共学のK市T中学と自由が丘のA中学です。
簡単な文章では、女子の間で差がつかない、かといって、難解な論説文をぶつけると男子の間で差がつかない。
学校側もしばらくは実験的にいろんなことをしかけてくるでしょうね。
幼くて可愛い小学生の男子ほほえましいことですが、国語に関しては、なかなか厳しい時代がやってくるかもしれません。

コメントありがとうございます

2007年03月05日 | Weblog
最近はコメントをいただけるようになり、非常に嬉しく思います。
本当にありがとうございます
共感して下さったり、応援して下さったり、そのおかげで私もまたやる気が出るというものです。
中学受験ははたから見ているよりはるかに厳しい世界です。
受験生は、山のように積み上げられるほどのテキストプリント問題集に取り組み、食べ尽くすといっても過言ではない勢いで頭に詰め込みます。
詰め込み教育はナンセンス、と、ゆとり教育が始まりましたが、皆さんは、そちらが正解だったと思われますか?
人間が世のため人のためになる社会人に成長するには、いつかはたくさんの知識を頭に詰め込まなければならないのです。
それは、大人になられたご父兄が一番よくわかっていらっしゃるはずですね。
小学生、中学生でゆとりを持つこと、すなわち、高校生、大学生でしわ寄せに苦しめられることです。
小学生は、中学受験で、大人でも知らないような、化学の知識生物の知識歴史の知識政治経済の知識などなどを塾の授業で習うと、目をキラキラ輝かせます。
知識を詰め込むことは決してかわいそうなことではないのです。
子供はたくさんのことを知りたがっています。
せっかくの知識欲を大人がつぶすのはどうかと思いますが。
ともあれ、中学受験では、膨大な量の知識を頭に詰め込んで入試に臨みます。
全員が志望校に合格できれば、どんなに幸せな世の中か。
ところがそうはいかないのが、中学受験の世界です。
わずか12歳で、悔し涙を流す子供は非常に多いのが現実です。
例えば最も狭き門と表現したN学園女子部の入試に関しては、ほぼ900名受験する中、合格通知を受け取るのは、わずか220名ほどです。
単純計算700名弱が、不合格通知を受け取ります。
それもトップ校を目指して何年間も不屈の精神で勉強し続けてきた女の子ばかりが900名集まった中での勝負です。
どうですか?
本当に厳しい世界です。
私は指導する側に立っていますが、毎年のことながら、受験する小学生には頭の下がる思いです。
怠けることなく努力し、その結果、例え不合格でも、くじけることなく、次の道を自ら選び、更に次のステップに向けて努力を続けようとします。
心の底から尊敬できるのは、そんな素敵な子供たちです。

分析してみても結局は

2007年03月03日 | Weblog
入試結果報告などというものでプロの先生方が各中学の入試問題を分析して下さいますが、昔ならいざしらず、ここ数年に関しては、こんなん出ました~で終わりのような気がします。
トップ校の入試問題は、さすがに、進学塾に傾向を読まれるような単純なものではなくなっているようです。
特別に裏をかくつもりもないでしょうが、結局は、あらゆる分野の勉強をくまなくしっかりやっておきましょうとでも言いたげな入試問題です。
難易度も、毎年ずいぶん違います。
おおまかに言ってしまえば、トップレベルの女子校を受験する場合は、国語がポイント、トップレベルの男子校を受験する場合は、算数がポイント。
本年度のK市T中学は、共学のせいかちょっと例外となりましたが。
その国語算数の話もやや怪しくなってきたくらいです。
トップ校を受験されるなら、とにかく4教科とも、苦手な単元がないように、様々な切り口の問題に当たり、当日、少しでも落ち着いて入試問題に取り組めるように準備するしかないですね。
細かいことを言えば、多少は、中学ごとに個性はあります。
ただ、来年度、必ずそのパターンかどうか、わからない時代になりつつあります。

愛知県の塾選び

2007年03月02日 | Weblog
続々と進学塾の合格人数発表とも言える折り込み広告が入りますね。
そろそろ塾を探さなければ、と、穴があくほど見ていらっしゃるかも知れません。
合格人数が多いと、ここがいいかしら、少ないと、ここはダメだわ。
単純に決めないで下さいね。
一つの塾を見るとき、過去3年間はさかのぼって考えて下さい。
3年間ずっとふるわない場合は、ちょっとどうかと~
でも、今年の結果だけで決めるのは非常に危険です。
大手は一学年1000人ほど所属します。
ところが、小規模な塾だと6年生全員で25名などというところも少なくありません。
そんな人数になると、塾がどうがんばっても、生徒の志望校を必ずしもトップ校ばかりにできるとは限りません。
私立中学を選ぶ基準として、偏差値の高い学校、と考える家庭も多い昨今ですが、中には、子供の性格に合わせて、情操教育に力を入れている学校、また、運動部に力を入れている学校、など、親の考え方はまちまちです。
正直、いろんな子を見ていると、トップ校に入りさえすればトップ大学への近道になる、とも言い切れないような気がします。
のんびりした性格の子が、授業進度の速い中学に入ったために、途中で落ちこぼれるパターンは少なくないです。
それくらいなら、その子に合うペースの中学でじっくりきっちり学力をつけた方が間違いなく志望大学に合格できるのでは、と思います。
それはエリザベスの勝手な考えですが、とにかくそれぞれの家庭で話し合った結果、決まる志望校というのは、塾の先生が期待するトップ校に揃うとは限らないのです。
小規模の塾であればあるほど、その年に入塾してきた子の志望校がどのあたりかで、トップ校の合格人数も、例年通りとはいかなくなるものです。
ある程度どの塾にするか目をつけたら、少なくとも3年間の様子を見ましょう。
どんな塾でも、毎年、トップ校に山ほど生徒を押し込んでいることはありえません。
塾の先生方も、可愛い生徒を志望校に合格させるために日夜、頭を悩ませがんばって下さっていると思いますが、こればかりは、絶対、と言えない世界ですから、つくづく難しいものだなと痛感いたします。
塾選びは慎重に、子供がその塾を、先生を、友達を、楽しいと思えたら、それが一番のような気がします。
受験勉強が苦痛になるようでは、正しい流れではないのではないか、と、これはもう理想論になってしまいますが。
小学生が小学生らしく続けられる受験勉強であってほしいなと願います。