中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

算数の計算ミス

2007年02月28日 | Weblog
計算ミスの多い子と少ない子といます。
対策はいろいろあるので、あわてて100マス計算などやらせないで下さいね。
計算ミスといっても、それこそ千差万別。
つまらない九九の間違いなら、100マス計算も有効でしょう。
でも、6年生あたりになると、計算問題といっても、小数と分数の商を求めよ、あるいは、いろんなケタの小数の積を求めよ、とにかく、決して簡単な計算問題ではありません。
あれは、単純に計算ではなく、計算のテクニックに慣れることが非常に大切です。
いわゆる計算の工夫というものですが、一回見て、な~んだ、そうやればいいんだと頭にするっと入るものでもないです。
何回も工夫しながら計算問題を解く、この繰り返しがあってこそです。
簡単なミスをする子なのか、工夫さえ身に付けばしっかり解いてゆける子なのか、まずはそこから考えましょう。

追加合格について

2007年02月27日 | Weblog
毎年、いくつかの中学で、追加合格というものがあります。
愛知県周辺の私立中学は、あまり多くないので、偏差値による序列があり、例年通りに合格者を出せば、なんとかかんとかそれぞれの中学の定員に収まるようです。
ただ、たまに入試日程をずらした為に、受験者の層が大きく変化し、例年通りではうまく調整できないだろうと読まれる場合があります。
例えば、A中学とB中学がずっと同じ日程で重なっていた場合、どちらかしか受けられないので、受験生は、自分の偏差値によって、どちらかを選択して受験します。
ところがどちらかが勇気を出して、日程をずらすと、それまでと違い、全員がA中学もB中学も両方受験できることになります。
これだけで、もうすでに合格をどれだけ出せばいいか、読めなくなりますね。
更に、その次のランクに位置づけられているC中学は、A中学、B中学それぞれからどれくらい流れてくるか、もっともっとわからなくなるわけです。
そんなわけで、私立中学は、毎年、頭を悩ませながら、合格を出すのです。
でも、たまに大きく失敗してしまう学校もあります。
合格をたくさん出し過ぎたでもまさか今さら、やっぱりダメですとは言えないので、1クラス増やしましょう、ってこともよくあります。
それで反省して、今年は少なめにしましょう、ありゃりゃ、入学金払い込み人数が、定員に満たないぞ仕方ない、追加合格の電話をしましょう、ってこともあります。
今年はその追加合格がたくさん出た中学がありました。
一度は不合格通知を受け取り、さぞがっかりされたことでしょう。
でも、本来なら最初から合格だったと考えて下さい。
中学側が、間違えて不合格にしただけで、普段なら合格だったはずなのです。
補欠気分で入学するのはやめましょう。
追加でも合格は合格、学校から選ばれた生徒です。
あらためて合格の喜びを味わって下さいね。


過去問について

2007年02月26日 | Weblog
新6年生と呼ばれた瞬間、頭をよぎるのが、過去問です。
いち早く取り組んで、一通り終わると、少し安心できるような気がします。
でも、どんなに優秀な子でも、まだこの時期では、まともな点数は取れません。
早くても6月、と思います。
その頃には、塾によっては、一通りの単元が終わっているのではないでしょうか。
さすがに、政治分野の途中、漢字ドリルの途中、算数も応用発展の途中、それでは、合格ラインに達する子の方が少ないと思います。
この時期に、中途半端に過去問を見せて、その結果、思ったほどできなくて、まだ早かったから、これくらいできれば大丈夫よなんてわけのわからない慰めで終わるくらいなら、きちんと全範囲を学習した初夏に、初見でどれだけ解けるか、確認した方が有効です。
もっと言えば、秋から一気にやっつけても遅くはないということです。
ただし、受験する予定の学校の過去問は、必ずやっつけておきましょう。
甘く見ていると、当日、第三志望だったはずの学校の入試問題で、真っ青になることも、最近では珍しいことではありません。
どんなに偏差値から考えて余裕と予想される学校でも、入試問題が簡単とは限りません。
難問ばかり解いてきたから、どんなレベルの問題を出されても大丈夫と思うのは親だけです。
子供は、見慣れない入試問題には、かなり動揺します。
油断することなく、受験する以上は、必ずその学校の過去問には、慣れておきましょう。

看板を見ましょう、なんとなく覚えましょう

2007年02月25日 | Weblog
最近の入試問題の国語には、漢字や文法の問題が少ないようです。
あくまでも読解力を求められています。
ただ、漢字をやらなくていいかというと、そうでもない、様々なものに結びつきますから、やはり大切
例えば、理科の記述で、蒸発という言葉を含む場合、意外に間違いやすいのです。
水のようになっている部分をチョンチョンチョンチョンと、バラバラにかく子がいます。
国語だけでなく、漢字をいい加減に覚えていると、他の科目でも、思わぬところでマイナスされてしまいます。
漢字ドリルに真面目に取り組むことは当然としても、日常生活で、こんなところで勉強できていたのねと、驚くことがあります。
例えば、5年生の夏の大きいテストで、うけたまわるを、漢字で書きなさい、という問題が出ました。
その塾では漢字ドリルの中で、うけたまわるという漢字を習っていませんでしたから、出題ミスということで、できてもできなくても、全員マルという結果になりました。
うちの子は、承ると、しっかり書いてあり、なぜ点数に関係ないの?と悔しがっていました。
ただ、私はなぜその漢字を知っていたのか、と疑問に思い、聞きました。
いつもクルマで通る道に大きな看板があり、そこに、(修理など承ります。)と書かれており、なんとなく覚えていたそうです。
漢字とは少し離れた話になりますが、5年生の初夏のテストでは、名古屋から静岡県経由の東京までの高速道路の名前は?という問題が社会にあり、それも、鉄道やクルマの好きな男の子なら、難なく答えられるでしょうが、女の子には、???です。
うちの子は、うっすら覚えていて、東名高速道路と書いて正解でした。
それも、特に教えたわけではなく、たまに出かける時に、ボ~っと窓の外を見ていたら、緑の看板に、そう書いてあったから、なんとなく覚えたそうです。
この、なんとなく覚えたの積み重ねが、非常に大事だと思います。
これはどんな科目にも共通して言えることですよね。
あらゆることに興味を持つ、あらゆることを一生懸命見る。
それが目に見えない力になってゆくのかも知れません。

国語が苦手な場合

2007年02月24日 | Weblog
苦手科目がひとつあると気になりますね。
それが国語だと、特に心配です。
算数、理科、社会は、これをやってみましょうあれをやってみましょうと、前向きに考えられますが、国語に関しては、生まれつきのもので仕方がないと、あきらめムードになることが多いようです。
確かに、生まれつき国語力の高い子はいます。
やはり何もしなくても、国語の点数は高いです。
ただ、そんな子でも、たまにズルズルと国語の点数が下がってしまう時期があります。
国語も勉強をコンスタントに続けないと、学力の下がる科目なのです。
算数の計算トレーニングと同じで、少しずつでも、難易度の高い長文を読んで、正しくしっかり読解する、という、トレーニングが必要です。
4年生5年生のうちは、女の子など特に、国語に心配のないことが多いでしょう。
ところが6年生くらいになると、それがあやうくなる時期があるのです。
本を読むといいのでしょうか、と質問されますが、6年生という忙しい時期に、気晴らしで読むのは非常にいいことでしょうが、国語の読解力をメキメキとアップさせるために読むのは、気の遠くなるお話です。
とにかくレベルの高い文章問題を解き、正しい解説をしてもらう。
地道な作業ですが、その繰り返しで、少しずつ筋トレのように、成果が出てくるものです。
入試間近になって、急に長文を解け~とまとめるよりは、普段からコンスタントに取り組んでおきたいものです。

愛知県の私立中学の制服について

2007年02月23日 | Weblog
本年度の受験生諸君はもう進学先を決めたことでしょう。
素敵な制服が届きます、楽しみですね。
ちなみにうちの下の子の制服は、4月1日にやっと届き、本当にはらはらしました。
志望校を決める理由のひとつに制服もありますね。
女の子は特にうるさいそうです。
でも私の知る限り、今はどこの制服も可愛いのではないですか?
男子は昔は黒い学生服が当たり前でしたが、最近ではブレザーが人気とか。
おばちゃんとしては、黒い学生服は、気持ちの引き締まるものがあり、非常に好きですけど。
とにかく時代とともに変化することが多いです。
少し納得いかないのが、N学園男子部の制服廃止です。
式典用にブレザーは持っているそうですが、普段はみんな私服です。
今はみんなオシャレですから、それはそれで人気ありそうですが、昔の制服も特に問題ありとも思いませんでした。
通学バッグだけでも、校章だけでも、通学靴だけでも、何か一つ統一させると愛校心が更にわいていいのではと思いますが。
大きなお世話ですか。
今となっては昔からの変わらない制服が貴重になってきましたね。
男子校では、東区のT中学N中学、女子校では、昭和区のN学園女子部千種区の愛知S中学東区のK中学など。
K市T中学は、数年前に生徒のアンケートなども考慮して濃紺の制服に変わりましたが、相変わらずのきっちりした型で学生らしくていいですね。
千種区A中学は、4年前から男女共学になるにあたって、制服がガラッと変わりました。
バーバリー調のブレザーにチェックのズボンとスカート、今どきの子には人気でしょうね。
ちなみに学年バッジなどというものをいただくことも多いようです。
昭和区のN学園女子部は、白いブラウスのエリに学年バッジをつけますが、これは赤が中学、紺が高校で、白い線の数で学年がわかります。そのため、毎年、学校から新しくいただけます。つまり家にどんどんたまります。
東区の男子校T中学は胸に名前を刺繍して下さり、更に、学年によって通学運動靴の靴ひもの色は、青、緑、黄色、と分けられているようです。
千種区の女子校S女学園は、昔と変わらないようにも見えますが、季節によっては、新しい種類もお召しのようで。
瀬戸市のS中学は、冬服は昔から変わらぬジャンパースカートの愛らしい制服ですが、春夏秋と、何種類も選べるらしく、通学バスからは、いろんな制服の子が降りてきて、まあなんと楽しい、と思います。
千種区の愛知S中学は、昔はブルーエンジェルと呼ばれ、少し変わった色のセーラー服が人気あったそうで、今もほとんど変わりませんが、どうもスカーフが細長くなり、スマートなイメージになっているようです。
全体に現代っ子らしく、オシャレになっていて、甲乙つけがたい素敵な制服ばかりです。
今回、言及できなかった中学にお通いのみなさま、エリザベスの勉強不足で申し訳ありません、先にお詫びしておきます。
とにかく、毎年、デパートなどで制服注文コーナーをうろうろされる親子を見かけます。
おそろしくたくさんの学校の制服が並んでいますが、お子さんの制服が一番カッコいい、一番可愛い
お子さんが大人になっても、大切な思い出の制服になるわけです。
大切に大切にしてあげて下さいね

自習室出入り禁止の刑

2007年02月21日 | Weblog
暖かくなり、すっかり春ですね~なんてニコニコしていたら、知らない間に早くも花粉症がやってきたようです。
最近は小学生でもかなり症状のひどい子もいて、気の毒な話です。
くしゃみ鼻水に悩まされながら、月日はどんどん流れ、新6年生は急に増えた宿題(増えたような気がするのかも知れません)、どうやって、早く終わらせて自分の弱点強化の時間をたっぷり取るか、という大きな壁にもぶつかります。
よくあるのは塾の自習室で終わらせてから帰るというパターン。
これはうちの子たちには非常に効果的でした。
テレビのお笑い番組が大好きな子は、ここしばらくはいけません。
タカ&トシ、チュートリアル、アンジャッシュ、インパルス、ラバーガール、東京03,麒麟、おぎやはぎ、アンガールズ、いつもここから、とにかくうちはマニアですから、テレビから離れませんが、塾の自習室で極限まで勉強して帰ってくるので、多少のテレビは仕方ないと許可
逆にあれのおかげでストレスためずに楽しく受験勉強ができたと、お笑いブームに感謝すべきでしょうか。
ところで、その自習室とは、真剣に勉強をするための部屋ですが、たまに、おしゃべりでうるさい迷惑な生徒さんもいらっしゃるようで。
頼りになる厳しい先生の常駐している塾ですと、目に余る場合、出入り禁止の刑に処せられます。
一週間だけ自宅でやりなさい、やら、もう来るなやら、様々ですが、先生からのお電話で、母は初めて知ります。
自分の子が自習室で無駄な時間を過ごしていたという恐ろしい事実を
お友達と励まし合い助け合い、受験期間を過ごすのは非常に微笑ましいことなのですが、自習室ではやめましょう。
良い結果になった試しはありません。
あの自習室出入り禁止の刑母にはなかなかこたえます。
がっくりしますが、しょせん小学生と、許してやりましょう。
ただし一回だけ
何度も繰り返すようでは、要注意。
早く反省して一生懸命に取り組んでくれることを祈ります

テストの日の朝食について

2007年02月20日 | Weblog
これくらいになると、もう進学塾に入ってゆく生徒の中で一番上の学年が、新6年生になります。
実際には5年生ですから、小さな身体に大きなリュックサックで、痛々しいですが、実はほとんどの子は、あまり苦痛に感じていないんですね。
進学塾はけっこう楽しいらしいです。
大変な受験勉強の中で、楽しいと思わせてくれる、先生、友達、ありがたいことだと感謝します。
新6年生ともなると、大きな模試は数えてみると、そんなに多くはないのです。
アセらせるようで申し訳ありませんが、一般的には、月一回ペースで、最後にはもしかすると、合否判定など出たりして。
ある塾では、合格の可能性をパーセントで表しますが、ついでに可愛いお花がついてきます。さあ今回はお花が何分咲きでしょう~なんて、楽しいような、それどころではないような。
やはり最終テストでは、100パーセント、お花満開を目指しましょうね。
でも~それは絶対ではないので、決して油断しないように。
ところでキットカットですが、ゲンかつぎに一番に名前の挙がるお菓子です。
うちの子は、それと関係なく、これが非常に好きで、朝はまずこれを食べます。
テストの日の朝は、温かいお茶とキットカット2袋(もちろん小さいパックね)をボリボリ食べて出かけます。
ありえないような朝食?ですが、これでずっときてしまうと、もうおかしなことできなくなりますね。
本当はご飯とおみそ汁と、とわかってはいても、それで調子がいいので、ま~これも本人の好みだから、と最後までキットカットでした。
特に病気もしなかったし、背もすくすく伸びたし、食べ物の好き嫌いは全然無いので、お昼と夜のメニューで栄養バランスは考えればいいかと。
うちのキットカットは極論としても、子供にはそれぞれに合った朝食やら習慣やらあると思います。
マニュアル通りでなくても、その子がそれで具合がいいなら、それでよしとする余裕も、持ってあげるといいでしょうね。
ちなみに、N学園女子部は試験時間が非常に長いので、さすがのうちの子も、キットカットの後に、シュウマイを6個ほど食べてから行きました。
おなかがすきすぎるのは、やはり良くないと思います。
朝からはりきってカツはちょっとどうかと、でもお子さんが好きなら、是非、作ってあげて下さいね。

クラス落ちについて

2007年02月19日 | Weblog
新4年生で、そろそろ受験を意識しなければ、と塾探しに東奔西走していらっしゃる方。
新5年生で、そろそろ本格的に受験勉強に集中しなければ、とあせり始めていらっしゃる方。
新6年生で、とうとうやってきた、どうしよう、緊張する~と言いながら、何をするわけでもなく、目の前の課題をこなすので必死とおっしゃる方。
は過ごしにくいです。
特に新6年生は、とうとうやってきたと思わせたいのかというくらいの、宿題、補習、とにかくどんどんあわただしくなってきます。
受験生には3月と4月の切れ目などありません。
一般の公立小学校では、終業式、春休み、始業式、そしてやっと6年生と呼ばれるわけですが、中学受験の世界では、今すでに新6年生と呼ばれて、6年生として扱われ、もうそろそろまとめに入るからな~なんてオドされたりの3月に突入します。
徐々にテスト範囲が広くなり、今までのように、この中から出ますよと親切なことを言ってくれなくなります。
この頃から、少し成績にガタつきの出る子が少なくありません。
あわてることなく、夏までには、ペースを取り戻しましょう。
大手進学塾では、クラス分けされることがほとんどです。
K塾では、特別選抜、選抜A,選抜B、ハイジャンプなど。
M研では、俊秀、TN、KSなど。
テストゼミ、平日授業で、クラスが違う塾もありますし、この先は、とにかくクラスキープに振り回される一年になるでしょう。
塾によっては、偏差値でバシッとクラスを切るところと、生徒の日頃の様子から、情状酌量の余地ありと判断されて、相談の上、クラス変更するところとあります。
これは一長一短ですね。
バシッと切られるのは、一見厳しいようですが、中にはそこまでされないと目が覚めない子もいます。
ただしそれが6年生秋だったりすると、大変な精神的ダメージです。
情状酌量してくれる塾は、一見優しそうですが、実はただの甘やかしになる場合もあり、読み間違えると、予想しない結果にもつれこむことも。
ただし、子供にとっては、先生一応、日頃の努力を認めてくれているのねと更に信頼を寄せることになるでしょう。
どちらにしても、その塾の方針ですから、入塾した以上は、覚悟を決めましょう。
クラス落ち一つで、動揺するようでは、入試当日どうするんだ、とでも言って、一刻も早く対策を練って、復帰する努力を始めましょう。
落ち込んでいても24時間、文句言っていても24時間、もったいないので、ひたすら前に進みましょう。
ずっと同じクラスにいれば、仲良しが定着して非常にいいこと。
もしクラス落ちすれば、新しい友達が増えて人生の幅が広がった。
それくらいに考えて、次、次、次、どんどん進みましょうね。

今、素敵な報告が来ました。第一志望校に不合格で落ち込んでいた努力家の男の子から、追加合格の電話がきましたって
彼が不合格だなんて、毎晩うなされていたエリザベスは、やっとぐっすり眠れます。

一応ふりかえっておきますか

2007年02月18日 | Weblog
そろそろあちらこちらの進学塾で、平成19年度の入試問題分析が行われていますね。
終わったこととはいえ、一応ふりかえっておきますか。
一言で言えば、K市T中学で、やや雑な選抜が行われたような。
本年度は、まさかのK市T中学落ちに、傷ついたお子さんも多かったと思われます。
どの科目もかなりの高得点が予想されます。
特に算数、社会などでは、上位層の子供たちに差がほとんどつかない状態でしょう。
ではどうなるか。
つまらないミスをした子の負けです。
恐ろしいくらいの下剋上が起こったと考えられます。
たまにあるんですよね、こういう入試
一科目のみならず、ほぼ全科目に渡って、難易度を下げていますから、今回のK市T中学は、進学塾の先生方も、言葉も無いといったところでしょうか。
これも全て受け入れての中学受験ですから、何を言っても仕方ありませんが、入試問題の難易度が上がる下がるが、今回ほど合否結果を狂わせたのも、久々のような気がします。
他の中学に関してはどこも、多少の変動がありますが、まあ、こんなものでしょうとします。
予想だにしない結果に涙した諸君は、世の中甘くないぞと肝に命じて人生勉強としましょう。
来年、再来年に入試を迎えるお子さんたちは、まだ実感もなく、ぼや~っとしたイメージしか持てないでしょうが、予期せぬことも起こってこその勝負、何が起こっても、絶対に負けないという強い気持ちで臨んで下さい。


子供の人生の流れをイメージしてみましょう

2007年02月17日 | Weblog
高校受験も大学受験も今が正念場。
中学受験も異常な過熱で、それはそれは大変な世界です。
ただ、中学で人生決まってしまうわけではありません。
子供にはいろいろな流れがありますよね。
トップ私立中学に合格し、エリートとしてめきめき頭角を現し、見事、最高レベルの大学に入り、世のため人のためになるような素晴らしいお仕事に従事する子。
あるいは惜しくも第一志望ではない私立中学に、迷いながら入学し、意外にも充実した教育を受けて、ぐんぐん伸びて、才能を開花させる子。
また、公立中学から県立高校、そして地道な努力の結果、大学、就職なども順調に進められる子。
まだ中学受験が終わったばかりで、イメージしろと言われても無理だと思います。
私もやっと最近、上の子供の人生のイメージが、うっすらと見えてきたような、気がするような、しないような。
でも、どんな学校に入学しても、学校が立派な大人にしてくれるわけではありませんから、いつでも親が子供の全面的な味方でいてやること、それが一番大切。
素敵な大人に成長する一番の近道ではないかと思います。
第一志望校とご縁のなかったお子さん、それでもこの先どう成長してゆくかは、全然予測のつかないこと。
逆に、第一志望校に合格されたお子さん、それでもまたこの先どうなるのやら。
長い人生、勝負はまだまだ続きます。
ただ、遊びたくても、疲れていても、がんばって毎日の課題をこなしてきた子供たちに、ほんのしばらくは、素敵な春の訪れをゆったりした気持ちで過ごしてほしいなと思います。

春を迎える準備は進んでいますか

2007年02月16日 | Weblog
ほとんどの中学の結果が出たようです。
今年もまた、波乱に満ちた合否結果に心を痛めるご父兄も多かったようです。
偏差値だけでは予想しきれない、入試問題の難易度や傾向により、微妙に合格者の選抜基準がずれる場合があり、純粋に真面目にコツコツ勉強してきた子が、すっぽりブラックホールにはまりこんでしまうことが、数年に一度起こります。
なかなか厳しい現実ですが、それでもなお、合格ラインをクリアするためには、相当の学力、精神力、その他もろもろを必要とします。
なにせまだ12歳その全てをパーフェクトに要求されても、みんながみんな常に安定した精神状態でいられるわけもなく、このあたりは、受験生を抱えるあらゆる立場の人間の、永遠のテーマだと思います。
甘やかしてもいけない、ましてや、叱り過ぎてもいけない、こればかりは千差万別ですから、一人一人を数年間かけて、じっくり分析して、最終的な声かけはどのようにするかなどを、頭にしっかり入れて当日に臨むこと。
ただ、これも気をつけることのほんの一握り。
エリザベスとしては、この子の泣いた顔は絶対に見たくない、その思いだけで、模試の度に、できるだけ本質的なものを探っておこうと、結果が出てからの反応などを記憶に残します。
その子が第一志望校に合格して、ニッコリ笑える日を楽しみにする毎日です。
そろそろ入学説明会が始まっていますね。
少しずつ、子供自身が、その学校に通うんだという実感がわくとともに、中学生になるんだ、この制服を着るんだ、という春に対しての期待、喜びのようなものが胸いっぱいになるといいですね。


それぞれの春

2007年02月14日 | Weblog
それぞれの春。
予想通りの中学に進むことになったお子さん。
予想と少し違った形の春を迎えることになったお子さん。
しばらくは複雑な思いを胸に秘めて、残りわずかな小学校生活を笑顔で過ごそうとがんばっているお子さんも少なくないと思います。
年々過熱している中学受験の世界は本当に厳しいものです。
それだけに、まわりの人間は、たくさんの覚悟をして、逆にほんの小さなことでもほめて励まして、あ~思い出したくない、と子供に思わせないような過ごし方をしていただきたいです。
入学説明会があり、制服注文があり、靴や鞄や定期券や、たくさんの準備に忙しくなることでしょう。
万が一、第二志望校に通うことになったら、第三志望校でなくてよかった、第三志望校に通うことになったら、第四志望校でなくてよかった、第四志望校に通うことになったら、第五志望校でなくてよかった、冗談ではなくて、本当にそうなんですよ。
お子さんは入試当日、少なくともドキドキしながら受験票を持って、試験問題を受け取り、助けて~こわいよ~と言いたい気持ちをおさえて、一生懸命にたたかったのですよね。
どんな結果でも大切にしてあげて下さい。
制服が到着したら、なかなか似合うじゃない?と言ってあげれば、きっとニッコリしてくれます。
親が何を考えていても、入学式はあっという間。
そして、お子さんは不思議なほどのスピードで、その学校になじみ、毎日が楽しくて仕方がない、と、ニコニコで帰ってきます。
人生の幸せって中学受験だけですか?と聞かれて、
そんなはずはないとどの大人も当たり前にわかっているのに、やはりしばらくは心の片隅にいろいろな思いを残してしまいますね。
親はそれでいいんだと思います。
子供のためにいろいろな思いをして、取り越し苦労までして、それが親の愛情なんだと思います。
大切なのは、同じことを何度も繰り返さないこと。
これはエリザベスがいつも自分に言い聞かせていることなのです。
まだ12歳で、ずいぶん大きな勝負をしましたが、この先、もっともっといくらでも勝負しなければいけない場面がやってきますよね。
その時には、今より少しでも成長していること、強くなっていてくれることを、祈って願ってそれが親の一番大事な仕事かなと。
人の心の痛みのわかる幅の広い人間に成長する素晴らしいチャンスだと受け止めて、次の勝負のスタート、門出を祝ってあげたいです。
説教がましくなりましたが、中学受験で、親が納得できるレベルの学校になんとか収まることって、大変なことなんですよね。
私も毎年たくさんの受験生を見てきましたが、つくづく頭の下がる思いです。
エリザベスのブログを読んで下さった方々のお子さんが、幸せな中学生活を送られることを祈っております。

新6年生と呼ばれる君たちへ

2007年02月13日 | Weblog
もうそろそろ新6年生と呼ばれてドッキリするお子さんも増えてきますね。
進学塾では2月末からは、5年生のことを新6年生と呼び、今までのような優しい口調のかんで含めるような説明はしてくれません。
先生たちの愛情は変わらないはずですが、下手に甘やかすことが生徒に対して良いことではないと、皆さん葛藤が。
四科目それぞれに、少しずつ難度が高くなり、おかしいな、おかしいな、今までのように成績が安定しないな、と、戸惑いの出る時期でもあります。
5年生の間、成績の良かった子ほど、この春から夏にかけて、方向を見失うことが多いようです。
国語が得意だったはずなのに、逆に国語が足を引っ張る。
あるいは社会に時間をかけても点数に結びつかない。
もしくは算数の立体がてんでダメ、理科の電流がてんでダメ。
その子のそれまでの取り組みで、ほんのわずか取りこぼしたものが、これでもかというくらい苦しめてくれます。
苦手だから、とあきらめてはいけません。
苦手なものなど残さないで下さい。
6年生後期になると、そのわずかだったはずの苦手分野が、恐ろしいくらいの大きな影響をおよぼします。
早いうちに苦手なものを無くす努力をしましょう。
夏休みを越えるとあまり時間に余裕が無くなります。
エリザベスの生徒には、毎週のテスト結果などから、抜けているものを読み取り、必要な教材を引っ張り、あいた穴をうめてうめて、の努力を繰り返し、大きなテストに臨むという万全を期した進め方をさせています。
やるなら中途半端ではなく、志望校に是が非でも合格できるよう、充分すぎるくらいの学力をつけたいものですね。

お天気に恵まれ落ち着いた入試でした。

2007年02月12日 | Weblog
今日はここ数年トリを飾るK市T中学の入試でした。
昨年もそうでしたが、寒い地域と名高いわりに、入試の日は非常にいいお天気なんですね。
どの子もこれで終わりだ~と明るい表情で校舎から出てきます。
子供って不思議ですね、テストが終わるともう終わり、結果は二の次という顔なのですが、親にとっては結果が全て、本当に複雑なものです。
上の子の年には、このK市T中学の入試はN学園女子部の前に行われたため、K市T中学をクリアしても、まだまだ~という雰囲気でした。
二年前から日程が変わったK市T中学の入試は、ほとんどの場合、男子トップ校T中学も男子人気校N学園男子部の入試も終わっており、とにかくとにかく終わり。
N学園女子部の入試も終わっているので、K市T中学の入試会場では、親たちは、知り合い見つけて、打ち上げのようにおしゃべりに花を咲かせ、校舎から出てくる子供達は、塾の仲良しで集まり、メルアド交換が始まり、結果はさておき、遊ぶ気まんまん
私自身も不思議なくらい幸せな気分になりました。
おかしなものですね、実際にうちの子供たちはK市T中学には通っておりませんが、あの時の平和で幸せな気分は永遠に忘れられず、非常に印象がよろしい。
ま、とにもかくにも、中学入試はここ数日でバタバタと過ぎました。
あとはゆったりした気持ちでお子さんに与えられた運命の学校からのインビテーションカードを待って下さい。
その運命の学校は、あなたのお子さんが素敵な笑顔で入学式に来て下さるのを待っていてくれるのです。
そう考えたら本当に幸せなことではありませんか。
今日まで遊びたいのを我慢して、暑い日も寒い日も勉強し続けたお子さんたちに、神様から素晴らしいプレゼントが届きますように