中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

社会の入試問題は甘くない

2007年03月07日 | Weblog
中学受験の入試問題で、一番見てわかりやすいのは社会です。
算数、国語、理科は、お父様お母様がある程度の大学を出ていらっしゃると、パッと見た瞬間は、こんなものしょせん小学生、簡単なものさ、と思われるかも知れません。
実際に解いてみると、なかなかそうはいかないのが現実なのですが。
ところが、社会に関しては、一目瞭然、なんだこりゃ?と驚かれます。
中学受験の経験の無い方には、想像もつかない問題ばかりです。
公民分野、政治国際とも呼ばれますが、その辺だと、ほとんどの大人が何気なく見逃しているテレビニュースや新聞で報道されている非常に細かい内容が出題されますし、それも全て漢字で書きなさいときますから、世の中でご活躍の大人でも、やすやすとは答案用紙はうめられません。
数年前には、有名な話ですが、星ヶ丘の愛知S中学では、日本地図を描きなさい、という問題がでました。
能登半島、下北半島、淡路島など、いくつかポイントがあり、そこはきっちり描くようにという指示もありました。
地図を描くための広いスペースが答案用紙にたっぷりとってあったはずです。
それを見た小学生の動揺の激しさはいかばかりのものかと思います。
もちろん○か×かだけの採点ではなく、部分点がもらえたと予想されます。
結果的に、一番の採点のポイントは、日本の標準時子午線である明石の位置と、淡路島の位置、そして四国の東端の位置を正確に把握しているかどうか。
指示された半島などはもちろんのこと、日本の全体のバランスなども厳しく採点されたそうです。
大人でも、明石、淡路島、四国の東端の位置関係を正確に描けるかどうか。
小学生たちは、みんな冷静にしっかり答案用紙をうめて出て来ました。
本年度は、N学園男子部で、福島県の知事の弟の汚職に関しても出題されました。
社会の入試問題は非常にユニークです、社会と呼ばれるだけあって、社会の隅々まで興味深く学習しておかないと、なかなか合格点はとれない時代になっています。
ちなみに韓国の食文化についても出題されています。
社会に関しては、語ると非常に長くなるので、またあらためて